彰の気まぐれ日記:Akira Note

Merry Christmas

あと1時間でクリスマスも終わり。アメリカはまだまだですね。
年内のライブはあと一つを残すのみ。自宅で制作活動に勤しむ年末となりました。
そうだ!今日はクリスマスだ!!近年はクリスマスライブなどという華やかなクリスマスはなく、静かに家族と過ごすのです。しかし、せっかくなので、youtube動画を作ろうと夕方から録音〜動画と作ったらこんな時間に。。。せっかくですのでクリスマス終わっても消えることはありませんからどうぞゆっくりとご覧いただけたら幸いです。
ご覧になった皆様にとって良いクリスマスを。そして素晴らしい2026年がやってきますように!!

私のオリジナル曲『Sometime in the snow』を2026年12月25日ソロピアノバージョンでお送りします。雪の風景、静かな夜を思いながら作った曲です。 オリジナルの演奏は2001年の作品『Voices in the night』に収録されています。石井彰trio 俵山昌之(b)江藤良人(ds)でのバージョン。もう25年前の曲だ。。案外お気に入りで、たまに弾くことあるのです。どちらのバージョンも楽しんでくださったら嬉しいです。
それでは、Merry Christmas&Happy New Year!!

冬至に想う

一年で最も日が短い日。この日から陽の気が上回って行き、良い事へのスタート
を意識する日でありますね。
なかなか柚子のお風呂には入れませんが、小豆粥を食べる風習も。粥にせずとも、小豆が良質なポリフェノールをたくさん含む食材であるし、和菓子は大好きなので、小倉餡に目がない。いろんな小倉餡を購入して食していますが、今のところ富澤商店の糖度54度のものがベストな甘味であるが、もっと甘さ控えめで少し固めを目指す私は小豆を炊いている。朝ドラの「カムカムエブリバディ」で安子が小豆を炊くときに唱えていたいたように「美味しゅうなあれ、美味しゅうなあれ」とぶつぶつ呟きながら水を3度くらい変え、炊き込んでいく時間は楽しい。きび糖でほんのり甘く味付けし、少し硬めの茹でた小豆は最高だ。
そのままパンに塗って”あんぱん”に、お椀にたっぷり取りお湯を注ぎ、少しチンすれば即席のぜんざいだ。
こんな日を送るとは3年ほど前までは思いもしなかった。
音楽以外の豊かな時間を送ることの大切さを身に沁みて感じる今日この頃です。
来年もいろんなことに挑戦していきたいなとのんびり気分で思っています。

来年2026年1月は、ライブは3日から始まります。

“Jazz Momentum 2026”
現代ジャズミュージシャンによる世代を超えた一大セッション
石若駿を音楽監督に迎えて贈る、驚きと発見の2日間
ジャズ・モーメンタム 2026
2026 1.3 sat. – 1.4 sun.
<予約受付開始日>
Web先行受付:11/4(火) 12:00pmから
電話受付:11/6(木) 12:00pmから
※電話受付開始前に満席となる場合がございます。
[1st.show] open 3:30pm / start 4:30pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 7:30pm
https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/jazz-momentum/

MEMBER

石若駿 (director,ds)
Ai Furusato (p) ※両日[1st.show]のみ
石井彰 (p) ※両日[2nd.show]のみ
安藤康平 (sax)
津上 研太 (sax)
中村恵介 (tp)
菊地立起 (tp)
村田陽一 (tb)
池本茂貴 (tb)

<1.3 sat.のみ出演>
江藤良人 (ds)
金澤英明 (b)
粟谷巧 (b)
スガダイロー (p)

<1.4 sun.のみ出演>
中村海斗 (ds)
鈴木良雄 (b)
Marty Holoubek (b)
Miki Yamanaka (p)

そして、本格始動は1月8日(木)に名古屋から!!
名古屋納屋橋『モナペトロ』
~Bill Evans との対話 vol.3~
石井家Duo 石井彰(p) 石井智大(vn)
18:00 open 19:00 start m.c.¥4000
古屋市中区栄1丁目2−49号 テラッセ納屋橋 1F
052-684-9860
https://monapetro.jp/

『~Bill Evansとの対話~と題し、3回目のモナペトロでのBill Evans トリビュートライブは、これまでに石井家Duoとして”Hyperbolic””Flying”の2枚のアルバムをリリースした石井彰(p)石井智大(vn)のデュオでお送りします。

2024年9月、ポーランドで開催されたジャズバイオリンの登竜門「Seifert Competition」に於いて3位入賞を果たした石井智大は父の影響からEvansナンバーを早い時期からレパートリーに加えていた。今回はピアノとバイオリンのデュオでEvansナンバーをお楽しみ頂きたいと思います。』

そして、久しぶりのQuadrangle公演です!!

