Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog その他
昨年はほんとうに慌しくも音楽的には深みを増す事ができた一年だった。
1月の「けやきホール」でのトリオコンサートに始まり、北浪良佳のCDプロデュース、日野皓正クインテットのドラマーのチェンジ、そして音楽の方向性の大転換。ハーモニーホールでのソロコンサート。the MOSTでのツアーもたくさんありました。
2008年はどんな年になるだろう?
まずは健康面に気をつけて体力も付けていくこと。年末はツアーが少なく「ビリー」がサボり気味だったが、またジム通いを始めよう。
今年こそは、自分の音楽を突き詰めて行きたい。リーダー作もご無沙汰なので是非実現させたい。作曲も沢山したい。
写真のセンスもアップさせたいなあ。。。(笑)
今年も充実した演奏、創作をしていきたいです!今年もよろしくお願いします!!!
海上自衛隊のイージス護衛艦「こんごう」が米国以外で初めてミサイル防衛システムの基幹をなす海上配備型迎撃ミサイルの迎撃実験を成功させたというニュースを聞いた。
ふーむ、テクノロジーの発達は素晴らしい。攻撃してくる弾道ミサイルの極小さな弾頭目掛けてミサイルを大気圏外でぶつけて阻止してしまう。切り札を作り出したんだなあ。
しかし、このシステムを開発するにあたってどれくらいの予算が使われているのだろう?
核ミサイルを保有する北朝鮮や中国に対する牽制。このシステムでミスした分は地上に配備されているのパトリオットや2隻目のSM3搭載イージス艦で完璧に国土はカバーされるらしい。
中国や北朝鮮はこれで現在保有するミサイルが役に立たないことを知り、あきらめるのか?いや、それをも上回る武器を開発するんだろうなあ。そして、それを迎撃するためのシステムが開発され。。。。。。。。。。。。
このシステムが実際に使用されることはないんだろう。
カードを保有するためだけのいたちごっこ。。。。。。。。。。。。。あーーー無駄だ。もっとしなければならないことが山積みだろうに。地球温暖化防止を筆頭に。
温暖化と言えども、ほんとうに寒くなってきました。皆さん、流行風邪には気をつけましょう!私はなんとか、体調が元に戻りました。お腹にくる風邪はきついっす!
今週はいよいよ恒例のSTB139のクリスマスライブです。さらに気持ちを引き締めて年末にかけてラストスパートです。
ウイーンの老舗ピアノメーカー「ベーゼンドルファー」が、なんとヤマハに完全買収されたらしい。
これを聞いて思ったのは、この、ヨーロッパの伝統ある歴史的なピアノの音を壊さないで大切にして欲しいということだけだ。
年間の生産台数が300台ほどに留めて手作業による緻密なピアノ造りを守り続けているメーカーだけに、日本の大量生産を誇る工業製品としてのピアノと同じにしないで欲しいな!
ウイーンの工場と従業員はそのまま存続らしいし、品質は保たれる。。。。。だろうが。世界的財産を守るためにヤマハが投資したという美しい話になればいいと思うのだが。
逆にヤマハがベーゼンのノウハウを学んで品質向上の為に勉強してくれれば、それはそれで意味のあることだと思います。
どちらにせよ、ベーゼンドルファーとヤマハに意味のある未来があって欲しいと願わずにはいられません。
僕が大尊敬するブラジルのシンガーソングライター、「Ivan Lins」のライブを聴きに東京ブルーノートに出かけた。
もうかれこれ20年近く聞き続けている最も憧れているシンガーそしてコンポーザーだ。彼の書く曲にはマジックがあるのだ。
思い起こせば、NYで9.11のテロが起こる直前、「That Early September」のレコーディングを控えて曲作りや練習に励んだマンハッタンでの日々。NYのブルーノートにイバンさんが出演しているのを知っていた僕は、まだ完成していなかった「Voices in The Night」の見本盤というよりはCDRをカラーコピーで作ったジャケットに入れ、演奏後に彼に面会を申し込んだのだった。快く楽屋に迎え入れてくれた彼は
「Setenbro」が演奏されているCDを見て「ありがとう。聞いてみるよ!」と受け取ってくれたのだ。
普通、どこの馬の骨とも解らない日本人の自費製作まがいのCDRなんか聞いてくれるはずもない。。。。。まあ直接本人に渡せたから満足して帰って、翌日からのスティーブ.スワロウさんとのレコーディングも無事終えて。帰国した翌日。。。9.11だったのだ。忘れられない夏だった。
それから月日は経ち、2003年にイバンさんは東京にやって来た。もちろん二日続けてブルーノートに足をはこんだ。
面会を申し込んでステージに感動したことを伝え、新録音の「Synchronicity」のCDを手渡した。じっとジャケットを見つめた彼は、「Akira.....Akira.....?Akira Ishii....?前にチープな感じのCDくれたか?」「はい、NYで見本のCDをお渡ししました。」「あーーーーーっつ!覚えてるぞ!Setembroを弾いてくれてたな!あれは良かったぞ!カミサンも気に入っているよ。」「ほんとですか!?感激です!!」と、こんな会話を交わし、また明日聞きにくると告げて別れた。
翌日、また楽屋を訪れた僕を見つけるや否や、イバンさんに「Akira!!」といきなり抱きしめられたのだった!「CD聞いたぞ!Saind de Mimをあんなに素晴らしく弾いてくれてありがとう!!」幸せの極地だった。長いことラブコールを送り続けた甲斐があった。
「僕の夢は、あなたと共演することです。」「もちろん!いつかやろう!!」
この約束は未だ果たせずにはいるが。
今日、4年ぶりにイバンさんのライブに行って、相変わらずの愛溢れる歌声に酔いしれた。大好きな
「Bilhete」も初めて生で聞けて、「Ai Ai Ai Ai」で盛り上がり、最高のステージだった。
終演後、今回は面会は店のスタッフに断られ(怒)仕方なくサイン会の列に並ぶ。
やっと番が回ってきた。勿論顔は覚えていまい。「Akiraと書いて下さい。」と買ったCDを差し出すと、「ん?Akira?。。。。。。。ピアニスト?」「そうです!!!」「おーーーーーーーっ!ありがとう!!!」「また会えて嬉しいです。あなたの歌と曲を愛しています。」「ほんとうにいつか、一緒にやろうな!メアド書いておくから、メールくれよ。」
まだ渡してなかった「Embrace」と「Seane of Jazz〜Summer」と名刺を渡して別れた。表参道の風が気持ち良かったです!!!
何か事が運びそうな予感。
8月6日、我々は石垣島に上陸。さらに日差しは厳しい。もはや日本ではないような感覚に襲われる。
さてと思いきや、大変な現実に直面する!!
台風6号が八重山諸島を直撃か!?!という。石垣島は日本最南端、すぐ西は台湾だ。
7日はコンサートだ。それは絶対に無理という判断。予備日として8日も押さえてあるのだが、それも無理をしないほうが。。。。という判断がされた。この辺は台風の速度がまだ遅いのだ。
そして最終決定がなされました。コンサートは9日決行!!
飛行機の手配なども着々と進められる。手はずは整った。こちらの告知もスムースに行われた。
あのう。。。。。。。。僕9日にライブが。。。。。。これは仕方ない。
すいません!!!9日の「上町63」での安カ川大樹(b)とのライブは泣く泣くキャンセルさせていただきました。ほんとうにお店や安カ川君、お客様には申し訳ないです。とは言え、6日には石垣島の町並みや美しい海を少し楽しみました。今現在7日18時ですが、風がかなり強くなってきました。今年3連発で台風に遭遇です。
今年のゴールデンウイークは忙しかった。
「ブルースアレイ」でのthe MOST、「サムデイ」での古野光昭(b)カルテット、「上町63」での古野多田石井トリオ。
二日続けて、珍しい「ニューヨークスタインウエイ」でライブも。ただでさえ東京に存在自体が少ないし、スタインウエイがあるライブハウスも珍しいのに。偶然ってあるもんだ。
上町では初めての取り合わせのトリオで楽しかった。開始時間も早かったにもかかわらずたくさんのお客さんにいらしていただき、ありがとうございました。レコーディングのミックスダウンのために上京していた北浪良佳(vo)も飛び入りし、またまた盛り上がりました!!
