井上淑彦さんへ


テナー&ソプラノサックス奏者  井上淑彦。

初めて彼の名前を知り、コンタクトを取ったのは、約25年前の事。大阪音楽大学を卒業して、大阪でプロとして活動していた頃。

音大の盟友、井上陽介(p)、岡田佳大(ds)そして先輩ピアニスト西村和彦さんが淑さん(と呼ばせてもらいます)のバンドで来阪するという事を聞いての事だった。一緒に研鑽し合っていた友人が次々上京し、こちらは出遅れて悶々としていた矢先に、東京の若手の気鋭のサックスの人のバンドで一堂に凱旋ライブに来る。。。

しかも、まだ聞いたことも会った事もない井上淑彦という人物から直接直筆の手紙を頂き、大阪のライブを行いたいので、出来そうなお店をブッキングしてくれないかということだった。

確か、2軒口利きをしたんだと思う。そして半ば複雑な思いでライブにでかけたのだった。

私が1991年に上京しても、淑さんとは演奏する縁には恵まれなかった。初共演は極最近、6,7
年前くらい、横浜『上町63』での事。初めてデュオで演奏し、そのファイヤーと切なさを併せ持ったプレイとオリジナル曲に魅了されたのだった。そして、ファーストコンタクトのエピソードをお話しした時の気まずそうな笑顔で「覚えてるよ。その節はありがとう!」と言ってくれたのを忘れない。

その後、何度も共演するようになり、事あるごとに興味深いセッションに誘っていただいた。京都『RAG』での東原力哉(ds)市野元彦(gt)との珍しいセッション、沼田『So What』での竹内直(ts)とのツインサックスセッションは鮮明に記憶に残っている。

そして念願のバンド結成。北浪良佳(vo)とのトリオ『Sarasvati』だ。アレンジは最小限、その時その時のインスピレーションでスタンダードもインストバンドのように柔軟に組み立ててゆくという手法は新鮮だった。このバンドも北浪良佳の渡米で休止中。

一番最近では金澤英明(b)石若駿(ds)とのBoys Trioとの共演。凄まじいフリー演奏になった。またやろうと再演を約束したな。この時の録音があるはずだな。


3月25日、井上淑彦氏逝去。享年63歳。

昨年秋に食道癌の治療の為、しばらく活動を休止しますという知らせが入り、お見舞いのメールのやり取りが最後のコンタクトとなってしまった。快方に向かっているという情報があったので楽観していた矢先の事だった。

熱いのだけど決して崩壊はしない美意識。ファンタジー溢れるオリジナルのタイトル。お酒と煙草をこよなく愛する。いつもかっこよかった。『ジェントルマン』という言葉がぴったりだった。

ツアー先のBarで流れていたジャクソン5の『I'll Be There』を聴いて、「この曲、本当に好きなんだ」と、ポロポロ涙をこぼしていた姿。
やはり名古屋ツアーでモンゴル料理やさんに連れて行ってあげたらハマってしまい、その後も一人でも何度も通っていたらしい事。一人でもモンゴル衣装着て羊食ってたんだろうか?
『アンジュール』というオリジナル曲を演奏した際、「この絵本がアンジュールなんだよ」と、おしゃれな絵本を持ってきて見せてくれた淑さん、後日「あのアンジュールの絵本がなくなっちゃったんだ」と悲しい顔で残念がってた。見つかったんだろうか?

こんなお茶目なというか、超ピュアな人間性が表れたエピソードが次から次へと思い出される。
硬派な反面、いつまでも少年のような心を持った人。それが淑さんだった。


死は誰にでも平等に訪れるとは言え、早すぎます。急すぎますよ、淑さん。もっと一緒にやりたかったじゃないすか。

「石井君のバッキングは何を吹いても嘘にならないような不思議なサウンドがあるから一番好きなんだ」と、お世辞かもしれないが言ってくれた事、忘れません。横浜『ドルフィー』で撮った写真を本当に気に入ってくれて、『HPで使うからくれないか?』というので差し上げたら、本当にトップページで使ってくれて、なんだか照れくさくて嬉しかったです。

短い間でしたが本当にありがとうございました。どうぞ安らかにお眠り下さい。淑さんの事は忘れません。『ずっと。。。』

投稿者 石井彰 : 03:27 | その他

25年前に送られてきた直筆のプロフィール。

投稿者 石井彰 : 2015年3月27日 03:29

コメント

井上淑彦さんのエピソード聞かせていただいて、あらためて本当に純粋な方なのだなあと思いました。千葉みなとのジャズバー”クリッパー”で石井彰さんと井上淑彦そしてバイリンガルの女性ヴォーカリストのライブを聞かせていただいたのが、私にとっての初めてのお二方との出会いだったのですが、低音をピアニッシモで囁くように吹く井上さん、そして、その繊細な音を支えるそして引き立てる石井さんのピアノがとても印象に残りました。またお二人の演奏を聴きたいと思っていたので本当に残念です。石井さんの撮影されたダンディーな井上さんの姿そして演奏をずっと胸に刻みつけていたいです。ご冥福を祈ります。

投稿者 岩下 榮 : 2015年3月30日 23:10

岩下 榮さま、ありがとうございます。クリッパーにいらしていただいたんですね。Sarasvatiで初めてライブをしたのが思い出されます。写真を撮っていたら、井上さん自らどんどんポーズをとって、とてもお茶目な作品が沢山撮れたんですよ。

投稿者 石井彰 : 2015年4月1日 01:48

ご冥福をお祈り致します。
残念ながら、私はライブ演奏を聴かせていただくチャンスはありませんでしたが、石井さんの文章から、お人柄と魅力そして才能が偲ばれます。

投稿者 Michie : 2015年4月2日 23:18

Michieさま、どうもありがとうございます。自分自身に明確な美学を持った方でした。いつか録音されたものなどで井上さんの音楽を体験なさってくださいね。

投稿者 石井彰 : 2015年4月3日 02:26

彰の気まぐれ日記 : Akira Note 井上淑彦さんへ

投稿者 corporatereg.com : 2015年6月22日 03:41

今頃になってと思いますが、井上さんのことを思い出してネットを検索してたら、こちらのブログを見つけました。
三十数年まえに、金井英人さんのバンドのメンバーとして私の住む地方でのライブに来て以来のお付き合いで、
一緒に呑んだり、私の家に泊まって貰ったり、横浜の家に泊めて貰ったり仲良くさせて貰いました。

身体の不調を奥様から聞いた時には、頑張って治ってとお祈りしてましたが、訃報を聞いた時には、暫く立ち直れませんでした。
独特な雰囲気の中で執り行われたお別れの会は今でも記憶に残っています。

投稿者 小澤 恒夫 : 2018年7月16日 09:13

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投稿者 exod : 2020年3月24日 20:40

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