1月21日(Wed)
新宿『Pit Inn』
『Quadrangle』
石井彰(p)石井智大(vn)水谷浩章(b)池長一美(ds)
Open19:00 /Start19:30
¥3,300税込 ¥3,000+税(1DRINK付)

『Quadrangle』は、4つの個性が交差する点から生まれる無限の響きを追求するバンド。
我々は単なる四角形ではない。4人のミュージシャンが織りなす四次元的幾何学により、音楽という宇宙に命を吹き込み、時空を超えた響きを創造している。過去と未来が溶け合い、時間の境界を超えた音響空間で、聴く者の魂を包み込みたいと願っている。
結成から6年—待望のファーストアルバム『Uchronia』をついに自己のレーベル『Fenice Recordings』よりリリースすることができた。「存在しない時間」という概念を、親しみやすいメロディに昇華させる我々の音楽は、時に息をのむようなピアニッシモの繊細さを、時に魂の奥底を揺さぶる情熱を湛えている。

そして、2026年のSolo Pianoは三鷹『ナチュラル』から!

1月29日(木)
三鷹『ナチュラル』
石井彰 Piano Solo
18:30 open 19:00 start
武蔵野市中町2-5-3 幸楽ビル B1F 
042-226-2605
https://musicsalon-natural.jp/

2026年も、中心になる活動は『Quadrangle』『石井家Duo』『Solo Piano』になっていきますが、新しい出会いや新しいプロジェクトも始まります。
新たな気分でワクワクしながら新年を迎えたいと思います。

NHK FM ジャズ・トゥナイトで。

Screenshot

明日12月13日土曜日にオンエアされますNHK FM『ジャズ・トゥナイト』の新譜紹介のコーナーにおきまして、『LANDSCAPE』から選ばれるようです。23:00から是非チェックして下さいね。

こちらの『LANDSCAPE』は、私、石井彰とベーシスト山田良夫によるデュオ・アルバムとして2025年8月にリリース。30年ぶりの再会を果たした二人が、互いのオリジナル曲を持ち寄り制作しました。ゲストとして芳垣安洋(Dr)、原れいこ(Vo)、石井智大(Vn)が参加。石井彰撮影による20ページの未発表写真集が付属しています。
メンバーそれぞれのライブ会場でご購入いただけますが、通販ご希望の方は、

a.fenice141@gmail.com

までご連絡くださいませ。

収録曲

  1. Inflection(A.Ishii)
  2. Maurts(Y.Yamada)
  3. Dying Moonlight(Y.Yamada)
  4. November Serenade(A.Ishii)
  5. Cave(Y.Yamada~R.Hara)
  6. When Colors Come Alive(A.Ishii)
  7. AKI(Y.Yamada)
  8. Childhood(Y.Yamada)

アーティスト

山田 良夫 / Yoshio Yamada (Bass)
石井 彰 / Akira Ishii (Piano)
芳垣 安洋 / Yasuhiro Yoshigaki (Drums on 01, 03, 05, 07)
原 れいこ / Reiko Hara (Lyrics, Vocal on 05)
石井 智大 / Tomohiro Ishii (Violin on 03)

アルバム情報

タイトル: LANDSCAPE
CDナンバー:YYAI-001
価格: ¥3,000 (税込)

スタッフ

Mixing: 石井 智大 / Tomohiro Ishii

このアルバムのメンバーであります、山田良夫(b) 芳垣安洋(ds)とのピアノトリオ
”Silent Color”のライブが来週木曜日に大阪で開催されます。

12月18日(木) 19:00 start

会場:TEN-ON
   https://ten-on.music.coocan.jp/https://ten-on.music.coocan.jp/

大阪市旭区高殿7-15-5

出演:『Silent Color』〜LANDSCAPE発売記念ライブ〜

   山田良夫(b)

   石井彰(p)

   芳垣安洋(ds)

料金:ご予約¥3,500 当日¥4,000
お問合せ:06-4254-0172
     rxu00261@nifty.com

2025年。師走。

気がつけばあと一月で2025年も終わり。
自分にとって今年は激動の年でした。

・レーベル『Fenice Recordings』を立ち上げ、「Uchronia/Quadrangle」「Hyperbolic/石井家Duo 石井彰・石井智大」「Fllying/石井家Duo 石井彰・石井智大・feat.玉置玲奈」という3枚のアルバムをリリースしました。
それに伴い、グリーンホール相模大野でQuadrangleのコンサートを開催!

