『凛-RIN-』が賞を頂きました!!!

この度「第29回 日本プロ音楽録音賞2023」で、安田芙充央さんの2台ピアノ作品集『凛-RIN-』より「AMESA for Two Pianos」の演奏が、「ベストパフォーマー賞」をいただきました。安田芙充央さんがバーゼル室内管弦楽団に書いたオーケストラ曲を二つのピアノの為に再構築された曲です。この賞は音楽を発表された作品の中から録音エンジニアに対して審査が行われるものですが、毎年その候補作の中からパフォーマーも選ばれるものです。
このアルバムを録音するのに昨年4月と9月に分けて計4日間を要しました。このデュオの試行錯誤に至るまで、youtubeチャンネルでの出会いが無ければあり得なかった事。もっと遡って言うならば、僕は写真家アラーキー(荒木経惟)さんのDVD作品をいくつか見ていたところ、BGMにしてはあり得ないような魔力を感じ、エンドロールに流れる「安田芙充央」と言う名前を心に大切にしまっておきました。
ある日、Facebookにご本人から友人申請が来た時は心底驚きました。安田さんは僕の事を、亡くなったテナーサックスの井上淑彦さんから聞いていたのだと知り、こんな形で縁というのは繋がって行くのかと何かしら見えない力を感じたのでした。

『楽曲は極めて稠密に書いた部分と、まったく即興に任せた部分から成り立っており、その距離感や目の前の音の風景をどう捉えるかが演奏の鍵でありました。単に演奏しただけでは成り立たない音の本質的な流れを、内面から表現できたのではないかと思っております。また、今回の録音を通じて、俯瞰的に見ながらも細部に本質は宿る、ということを思い知りました。両者が独立したパフォーマーとして存在する中で、さらに他者との音の河を見据えていけば、見たことのない風景が静かに広がっているかも知れません。今後は、世界中に一つしかない何かを表現していければ良いと思っております。』(安田芙充央さんの受賞コメント)

僕はジャズでの受賞は初めてのことです。尊敬する安田さんとの初めての出会いから『凛』が作り上げられる過程において多大なる影響、学びがありました。そして吉田美奈子さんとのECHO発足と、この事から始まった音を追求する旅への扉が次々と開いて行くのを日々実感して居ります。

これからも自身の音楽に深みと煌めきを求めて精進して行く所存です。光栄な賞を頂き有り難うございました。そして、この作品のプロデューサー榎本憲男、録音の樽岡大志、調律の早川忠光、カバーフォト撮影の石井智大の各氏に御礼申し上げます。https://sites.google.com/・・・/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

投稿者 石井彰 : 18:39 | その他 | コメント (0) | -
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