そう、このGWは「世田谷ドリームジャズバンド」のレッスンとレコーディングの仕上げにかかりっきり。ドリバンはいろいろ問題も出てくるが、彼らはがんばって自分たちを表現し始めたので、7月のコンサートが楽しみだ。
レコーディングは「演奏を録音」「録った音をバランスをとってミックス」「曲順を決めてマスタリング」という作業に分けられる。その中のミックス作業は最も時間がかかる。バンドの形態や音楽の種類にもよるが。今回の北浪良佳のレコーディングはセッションごとに楽器編成がかなり変わるため、手間取っているのだ。結局まだ半分しか終わっていない。。。。。。。今週にはあげなければならない〜!大変だ!!
今日だけは久しぶりのオフ。横浜の県民ホールに「Keith Jarrett Trio」のコンサートを聴きに行った。久しぶりのトリオによるコンサートだ。
キース.ジャレット ゲイリー.ピーコック ジャック.ディジョネット
不滅のトリオだ。もう20年以上。このトリオの歴史は自分のジャズ歴そのものだ。このトリオが目標であり、あこがれだった。現在はそのあまりに強すぎる呪縛からは逃れられつつあるとは思うが、最も影響を受けていることは間違いないし、否定するつもりもない。
いつもの様に飾りの全く無いステージが暗くなり、3人が現れる。登場するだけで絵になるトリオだ。
毎回、儀式であるかの様にピアノソロによるイントロで静かに幕を開ける。今日も最初の曲は「All of You」。何度聴いたか分からない。シンプルな音使いからだんだんハーモニーが発展し始める。いつもよりちょっと遅めのテンポで落ち着いた感じの滑り出しだ。
続いて「Doxy」「Skylark」「題名忘れたBlues」「Someday My Prince Will Come」とあっさり1部終了。
んんんん。なんか変。何か集中しきれていない。心にぐーーーーーーーーーーーーっと来る瞬間が皆無だった。。。。こんなのは初めてだ。後半に期待しよう。
後半が始まる。2曲、聴いたことの無い知らない曲が演奏される。なかなか面白い仕掛けのあるサビありの3拍子のブルース。オリジナルかな?そしてボサノバチックな歌物っぽい曲。この曲あたりからキースの音に魂が入り始めたように感じた。ゲーリーもパラパラ弾かずに低音部でじっくりと弾きだした。ジャックは相変わらずテンションが低いままだったが。。。そして「Sandu」。キースに火がついた。次の「Late Lament」が今日のベストだったように思う。3人がしみじみと心を込めて演奏したと思う。そして「Bye Bye Blackbird」で終わり。だいぶ盛り返したとは思うが、全体の印象は75パーセントくらいな感じ。
アンコールはいつものように「When I Fall in Love」「Stright No Chaser」と続いた。
最後の「Stright No Chaser」で初めてジャック.ディジョネットが仕掛けた!突然、攻撃的なフリーな演奏!ゲーリーはピアノとドラムの激しいからみあいを見つめているだけ。演奏は2分くらいで突如「コーン」と終わったが、スリル十分に面白かった。今まで聴いた中でも最も印象に残る「Stright No Chaser」だった。
しかし、全体の印象は、そうは変わらない。今まで何度聴いたかわからないがワースト1だった。もちろん驚異的水準だ。とんでもない所まで行ってしまっている演奏も何度も目の当たりにしてきたからこそ、愛しているからこそ敢えて今日のコンサートには苦言を呈したい。キースジャレットトリオはこんなもんじゃあないんです!!!!!元々、奇抜なアイディアやアレンジを聞かせるトリオではない。極々普通なスタンダードを、その驚異的な3人の生命力でこれまでにないギリギリのところまで深め高めて行った所に人々は唖然とただ心を開いて聞き入るしかなかった。
マンネリと言われたか言われないかは知らないが、何度もこのトリオには新しいピークがあった。突如、全ステージをインプロビゼーションで押し切り、賛否両論があったりした時もあったが、自分には刺激的で新鮮だった。
もう大ベテランの域に達する大御所3人だ。枯れて渋みが出てきたという聴き方もできなくはないが。そうじゃないのだ。まだまだとてつもなく刺激的で新鮮な演奏が出てくるのだ。現にソロピアノのパフォーマンスは年々自分の限界に挑むかというような過激なアプローチを繰り広げているのだ。
自分も同じような歳のなれば考え方も変わるのかもしれない。
今日がたまたま調子が悪かったんだと信じたい。でも私はキースを応援し続ける。だって心の師匠だもん!!
ブルーノート大阪が終わり、あと二日大阪に残り、音大のレッスンやパーティーでの演奏の仕事をこなし、20日に博多入り。日野さんは大阪に残り、ゴルフをしてから博多入り。
みんな終日自由行動。私は初めての博多に戸惑う和丸の保護者と化す。おやつに「一風堂」のラーメンを食べ、天神のCDショップやカメラ屋さんをのんびり見て歩く。そして少し昼寝して晩御飯はとんかつ屋さんへ。和丸、若いだけあってよく食います!!
翌日は日野さん、金澤さん、多田さん、マネージャー田渕くんはゴルフへ。またしても残されることになった石井、和丸組はどうしようかと相談。
「映画いこうかな〜。シーサイド公園とかも行きたいなあ!」(ほぼ原文のまま)と和丸くんおっしゃるので
「よっしゃよっしゃ!」と、おじさん張り切ることに。
海は絶好のカメラ試す機会じゃあないか!!実は大阪で朝日新聞の大野さんにいいカメラを長期貸与していただいたのだ!コンパクトながら素晴らしいレンズを持った「ミノルタTC1」。楽しみだなあ〜!大野さんありがとう〜また作品見てくださいね!
翌日、お昼に集合し、まずバスでシーサイドももち海浜公園に行くことに。久しぶりの海を見て和丸うれしそう。海で育った子だからなあ。これまでの生活と180度違う生活で現に大阪で、体調を崩したりしていた。これだけ叩かない日が続くとエネルギーの発散に困ってしまうのだろう。
しばし浜を散歩して、ふと思う。今日は土曜日で行楽日和(でもなかったか)なのに、えらく人がまばらだなあ。。。。とても爽やかで気持ちよい!カメラも3台でいろいろ撮り比べてみよう。
東京タワーに次いで日本で2番目に高い「福岡タワー」にも。登ろう。地上120mからの眺めは爽快だ。博多湾にはたくさんの小さい島があるのを知った。韓国も見えるなあ。。。。。なーんて。
その後、天神にバスで戻り、賛成多数で「ハンニバルライジング」を見に行くことに。封切りしたばかりの土曜日の夕方。あまり混んでて立ち見だったりしたらあきらめよう。次回まで30分ある。なかなかいい時間だ。かなり歩いて疲れたのでロビーで座ってドリンクなんか飲んでても、そんなに人がいない。。。
劇場オープンして一番乗りで特等席をとる。映画始まっても、、、、ガラガラ。ありゃりゃ〜拍子抜け。客席一割にも満たない感じ。
内容は。。。。。まだまだ見ていない人が沢山だろうし、パス!!若き日の「ハンニバル.レクター」役の「ギャスパー・ウリエル」はなかなかいい味出していたと思う。深い悲しみを持ち狂気に落ちていく様を力演していたと思う。
映画を楽しみ、お腹もへってきたのだが、ホテルに帰り、たまった洗濯物を洗いにコインランドリーへ。ここは混んでいた!!(笑)
洗った洗濯物を乾燥機に放り込み、やっと8時すぎに「モツ鍋」屋さんへ。さすが本場のモツ鍋、旨過ぎる!!和丸大喜び!!さっきの映画にも関わらず、血が滴り落ちる「生レバー刺し」を貪り食うわたしと和丸。すごい光景やあ!〆にちゃんぽん麺もたらふく食べ大満足でした。
さすがにおじさん疲れた。さあ〜ゆっくり寝よう zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
「タローネ」と読む。イタリアの伝説的な調律師だ。名ピアニスト、ミケランジェリの調律をずっと担当していたり、ヤマハが初めてグランドピアノを作ろうとした時に招待され助言をしたりした人だ。
彼自身が、いろいろなメーカーのピアノを知り尽くした上で、さらに自分の理想のピアノを求めて妥協の無いピアノを作ってしまった。それが、幻のピアノ「TALLONE」だ。
以前、ひょんな事からお邪魔した、大阪吹田市にある「うたまくら」というピアノ工房の調律師の荒木さんからメールが届き、「面白いピアノが入りましたから、是非弾きにきてください。」とのこと。
18日は日野バンドはオフで音大の授業が3時過ぎからあるので、お昼頃に訪ねていくことに。
工房とレッスン室を兼ねた部屋には、でーんとタローネの180cmのグランドが鎮座している。落ち着いた木目調。他にもアップライトの「グロトリアン」「スタインウエイ」「ベヒシュタイン」、とても古い「ヤマハ」など、素晴らしい状態のものばかり置いてある。おっと、思わず涎が。。。。。
さっそく弾いてみる。第一印象は「弾きやすい!」
強烈な個性は無いのだが全てにおいて心地よい。音色は力強いが滑らか、飽きが来ない感じ、反応も早い、手の向こう側の弦が鳴るというよりは体に入り込んでくる感じ。「ベーゼンドルファー」のように凄いピアノを弾いている感じでこちらも構えてしまうことなく、あくまで自然に普段着のように心地よい。要するにストレスをまったく感じさせないのだ。これは地味だが凄いことだ。流石に、楽器としてのピアノと弾き手を結びつける事に目標を置いているであろう「調律師」の目指すところであったのではないだろうか?!