・昨年から、今年9月にかけて、世田谷「工房花屋」に於いて、『Bill Evansとの対話』と題したソロピアノによる企画コンサートを6回に渡り行う。長年影響を受けた尊敬する
Bill Evansに正面から向き合い、自分の音楽的ルーツとしてのBill Evansにけじめをつけることができた。

・大阪時代の頃の友人ベーシスト山田良夫氏と遠隔レコーディングによる作品を制作。
ゲストに同じく大阪時代の先輩芳垣安洋氏(ds)、ヴォーカリスト原れいこ氏、そしてヴァイオリンに石井智大を迎え、『LANDSCAPE』を夏にリリース。

・秋に毎年恒例の石井家Duoツアーで九州を福岡、熊本、鹿児島の3か所での公演。
昨年の大怪我から、だんだん長いツアーに対する恐怖感があったが、克服することができた。11月には倉敷、広島、熊本、福岡の4ヶ所ソロツアーを単独で終えることができ、
自分の体調と演奏ペースをしっかり管理できるように。。。。なった!!いや、もう少し
身体を大切にするようにせねばと実感する!

・およそ3年間、疎遠になっていた金澤英明氏(b)との邂逅を果たし、和解し雪解けに。
かなり久しぶりの元”譚歌Duo”の新宿Pit Inn公演が大入りのお客様に歓迎されて感激する。この奇跡的な出来事は、やはりこの人、日野皓正さんのおかげでした。
長く続いた険悪ムードを一番心配してくださり、ご自身は体調不良のため今年の日本でのコンサートは全てキャンセルになったが、この日が来ることに対するパワーをいただいたと思っています。

今月は、2本のソロピアノによるライブがあり、今年の締めくくりもしっかり一人で。

12月6日15:30 open 16:00 start ¥3,000+2drinks
石井彰 Solo Piano “Soliloquy”
『Jazz spot CANDY』
千葉市稲毛区稲毛東3丁目10−12
ご予約:jazz_candy-lj@infoseek.jp

~Last Notes of Love~愛しむ夜。ひと足早いクリスマス。石井彰 Solo
2025年12月20日(土)
『工房花屋』
15:00 open 16:00 start m.c.¥4400(税込)(別途 2オーダー)
世田谷区上用賀5-8-11
03-3700-0872
hanaya5811@gmail.com

https://www.koubou-hanaya.com

そして、今年最後の(全部のライブがそうでした〜)『石井家Duo』です。

12月10日(水)
『石井家Duo』石井彰(p)石井智大(vn)
新宿 『Polka Dots』
新宿区新宿3-8-2 クロスビル4F
03-3356-7016

文京区の壱岐坂にある「Bon Courage」が来年から四ツ谷に移転します。
ここでの最後のライブがあります。

12月11日(木)
『Tales of Another』石井彰(p)瀬尾高志(b)芳垣安洋(ds)
Open 19:00 Start 19:30
一般4,000YEN(Tax in) / シニア割(65YearsOld↑)&学割3,500YEN(Tax in)
文京区本郷1-25-8
090-4391-9319

12月18日(木)
『Silent Color』山田良夫(b)石井彰(p)芳垣安洋(ds)
大阪関目『TEN-ON』
19:00 start ¥3500(予約)¥4000(当日)
大阪市旭区高殿7-15-5
06-4254-0172
rxu00261@nifty.com

アルバム『LANDSCAPE』を作った3人が集結してのライブは、これからしばらくはありません。冬眠前の大イベントin OSAKA!!!!

文字通り、”今年最後の”ライブは、茅ヶ崎にて。

12月28日(日)
『Scene of Jazz』 安カ川大樹(b)大坂昌彦(ds)石井彰(p)
茅ヶ崎『ハスキーズギャラリー』
15:00 start
茅ヶ崎市新栄町1−1 6F
0467-88-1811

雪解けの刻

実に2年9ヶ月ぶりの顔合わせでした。
2025年11月21日 金曜日。

金澤英明さんとは、日野皓正バンドで1998年から活動を共にし、石若駿(ds)との”Boys”、デュオで”裏二重奏”→”譚歌Duo”と名前を変え2枚作品をリリースしてきましたが、ある出来事から仲違いになり疎遠になりました。

昨夜、新宿Pit Inn での”寂光”と題された日野皓正プロデュースの公演で金澤さんとのDuoが実現しました。

長い間の意思疎通が無かった音楽的関係性はステージが進むにつれ、実感として捉えられるようになり、前とは違った新しい関係性が生まれたのではないかと思っています。
金澤さんの言葉 〜音楽はあらゆる物を凌駕する。〜