随所に見られる工夫がある。響版が丸く太鼓のような形に段が付けて丁寧に削られていたり、3本の弦の張り方が1本は独立、2本は折り返しになっている(普通は2本ずつ折り返しで隣り合う音と共有する1本がある。また全ての弦が独立している場合もある)ので、隣の音との干渉が無い。響版を支える駒の部分に薄く細長い穴や鍵穴のようなものが開いているのもバイオリンの駒の穴からヒントを得ているらしい。
とにかく、短時間でしたが、またとない経験をさせてもらいました!!幸せ!!ありがとうございました。
関西にお住まいで興味がある方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
月曜日から今日木曜まで、ヴォーカリスト「北浪良佳」のレコーディングがあり無事終了しました。
とにかく、疲れたああああああああっ!!!
このプロジェクトが発足したのは去年のこと。大阪音大の後輩である彼女からCDのプロデュースをいてくれないかというオファーがあったのだ。レコード会社は「ビデオアーツ」。そこの社長の海老根氏とは前から顔見知りだ。
プロデュースとアレンジャーとピアニストとして演奏するのを全て兼ねるのは正直大変だったが、今年に入ってからの綿密な打ち合わせと嬉しい偶然が重なり、今月を迎えた。
まずは選曲。なるべくメロディアスで親しみやすい曲。口ずさみたくなるような曲。すごく有名なんだけど、あまり人が取り上げない曲。これがまた難しい。
北浪の持ち味はオペラで鍛えた大らかな表現と、日本語の曲における説得力、ジャジーな雰囲気、それらが人懐っこいキャラクターと相まってライブでとんでもないパワーを生み出す所だ。反面、多方面に目が移り、焦点が絞りきれずに崩壊する危険を孕む所がある。今回はその長所を上手く取り入れ一本筋の通った物を作りたかった。が、やはりそこで一番苦労した。
今回のトンでもないハプニング!!
スペシャルゲストにフランスから素晴らしいアコーディオン奏者の「リシャール.ガリアーノ」さんが参加してくれたこと!!!!!
メンバーを選ぶ際、「何か普通の管楽器ではない他の魅力的な楽器を入れたい。例えばアコーディオン
とか、場合によっては弦を。」という発言に海老根氏は「リシャール.ガリアーノさんはいかがですか?」
...........「えっ?!今何とおっしゃいました?」
「調度その頃彼の七重奏団がピアソラのプログラムで来日するんですよ。弦もいますから彼らに参加してくれるよう頼んで見ましょう!」.......「えええええええええっ!??」
ガリアーノ氏のCDの販売権はビデオアーツにあり、今回の来日公演の招聘もそうなので実現したのだった!
他の日本側のメンバーは、井上陽介(b)、天野清継(g)、小沼ようすけ(g)、外山明(ds)、大坂昌彦(ds)という豪華メンバーが揃った。それにリシャール.ガリアーノ七重奏団。
なんと、まあ。。。
初日と二日目は井上、天野、外山とのカルテットのセッションと小沼とのデュオセッション一曲。
三日目四日目は天野さんと外山さんが抜け大坂昌彦が入る。
レコーディングは思わぬ面白さを増し、快調に進む。まずは外山さんの宇宙人ぶり!一筋縄ではいかない浮遊しているというか、不思議なグルーブうを叩き出し、常にバンドに刺激を与え続ける。そして初共演の天野清継さん。数々の種類のギターを操り、ブルージーかと思えば繊細に、そしてあるときは燃えるような素晴らしいプレイ。一曲だけ参加の小沼ようすけはガットギターでしっとりと聞かせてくれた。
二日目の4/10は早めに録音を終え、紀尾井ホールにガリアーノさんのコンサートに挨拶を兼ねて行く。今回のプログラムはほとんどがピアソラのナンバーによるタンゴコンサートだ。彼は生前のアストル.ピアソラとの親交が深く、ピアソラの後継者と言われている偉大なアコーディオン奏者だ。
メンバーはヴァイオリン二人にビオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ。
コンサートが始まりあまりのエネルギーの大きさ、心を揺さぶる音色、メロディーに涙涙拍手拍手の連続!!こんなに感動したコンサートなんて何十年ぶりかな?というくらい素晴らしすぎた!!
ブエノスアイレスシリーズ、天使シリーズ、そしてあまりに凄すぎた「リベルタンゴ」
のソロパフォーマンス!!!
終演後、楽屋に挨拶に行き、その暖かい人柄に安心するも、異常に緊張感が高まる。というのも、今回のプロジェクト用に日本のある曲を、このバンドを想定して生まれて初めてタンゴのアレンジを書いたのだ。ここ一ヶ月はたタンゴ漬けの日々だったのだ。果たしてこんなすげーータンゴバンドに僕の稚拙なアレンジなんかやってくれるのかな。。。。?
あくる日、午後2時に彼らはスタジオに現れた。まずは昨日のコンサートの余韻がまだ覚めやらないことを伝え、彼らも紀尾井ホールの響きがあまりに素晴らしく、何度もアンコールに応えたなどの話に花が咲く。(勿論、通訳の方いらしゃいましたよ)
すぐさまセッティングに入り、そしてリハーサル開始。ピアノも弾いてもらうので今日は指揮者に徹する。初めての音出し。緊張の一瞬!まずはタンゴではなく、僕の大好きな映画の中でも取り上げられていた、ある有名な曲。音が流れ出す。あーーーー想像した通り、いやそれ以上の響きだ。弦のメンバーはパリ管弦楽団に在籍する人もいて、ヨーロッパのクラシックのバリバリのプレーヤー達ばかりなのだ。当たり前だ!というより、そういう人たちに向かって棒を振ってること自体が変だ!!
そしていよいよタンゴ曲。定石や決まりなどは勉強せずに、ひたすらタンゴに浸かり、体で感じたままを譜面に書き付けていったものがいよいよこの最高のバンドによって再現されるのか!?
ここで見たガリアーノ七重奏団の素晴らしさ。まず感動したのは、彼らがそこまで真剣にやってくれるか!というほどディスカッションに応じてくれて、ガリアーノさんが的確にメンバーに指示を出し、徐々に彼らのサウンドになっていく過程を直に見れたこと!!僕の至らないアレンジを10倍ものスパイスを加えて見事に料理してくれたのだった。
感動.........ただ感動。僕のすぐ右横で、あのリシャール.ガリアーノが僕の指示や指揮に従って素晴らしい演奏を繰り広げるのをこの耳で確かに聞いたのだ。
当の北浪良佳なんて、もっと幸せだろう。このバンドをバックに従えて歌っている歌手なんかいるのかな!?彼女自身舞い上がっているが精一杯の歌を歌った。
こうして僕らにとって夢のような一日、いや二日は終わった。井上陽介も同じように彼らの音楽にやられてしまった。
そして、最終日。大坂昌彦の出番がやってきた。相変わらずシャープに、イマジネイティブにテイクを重ねる。とてもリラックスした中で全ての録音を終えた。
そして、ほぼ僕の右腕状態でいろいろ支えてくれた陽介に感謝!しかもカメラマンまでやってくれて大活躍でした!
まだ、いろいろな作業が残っていて全貌は見えて来ないが、北浪良佳の魅力が凝縮されたアルバムになるようにさらに詰めて行こうと思っています。
詳細はお楽しみに!!!!
ご無沙汰してしまいました!そしてすっかり春ですねえ〜!!お花見も今週中でしょうか?
このところ、家に篭りきってアレンジに没頭している。来月の北浪良佳(vo)のレコーディングのプロデュースを受け持ったからだ。内容は。。。。あっ!!と驚くゲストや企画があるのだが、まだ内緒!
最近はアレンジの合間をぬってちょこっとライブに出かけたり、世田谷ドリームジャズバンドの卒業入学式があったり、レッスンが始まったり。また飛んで帰ってピアノに向かいっぱなしの日々を送っています。
明日からは(もう今日だ!)ツアーに出かける。
札幌から、この4月に中学3年生になるドラマー石若駿を迎えてのトリオ。ベースは金澤英明さん。
岐阜、土岐、名古屋を回って4/1は東京に戻り、目黒「ブルースアレイ」という4日間。昨年秋の札幌でのライブ以来だからかれこれ半年経ってるのか....。さぞかし成長しているに違いない。とても楽しみだ!!
岐阜、土岐、名古屋そして東京の皆さん!!是非将来の大器の晴れ舞台を聴きにいらしてください!
彼は本当に素晴らしい音楽性を持っています。ドラムが上手いだけではなく、もうれっきとした大人な音楽性を身に付けつつあります。
ピュアで繊細な、そして大胆なドラミングが期待できそうですよ!
セッション505改め、セッション2007の司会でもお馴染み、またthe MOSTの発足に深く関わった素敵なお姉さま。と言えば....。。。。
そう、DJ小川もこさん!!!!
久しぶりに彼女の番組「MO' Cool Jazz」にゲストとしてお邪魔させていただきました。
私の近況報告や近況CDや告知、お勧め音源などをトークで綴る番組。最近、自分のリーダー作が無い(泣)私は、「Scene Of Jazz」の告知や紹介をたーんとやらせていただきましたっ!
しかし、このDJのお仕事もここまで来るとビックリさせられます。オンエア時間から選曲された曲の時間を差し引き、トークのパートの時間を割り出し、ぶっつけでその時間内に収めてしまう。こちらもぶっつけだが、もこさんの軽妙な話術に引き込まれうまくまとめさせられてしまっている。
うーーーーん、プロだ!!
オンエアは残念ながら地方局のみ。FM富山は3/18と25日の21:00〜 FM新潟とTJS(なんとロスの局!)は3/18と28日の21:00〜 FM徳島は3/22と29日 20:00〜 です。2週にわたってオンエアされますので是非お聞きくださいね!
お待たせいたしました!
今日明日、2月5日、6日の二日間、「けやきホール」でのコンサートの模様が無料でお聞きいただけます。
Please Chek It!!!!
J Jazz Netをお楽しみくださいませ。
今年もよろしくお願いします!!!!
大晦日からの4連休も終わろうとしている。ゆっくり休んだり、音楽聴いたり、練習も少しはしたり。
という目論みはもろくも崩れ去ったのだった。
ほとんどが掃除に、模様替えに費やされる。捨てるゴミも多い。よくもまあ、こんなに捨てるものが出てくるわ出てくるわ!いらなくなった本などをBook Offに売りに行ったりするものの、あまりの安く買い叩かれるのには寂しい気持ちになる。
とはいえ、仕事がないというだけで少しは体が休養された気分で嬉しい。
明日からはまた仕事始めだ。気を引き締めていこう!!
今年のモットーは「ゆとり」だ!余裕ができればその分、音楽に深く集中できるだろうしなあ。
今日は久し振りのオフ。お昼に大坂昌彦と共に名古屋駅に向かう。多田誠司は金沢へ、上村信は東京へと皆ばらばらだ。大坂くんは兵庫県西脇市に行くらしい。名古屋駅で彼と別れ、食べそびれた「ひつまぶし」を無理やり食べて新幹線ホームへ上がると、見慣れた姿が…。井上陽介と小山太郎だ!彼らも名古屋でライブだったらしい。世の中狭いなあ〜!!
大阪に着いたものの、このまま実家に帰ってだらだらするのも時間がもったいない!ということで、コンサートか映画に以降!と思い立つ。丁度良いコンサートがなかったので映画にする。映画館で映画鑑賞なんて何年ぶりだろう?
そしてクリントイーストウッド監督の「父親たちの星条旗」を見ることに。
太平洋戦争末期の硫黄島での攻防戦を日米両側からそれぞれ描く2連作のアメリカ側版だ。硫黄島戦のことはほとんど知らなかったが、これほどひどく無意味な戦いとは知らなかった。もっとも戦争自体、無意味で空しい物だが…。ひょんな事から「硫黄島の英雄」と祭り上げられた3人の帰還兵の心の葛藤を通して戦争の空しさ、人間の愚かさを描いたなかなか見ごたえのある映画でした。12月に封切られる日本側版も是非見てみたいと思う。
もし見た方いらしたら感想書き込んでくださいね〜!!
自宅のピアノ「Bechstein 7」が約一ヶ月ぶりに戻ってきた!!
朝9時から、業者の方によるピアノ入れ替え作業。代わりのピアノが入っていたので、まずそれを搬出後、ベヒを運び込むのだ。まず、防音室のドアをはずす作業から入る。グランドピアノは足をはずしてしまえば厚みだけなのでそれほど手間はかからないのだが、アップライトの場合、鍵盤部の幅がかなりあるのでぎりぎりで微妙なのだ。実際、ベヒは幅が大きすぎて鍵盤部は取り外して搬出したのだった。ピアノ運送のプロは本当に手際がよくて頼りになります。ピアノの事と家の壁などを考慮に入れて素早くピアノを運び出す。
久しぶりに帰ってきたベヒシュタインはさすがに貫禄がある。しばらく小さいサイズがあって慣れてしまったので、改めてその大きさに圧倒される。現代のピアノは高くて130cmぐらいなので140cmのピアノは巨大な壁のようだ。
寒い外を運ばれて温度の高い部屋に入ったので、たちまち結露がピアノを襲う!急いで組み立てて、環境に慣らすために、除湿機全開でクーラーを21℃に保ち、1時間そっとしておきましょうということになった。結露をそのままにしておくとあっという間に弦が錆びてしまうからだ。
1時間後「ユーロピアノ」の技術者の加藤正人氏と女性アシスタント技術者の村野さんが作業を開始する。加藤さんはドイツのピアノマイスターの資格を取得されており、以前ユーロピアノにおけるセミナーに参加した際にお話されていて、その後個人的に自分の楽器についての悩みを相談したところ、我が家にピアノを診断に来てくださったのだった。そのセミナーの時から、その静かな口調の裏のピアノに対する深い愛情を感じていた私は、この人に任そうと思ったのだった。楽器を入手した流通ピアノさんには悪いが、これは仕方がない。加藤さんも診断の際に「物もいいと思うし、修理も丁寧。だが、弦の取替えが中途半端なのと整調整音がいまひとつ。」と思っていたことをズバリと言ってくださったので、とてもすっきりしてお願いすることにしたのだった。
まずは整調作業から。鍵盤の微妙な深さの調節、ハンマーの細かい部品の交換、アルコールランプを使ってのハンマーの微妙な曲がりの修正などなど。非常に繊細な作業だ!ピアノも喜んでいるようだ。なんせ製造から102年経っているのだ。人間ならとっくに死んでいる。しかし木は生きているのだ!こうやって消耗部品を交換してやってがたついた部分を丁寧に直せばまだまだ使えるのだ。というか、今のピアノには無い枯れた、というか熟成した豊潤な響きを出すのだ。人間も一緒だなあ。。。。
そして何度も調律をしながら、整音作業。ハンマーを削ったり針を刺したりして音色を整えていく。これがマジックなんだなあ。羊毛を固めたハンマーの肩の部分に針を刺すと音色を変化させていくのだ。不思議だなあ。人間も針治療をするか!?なるほど、ピアノのツボなんだとか思ったり。
こういった作業を間近に見るのはホント楽しい!ピアノに対する愛情も深まるし、しくみを知ることによって楽器を弾くときに、より親近感を覚えるに違いない。
作業は延々と6時まで続いてやっと終わる。弾いてみてビックリ!!まさに上品にクリアに生まれ変わったのだ!もちろん弾き心地もしっかりしている。まさに、このベヒシュタインが本来持っている力を十分に発揮してくれたような無駄の無い力強さが備わったのだった!
今日のこの作業をしてくださった加藤さんと村野さんに感謝いたします(写真は加藤正人氏と村野さん)m(_ _)mありがとうございました!
その後、六本木アルフィーに飛んでいく。3日間続いた「北浪良佳」とのライブ最終日なのだ。代々木NARU、GRECOと素晴らしい歌声を聞かせてくれた彼女は、今日はベースに安田幸司を入れたトリオでさらに実験的に積極的に歌う。彼女の師匠の「伊藤君子さん」も聞きにいらしていて、どれだけ彼女が期待されているのかも窺い知れるところだ。今後の活躍を大いに期待したいです!
今月26日には兵庫県立美術館において、北浪良佳のコンサートが行われます。もちろん私も共演させていただく予定です。皆様、是非聞きにいらしてくださいね!
用事があって、八王子にある「ユーロピアノ」にでかけた。自宅のベヒシュタインが修理の為、入院しているのだ。その修理状況の確認を兼ねて工房見学をさせていただいた。
修理は順調に終わり、出荷待ち状態だが、ばらばらに分解されたまま。少々かわいそうだが、工房内でも相当立派にでーんと置いてありうれしくなる。
その後、中古ピアノが展示販売されているフロアへ。
「珍しいのが入っているんですよ!」 おお〜それは楽しみ!
なんと「STINGL」(シュティングル)だ!!大好きな本「パリ左岸のピアノ工房」で、主人公が巡り会ったピアノがシュティングルだ。本で読んで一度見たみたい、弾いてみたいと思っていたのだが、まず日本には無いと思っていた。もうすでに無くなったウイーンのピアノメーカーだ。
アクションも違えばダンパー部も変わっている。音を出してみるとこれまた聞きなれない音色!ハンマーヘッドのフェルトの回りになんと「鹿革」が張られているのだ。現代のピアノとはかけ離れた音。1892年製というんだから、明治時代の楽器。こういった音色でピアノは奏でられいたのか。。。ハンマーフリューゲルとピアノの中間的なものらしい。
本の主人公もこの音色に魅せられたのかあ…。
音色を言葉であらわすのは無理だなあ。ほっとする、なんとなく懐かしい音色。興味がある方は是非見に行くことをお勧めします!
写真もいろいろアップしました。
もうすぐ発売になる「Scene of jazz」のニューアルバム「Echoes of Autumn」がANAの国際線の機内プログラムでお聞きになれます。しかもフルサイズで全曲!!
ANAで外国に行かれる方、是非お聞き下さいね。
いやいや、是非お買い求めくださいませ〜!!!
この度、白血病チャリティー基金CD「Beautiful Gift」が10/10に「ヴィタリテミュージック」よりリリースされます。詳しくは→http://www.flrf.gr.jp/vitalite-music/
たくさんのミュージシャンがこの運動に賛同し、楽曲を提供しています。文字通りやさしい愛に包まれたようなアルバムに仕上がっています。ジャズとはちょっと違った趣ですが、興味のあるかたは是非ご購入いただいて、すこしでも白血病に苦しむ人たちの助けをしていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
昨日今日とレコーディングでした。奄美在住のヴォーカリスト藤あけみさんのCD製作にあたり、プロデュースを依頼されたのだった。彼女とは3年前に知り合い、奄美のカケロマ島と本島でライブをやったりしたのがきっかけで親交があり、鹿児島に行った際には彼女が経営する「ムジカアルテスタ」というスペースでライブをやらせていただいたりしている。
今回、奄美の島歌や彼女が長年歌い続けてきているフォークソング、オリジナルなどバラエティに富んだ曲を僕がアレンジを施し、彼女の新しい側面を見つけようというプロジェクトになりました。なかなか面白い内容になったと思います。しかしなんと言っても藤あけみさんの愛に溢れる歌声は全てを超越して素晴らしいです!
また発売になりましたら詳細をアップします。10月末予定です。
写真は藤あけみさん。
国産ピアノでも良心的な楽器を心をこめてコツコツ製作している所がある。
自宅から一番近所のピアノ製作所を発見した!大和市にある「ウイスタリアピアノ製作所」だ。
小田急線鶴間駅と大和駅との中間に位置し、決して交通の便はよくなかったが、街道沿いにその店はあった。決して敷居が高い感じはせず、落ち着いた店内にはお客さんは私だけだったが、突然の閉店間際の訪問にも関わらずとても丁寧で親切な対応を受ける。良いピアノを創っているなと直感的に感じる。
まず初めに触れた印象は、「派手ではないがいぶし銀のような落ち着いた格調高く気品のある音色」。
大正13年に創立者斉藤喜一郎氏によって蒲田に設立された蒲田楽器製作所は昭和31年にウイスタリアピアノ製作所と改称され、現在は2代目の成一郎氏に受け継がれている。
両者の略歴からドイツのグロトリアンとスタインウエイから伝統を受け継いでピアノを造りあげてきていることが解る。
しかし、それらに似ているわけでもなく、独自の魅力的な音色を備えていることは新鮮な驚きだった。
また素晴らしいピアノを見つけて幸せな気持ちになりました!
そう言えば、3日前のこと、急に(当たり前か!)電話がかかってきて警察だと言う。何も悪いことしてないし何事かと心配すると、以前14日だったか、事故の通報に関しての事だった。事故に遭われた方がお礼の電話をしたいのであなたの名前と電話を教えていいかということだったので、どうぞどうぞということになった。直後にその方から電話があり、その日病院で手当を受けたが入院せずに済んだ事、もう普通の状態で生活できるようになった事などを聞き、それはよかったですね〜ということになりました。ご本人は事故の経緯や場所など全く覚えておられない様子でしたので教えてあげましたが、本当に無事に助かってよかったと胸を撫で下ろしました。
今日は福岡に移動後、溜まっていた洗濯をし、マッサージを受け体も楽になりました。風邪全快まであと一歩!!梅雨明けした九州の空気は暑いです!明日からの九州ツアーまた新たにがんばります。
昨日はとうとう体調を崩してしまい、レッスンをキャンセルし、ゆっくり休んでなんとか回復。
今日は自宅近くの「ラシエット」にでかけ、バロック音楽とチェンバロについてのレクチャーにでかけた。
ラシエットのママさんがチェンバロという楽器に憧れ、とうとうあつらえてしまったのだ!
近松博郎さんというチェンバロ奏者バロック研究家の方のバッハについての講義とミニコンサート。人間バッハを語るといった内容で楽しいレクチャーでした。今日、初めて知ったことは、バロックのチューニング。チェンバロが現代のA=440より約半音低いというのは有名だが、当時のオルガンは1音高いピッチなのだ!かの有名な「トッカータとフーガ ニ短調」をCDで聞いた時、ホ短調なので近松さんに後から質問したところそれが判明。ということは、現代のチューニングのオルガンもあるということだな。僕の持っているCDでは確かに「現代の」ニ短調だからだ。あるいは昔のオルガンの調律でハ短調に移調したものを弾いているのか??とにかく当時もオルガンとオーケストラと合奏の時は大変だったらしい。
夜の部はチェンバリスト高橋尚子さんとおっしゃる足の速そうな(失礼!)方のライブ。残念ながらそれは聞けなかったが、ご主人の高橋辰郎さんとおっしゃるチェンバロ製作者の方が夕方いらして話をすることができた。高橋さんは、ここラシエットのチェンバロを製作された方であり、なんと彼の「Keith Jarrett」が所有するチェンバロを作った方である!なんでも、約20年前のキースの大阪公演(偶然にも僕はそのコンサートに行っていた!)の際、急にクラビコードというこれまた鍵盤楽器の元祖みたいなものをキースからレンタルを要請され、高橋氏の当時の2番目3番目製作の楽器を持参したところ、えらく気に入られて以来の付き合いだということだ。
ほんの少ししかお話は出来なかったが、大変興味深かったのは、チェンバロ、ピアノによる「音程変化の可能性」という考えたこともない方向性の話。詳しくは高橋さんのHPを参照されたし。まだまだ未知の世界は広そうだ。勉強勉強!!
写真は高橋辰郎氏と奥様の高橋尚子さんです。
是非一度、高橋さんの工房を訪ねてみたいものです!
告知をば。
7/5「Scene of Jazz」のCDが発売されます。タイトルは「Scent of Summer」です。¥2500で全国のCDショップで発売予定です!
これに先立ちまして、あさってのライブより、先行発売させていただきますのでご希望の方はライブ会場にてお申し出くださいね!よろしくお願いします。
以下は製作事務所からの宣伝文です。
Label:Roving Spirits
CD品番:RKCJ-2025
POS:4544873 02025 4
発売日:2006.7.5
税込価格\2,500
発売会社:有限会社ローヴィング・スピリッツ
販売会社:スリーディーシステム株式会社 株式会社プライエイド・レコーズ
<タイトル/アーティスト>
Scent of Summer/Scene of Jazz
セント・オブ・サマー/シーン・オブ・ジャズ
<キャッチ・コピー>
軽快なグルーブ、豊かなリリシズム。それぞれのシーンを表現。
J-Jazzシーンを代表する石井・大坂・安ヵ川による上質のライブ感が凝縮されたシーン・オブ・ジャズ・シリーズ。
<サブ・キャッチ>
石井彰、大坂昌彦、安ヵ川大樹の純然たるトリオ、ありそうなのにないのがこの顔合わせ。
三人の醸し出すタイム感は、まさにこのトリオ以外ありえない。誰もが一度は聴いたことがあるスタンダード・ナンバーを、変にいじることなくストレート
な演奏で、ジャズ・ビギナーからマニアまで、幅広いファン層に応える演奏。20代の頃からJ-Jazzシーンを牽引して来た彼らも、すでに中堅世代。
酸いも甘いもかみわけた経験が凝縮されている。Scene of
Jazz(シーン・オブ・ジャズ)の名のとおり、様々なシーンをテーマにこれからもタイトルをリリースしていくが、聴く人に何かの想いを必ずあたえる
アルバムであると思う。ここであえて美辞麗句を並べ立てるのではなく、実際に聴いていただきたい。
【メンバー】
Scene of Jazz
石井彰 (pf) Akira Ishii
大坂昌彦 (ds) Masahiko Osaka
安ヵ川大樹 (b) Daiki Yasukagawa
今日は八王子にある「ユーロピアノ」に中古楽器フェアに行って来た。ユーロさんはBechsteinの輸入代理店で他にもPleyelやSteingraeberなどヨーロッパ専門店。
もちろん、買おうと思って行ったわけではないのだが。今日の一つのお目当てはピアノマイスター加藤正人氏の話を聞くことだった。「中古楽器選びにポイント」についてのお話。その講座でのお話は短かったのだが、講演後に直接お話させていただけて本当によかった。僕が今、自分の楽器に対するちょっとした不安感を相談させてもらい熱心に説明していただいた。
今日は試弾会のほか、引き比べによる「ブラインドホールドテスト」なんかもあり、とても有意義なイベント参加でした。
個人的に良かったのはフルリペアされた1910年のSteinway A型と、古い良さをそのまま残しつつリペアされた1940年のBleuthnerだった。あと、小型のBechsteinのアップライトの音の濃密さ、完成度の高さはやはり素晴らしかった!
今日は音大の授業の日。いつものように早めに大学に行き、CDを漁って借り、ゆっくりランチを取って3時間の長丁場に備える。生徒は皆、真剣だし素直で良い若者がほとんどで、こっちとしてもやりがいがある。
授業を終え、今日は高校時代の友達と飲み会。いわゆる「同窓会」ってやつだ。なんと僕の記憶では、同窓会なるものに参加するのは初めてだ!
といってもつい最近決定したことで、ごく少人数での集まりとなりました。20数年ぶりに会う友達は顔は変わっても心と声は変わらないというのを再認識しました。同じバンドをやっていたメンバーとの懐かしい話に花が咲きあっという間にお開き。再会を約束して別れた。僕は実家に帰り、卒業アルバムを引っ張り出し、懐かしい想い出に浸り続けたのでした。
5/20
今日は珍しくクラシックコンサートに行った。ミューザ川崎シンフォニーホールに於ける、ウラディミール.フェドセーエフ指揮 「チャイコフスキー記念モスクワ放送交響楽団」の演奏会だ。
巨匠フェドセーエフとモスクワ放送交響楽団(TSMR)とは1974年の主席指揮者に就任以来、30年の堅いパートナーシップを持っている、ロシア屈指のオーケストラだ。
今回のプログラムはグリンカ、チャイコフスキー、ムソルグスキーとオールロシアプログラムで結構ロシア好きの僕にとってたまらないプロでした。
冒頭の「ルスランとリュドミラ」からかっ飛ばし!!前半の目玉、チャイコのバイオリン協奏曲はソリストにこれまた大好きな若き大器「樫本大進」を迎え、重厚なアンサンブルを聴かせた大熱演であった。彼の持つ名器「ストラディバリ」の暖かく透明感のある音色はもちろん、曲に対する真剣でピュアで真っ向から立ち向かう気迫に溢れた姿は皆の心を十分に打ったのだった。
そして後半「組曲 展覧会の絵」。凄すぎる!!!唖然!!!この激流のような大きなうねりはやはりCDでは体験できない。咆哮する金管、躍動的なパーッカッション(そう言えば変わったチャイムみたいのもあった)艶かしく表情豊かな弦楽器木管楽器。全てが名シェフ、フェドセーエフによって変幻自在に変化する!
腰を抜かしそうなくらい凄かった!また時間があれば良いクラシックをもっと聴くべきだなあと思いました。
コンサート後は明日に備えて愛知は岡崎入り。
家のBechstein 7型ももう1年半が経った。環境にも合ってきてかなり良い鳴りなのだが、オールドの宿命なのだがメンテナンスが大変だ。非常にデリケートな楽器なので温度湿度管理に気を配っていてもやはり安定した状態を保つのは、新しい楽器より難しいだろう。高音部のうなりや低音弦のバラつきがネックだったが本日の調整はかなりビシッと決まった。調律でお世話になっている本橋氏の丁寧で心のこもった仕事振りに感謝!です!しかし、本当に鳴る楽器だしどんどん音質が良くなるのにはビックリ!タッチもこちらの指に呼応するかのようだ。やはりこの時代のベヒは今では考えられないほどのポテンシャルがあると思う。まだまだ良くなりそうな感じがビンビンなのだあ〜!!!
今日は約2ヶ月ぶりに近所のスポーツクラブで汗を流し、筋肉痛になりながらも体をリフレッシュし、大塚「Greco」へ。
後輩、井上陽介とのデュオはまたとても楽しいライブになった。昔の多感なころに覚えたり聞いてた音はやはりいつまでも心の奥底に残るし忘れることがない。顔を合わせると思い出す曲がたくさんあって、何を演奏しようか迷うほどだ!
しかし、お互い年取りましたなあ〜。。。。。。。。。。。。
韓国に行ってまいります。さあ、寒いのかなあ。。。?目一杯お隣の友達との交流を楽しんで来たいと思います!ブログも出来る限りリアルタイムで書き込んでいきたいと思います。
では「アンニョンヒゲセヨ!!」
今日は、来る3/26の韓国大田公演のためのリハーサルが小松市の小松明峰高校で行われた。小松市青少年吹奏楽団訪韓公演で日野皓正クインテットと共演するのだ。明峰高校と言えば我が母校も明峰高校だ。ただし兵庫県の川西市だが。。。全国にたくさんの支店??というか同じ名前の高校がたくさんあるらしい。
けっこう大所帯だ。100人はいるだろうか。「A列車で行こう」が日野さんに頭から解体され加工され再構築されていく。トランペット隊の個人指導も大分ありかなりいい感じになってきた。本番が楽しみだ。
お昼には割烹料理店で美味しい新鮮なお魚たちをいただき大満足!その後コーヒー店に場所を移動し野球の日本対キューバ戦をみんなで観戦。ワーワーギャーギャーものすごい歓声の中、見事勝利!おめでとう世界一!!!王Japan!!もの凄い快挙だ。韓国の人たちはどんな反応だろう?キューバを破った日本に勝ってるんだから韓国が一番だ!?いやいやそんなことはあるまい。同じアジアのお隣さんとして喜んでくれるといいのだが。韓国行った時にはもうそんな事は忘れられてたりして!
その後「松井秀喜ベースボールミュージアム」を見学。この写真は松井選手愛用のバットを持ちポーズする(似合ってない)筆者。飾ってあった「努力こそ才能」の文字が一際心に残ったのだった。
と言えば、確定申告!そう、我々個人事業主は自分で申告書を作成し慣れないペンを長時間持ち、払いすぎている税金を取り戻すというなんともメンドクサイことをしなければならないのだ!しかしやらなければ年に一度のボーナスがもらえない〜。
これが終わるとやっとすっきりしてホッとするのだが、何故かいつも大変な時期に重なる。あさってからレコーディングだというのに。。。。。。。。ペンの持ちすぎで手が痛くなる!こういう時にはこれだ!
スロニムスキーの「メロディーのパターン」という本。凝り固まった手と脳をほぐしてくれる、音遊び?の本だ。あるいくつかの音に一定の法則で音をいくつか足していくと、いろんなスケールができるよーっていう本だ。あまりこればっかり弾いているとパターン化されてつまらないことばかり弾いてしまいそうだが自分のアイディアが出てきて面白いのです。
トリノオリンピックを観戦。昨日の男子スピードスケートは残念だった。今日は女子500メートル岡崎朋美がメダルなるか!!?日本チーム最年長ながらにして最強の地位を保つには並大抵の努力ではないだろう。彼女の言葉で印象的だったのは「限界だと思った瞬間に限界になる。前進あるのみ!」
凄い人だ。この生き方は見習わなくては。もちろん僕も(ほふく?)前進中だ。止まることはあり得ない〜!!!
残念ながら岡崎は4位に終わったが、その笑顔はすがすがしかったのだ。次もがんばれ!
今日は晴天。録音日和!!?相模湖での録音会はもう4回目だ。丁度1年前、トリオでの録音が好評だったため2度目が実現しました。
会場入りすると、すでにマイクの森??状態!位置決め、リハーサルを終え昼食。暖かい日差しを浴びながらレストランでの食事はもう春のピクニック状態だ。
今日の目標は新曲を数曲録ること。このところ曲創りをさぼり気味だったので、ここ数日で4曲ほど書いた。自分でもここ最近のスタイル、音の好みがだいぶ変わってきていると思うので前作「 Embrace」からは作曲にたいするスタンスも変わってきている、、、、、、、、、、はずだ!?、結局、3曲を録ることができた。名器ベーゼンドルファーの力もあり、なかなか満足!Enbraceでの曲創りは必要にせまられての苦しさみたいなものがあったのも事実。トリオもかなり成熟して来ているので、がんばりすぎる曲よりも、よりシンプルな曲にしておいて、メンバーの腕に任せたほうが良くなることもわかってきたのだ。
無事2ステージを終え、前回にも行った高尾にある「TAM」での試聴会。アナログオープンリールテープの音は圧巻だ!!!CDのデジタル音に慣れきっている我々の耳には非常に刺激的な音だ。なんと言うか音の厚み、臨場感が違うのだ。もちろんスピーカーやアンプに負うところも多いだろうが。。。
その後、場所を移しての食事会&試聴会の続き。会員の皆さんの録音聞き比べはとても楽しかった!また是非やりたいなああ〜。
昨日の指の痛みは少し和らいでいるし動かすこともできる。あーよかった!起きてみて腫れたり悪化してるようなら病院行くつもりだったから。
昔通っていた鍼の先生に馬油のことを勧められていたので昔から筋肉のマッサージや肩こりにもいつも使っている。まさに万能薬ですなあ!
皆様明けましておめでとうございます。今年も一年良い音楽を奏でるべく努力し続けたいと思います。よろしくお願いします!
厄もまた明けました!めでたい!しかし体調管理も今年の目標です。ちょっとは節制して体力作りに励んで曲作りも励もう!今年はトリオもがんばって新譜出したいと思います。日野皓正クインテットもまたアルバム録音決まっております。やはり忙しい一年になりそうです!
NHKセッション505の収録だ。井上陽介くんは僕のひとつ後輩。同じ作曲科出身だ。今年、彼のリーダーアルバム「Back To The Groove」を一緒に作った。そのトリオでの出演だ。昔、Bill Evansに憧れ、おもいっきし真似っこしていたのを思い出す選曲だ。熱演のあまり、時間オーバーしてしまったがなかなか楽しい内容になったと思います。オンエアは12/25、1/6の二回です。是非聞いてみてくださいね!
今日は母校の大阪音大の定期演奏会がオペラハウスで行われた。難曲「ヴァイオレットメランコリー」。やはり若い人の本番に発揮する力はすごい!
一番のできを聴かせてくれた。日野さん始め講師陣も大奮闘!大成功に終わったのだった。
明日も早い飛行機で帰京するので伊丹の空港に直結したホテルに帰りなにもすることがないし周りになにもないしレストランは閉まってるし、ゆっくりとテレビなんぞ見ることに。フィギアスケートの浅田真央!すごいぞ!あどけない姿に大胆不敵な心臓。応援しちゃいます!!!
今日から週末にある大阪音楽大学の定期演奏会のためのリハーサルが始まった。母校である大阪音大は今年創立90周年でいろいろな催し物があるのだ。その一つに以前「アンサンブル金沢」と共演した、日野さん作の「ヴァイオレットメランコリー」が取り上げられるのだ。短大生によるオーケストラと日野さん、僕、土岐英史氏、講師の木村氏、高野氏によるクインテットだ。久し振りにやったが難しい!!しかし思ったより学生はがんばって、なんとかうまくいきそうな気配。明日もオペラハウスでゲネプロ。土曜の本番も楽しみだ。
練習後、20年来通っている近くのジャズ喫茶「ブルーノート」に寄っておいしい珈琲をいただく。そこでかかっていたVTRがとてもよかった。「マルサリスファミリー」のコンサート。父エリスのピアノ、ブランフォードのテナー、ウイントンのトランペット、ジェイソンのドラム、デルフィーヨのトロンボーン。よくもまあすごい家族だ。親父さんのシンプルで暖かいプレイに息子達は心底尊敬の念を抱いている様で結束が素晴らしい。誰一人エゴがなく家族の対話を楽しんでいる素晴らしいコンサートでした。
今度の日曜はNHKセッション505の収録があります。井上陽介トリオです。みなさんいらしてくださいね〜!オンエア日程も決まり次第報告します。
今日はSTB139用リハーサル最終日。森口博子さんの日だ。とても素直で気取らない感じで好感が持てるひとだ。日野さんが彼女に曲を提供している関係もありかなり親しく、たまにライブにも来たりするのだ。ジャズのスタンダードにも果敢に挑戦し、日野さんの突発的に出てくるアイディアにも一生懸命対応する姿は素晴らしい。彼女のオリジナルもあり本番が楽しみだ!
ところで今日の Musical Dog Studio にあったピアノは素晴らしかった!!製造番号4万台という50年以上前?くらいの立派なグランドで脚も円錐形で歴史を感じさせる。弦やハンマーもリニューアルされドイツ製に変わっているのもあるのだが、今のヤマハには絶対出せないような深く艶やかで力強い音がしていた。やはり昔の腕のある職人が手間隙かけて作った楽器はさすがに違う!と唸ったのだった。
今日のリハーサルは思った以上に時間がかかってしまい、夜の「ラシエット」のライブには大遅刻!すいませ〜ん。しょぼん。。。。。。。
自宅から数10メートルの場所に新しくフィットネスクラブがオープンし入会した。初めて行ってみたのだが、やはり新しく気持ちが良い!ストレッチに始まりマシーンエクセサイズ、エアロバイクなどで脂肪を燃焼し、スパへ。なんとここにはお気に入りの岩盤浴まであるのだ!それが入会の決め手のひとつだったのだが。ここ数年、運動もほとんどしていないし、ピアノを弾く強靭な肉体も作りたいので思い切って生活パターンを変えようという魂胆だ。
さていつまで続くやら。。。。。。。。。。?
世田谷ドリームジャズバンド年内最後のクリニックがあった。目の前に本番がないので少々だれ気味。ひとりひとりがジャズの演奏に夢中になってくれるののを祈るばかりだ!来年はまた新入部員も入ってまた活気づくのを期待しよう!みんな一年間おつかれさまでした。
毎年恒例クリスマス「STB139」公演のリハーサルが始まる。今年のゲストはフライドプライド、サーカス、加山雄三、森口博子だ。今日はフラプラ+鶴谷智生のパーカッション。Akio Yokota の超絶ギタープレイにしなやかでソウルフルなshihoのヴォーカルが伸びやかに歌い上げるとても気持ちのよいユニットだ。日野バンドにちょっとポップな風をもたらせてくれたのだった。12/22をお楽しみに!
今日は朝からうちのピアノの大手術。1904年製ベヒシュタイン7型が我が家に来てほぼ11ヶ月。いろいろ問題が出てきている。
高音部の音がうまく揃わないのだ。最近のピアノには珍しい弦総一本張りで総アグラフという設計から来ているのか?弦が一本で唸りを発してしまうのだ。調律師の方に来ていただき原因の弦を取り替えてもらうことに。それと共に整音だ。ハンマーヘッドに針をさしたり削ったりして音色を整えるのだ。だいぶ音が荒れてきたからなあ。。。。。。。。5時間に渡る大作業の末、音は見違えるように良くなった。ただ新しい弦はすぐ伸びるので落ち着くまで一ヶ月くらいはかかるだろう。こまめに自分で調律して早くベストのコンディションに近づけたいものだ。
トリオツアーから帰り、休む間もなく勝どきにある第一生命ホールに行く。日本ピアノ調律師協会主催のセミナーに招待されて受講することになっていたのだ。講師は伝説の調律師「フランツ.モア氏」である。彼はニューヨークのスタインウエイ社でコンサートチューナーとして巨匠たちと仕事をしてきた方で、ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、グールドなどに専任していたという生き証人である。彼の著書「ピアノの巨匠たちとともに」を読んで非常に興味を持っていたのでとても楽しみにしていたのだ。
会場にはやはりピアノ業界の方達と思われる人でいっぱいだ。講演は約一時間半しゃべりっぱなし(通訳有り)という感じで内容はといえば本の内容にあったものがほとんどで少々がっかり。しかし彼が話すと今は亡き巨匠達があたかも生きてまだ一緒に仕事をしているかのように聞こえるから不思議だ。当然の事ながらスタインウエイ社ばかりではなくY社K社の人もたくさんいたみたいなので秘伝の調律秘話みたいなものは皆無だった。手の内明かさないのは当然か!?後半にはNYスタインウエイを使ったミニコンサートもあったがイマイチ。。。。。。。もっと専門的な話が聞きたかったなあ。
彼はさかんに「スタインウエイは世界最高!」と言っていたが、まあある意味それは認めるとして、もっとおもしろい楽器もあるなあと思ったのだった。
何の世界にもB級品が良かったりすることもあるわなあ〜。
Keith Jarrett のソロコンサートに行った。ソロは3年ぶりかなあ。池袋の芸術劇場は演奏したことはあるが会場は初めてだ。一階の後ろのほうのせきだったが、遠さを感じない良いホールだ。
キース登場!いつものように首をうなだれ気味にゆっくりとピアノに近づく。音が溢れ出す。今回のステージはわりと中ぐらいの長さの(5から15分程度だったか)インプロバイズピースが前半後半4,5曲づつといった感じ。今回またキースはピアノのテクニックが上がっている。60歳を迎えてさらに楽器の習熟度を上げていくなんぞとんでもないことなのだ!!!!内容は。。。。今まで聴いた中でも最も辛口なものだった。熟練の職人が創り出す一見とっつきにくいが細部の配慮には唸らざるを得ない、といった感じだ。具体的に言うと、かなり現代音楽のコンサートに近い物があった。あえて調性を避けてアプローチしていく曲が多く、音の色の濃淡を自在に操って紡ぎ出す音のラインは見事としか言いようが無い。彼がよく弾くほのぼのとした牧歌的な曲想の物もあったが、以前よく言われていたナルシスティックな没入の仕方はほとんど見せない。あまりに禁欲的な感じだ。修行僧にすら見えてくる!人間の限界に挑んでいるかのようだった。とてつもないコンサートだった。
ただ残念だったのは、キースがあまりに過敏に会場のノイズに反応しすぎた事だ。客席に向かってかなりのお説教!これにはまいった。まあ1500人も人間が集まれば体調の悪い人も入るだろう。「ピアノを弾くのはとてもハードなことなんだ。静かにしてることくらい簡単だろう?」よくわかる。同じピアノを弾く人間として、キースを心から尊敬しているからこそ即興演奏であそこまで自分を追い詰めて音楽を無から紡ぎ出すのがどれだけの精神力がいるのかが。今になって思えば、実は彼はあまり調子が良くなかったのかもしれない。調子が良いとあまりそういうことも気にならないものだろうから。まあ、これは僕のことだから、天才キースのことはわからない。しかし、人間性を感じて良かったのは、お説教の直後の曲にあまり集中力が感じなくすぐに終わってしまって、また後半にかけて没頭していく様を聴けたことだ。本当に余韻の最後の最後で大きなもの音がして、その瞬間キースがガクッと首をうな垂れ「Thank You」と言い残しステージを去ったのは痛々しかった。。。。その音を出してしまった人なんか生きた心地しなかったんじゃないだろうか?
しかし、我々が本当にキースの音楽を愛し欲しているのは伝わったようだ。アンコール4曲。特に最後に弾いたシンプルな曲の深い響きには彼の愛、強さ、感謝の気持ち、そして音楽家としての意地と誇りに満ち溢れていて良い気持ちで会場を後にすることができた。
こうして、(私)史上最高のハプニングコンサートは終わった。キースもまんざらじゃないに違いないと思う。彼の音楽はハプニングだらけなんだから!!
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