我々の事でご心配いただいた皆様には感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今は札幌に住む金澤さんですから、すぐに前のような活動に戻れるわけではありませんが、大きな一歩を踏み出した1日となりました。ありがとうございました。

アメリカからいつもお心を寄せてくださっていた日野皓正さん、マネージャー田渕等さん、主催のPit Inn様、そして多数のお越しをいただいたお客様、ほんとうにありがとうございました。

文章を書くこと。

フロー型とストック型。
昨今のSNSの普及と広がり方は多種多様になり、最先端を追い求めていくのには限界を感じるのは私だけではないでしょう。
Facebookは一番長くやっていますし、写真がメインになる感じのInstagramは気軽に続けられる感じ。ストーリーズという1日だけで消えてしまう機能も、なかなか馴染めなかった。いわゆるフロー型という一瞬で流れていってしまうという事に、手軽さを感じることも無きにしも非ずだが。
何か告知をしたい時にたくさんの人に見てもらえる可能性はSNSはあると思うのだが、文字通り流されてしまうというか、大きな流れの中で注目してもらえる可能性はあるのだろうか?ということはいつも考えてしまうのだ。実際、自分もSNSを何気なく見ているし、人がやっていることにそこまで興味深く見入ってしまう事は稀だ。

文章をじっくり書いて、ストックしていくこのBlogや、音楽を動画で記録するyoutubeが自分のスタンスには合うのだなあと感じています。
このBlogもリニューアルしてから、たくさん使うようになり、比重をかけて行こうと思っている今日この頃です。SNSとダブることもありますが、Blogではより詳細に量も多く書けるので重宝しています。手軽さより質の向上。これが情報過多の世界で必要な事だと思います。

以前より自宅で作業することが多くなり、時間に追われることが少なくなったのは、じっくりと物事に取り組めることが多くなったということ。
そして、サイトへの寄稿の依頼も案外あるのです。

JazzTokyoというサイトは、かなりマニアックなJazzサイトであり、幅広い情報を網羅しています。

https://jazztokyo.org/https://jazztokyo.org/

最新号では「ジャズ事始め」という特集に私のインタビューが掲載されました。
どうやってジャズに出会ったのかという若かりし日の事を聞かれ長々と喋りましたが、ちょうど良い長さに編集されたなと。
山下洋輔さんの事について、僕が言及することも接点も無いと思われるかもしれませんが、意外や意外、最初のジャズ体験は山下洋輔さんにあったのです。奇しくもその後すぐに山下さんが今年いっぱいで演奏活動を休止されるという事を知り、複雑な気持ちです。
これまでの日本のフリージャズ、それだけではなく文筆家、文化人として金字塔を打ち立ててきた山下洋輔さん。どうかお身体を大切に大切に弾くこと以外でもジャズ界に寄与されることを願って止みません。

JazzTokyoでの執筆をどうぞご覧くださいませ。

https://jazztokyo.org/category/features/my-ecm-pick
『ECM:私の1枚』

『R.I.P.ゲイリー・ピーコック』

『R.I.P.パレ・ダニエルソン』

『R.I.P.カーラ・ブレイ』

『仲田哲也・奈緒子夫妻に訊く(後半):石井彰氏からのメッセージ+
パーキンソン応援ライブ(Vol.7)~’Ten-On’からの発信』


これからも寄稿は続き、故Jack DeJohnetteに捧げる追悼文も書かせて頂きました。これは次号に掲載されるかと思います。
心から尊敬するミュージシャンの追悼文は書きたくない😢が本音です。しかし、このように自分の尊敬の念を書き記す場を与えてくださるのはとても光栄なことだと
思っています。

LANDSCAPE~音の風景~

『LANDSCAPE』というアルバム。ベーシスト山田良夫と私、石井彰とによるデュオ・アルバムとして2025年8月にリリースしました。30年ぶりの再会を果たした二人が、互いのオリジナル曲を持ち寄り制作しました。ゲストとして芳垣安洋(Dr)、原れいこ(Vo)、石井智大(Vn)が参加。石井彰撮影による20ページの未発表写真集が付属しています。

このアルバムリリースを記念しまして、東京ではこの日一度きりのライブを行います。ぜひお越しくださいませ。

11月15日(土) 18:00 start

会場:MK STUDIO TOKYO

新宿区下落合1-6-8 ストークマンション1F

出演:『Silent Color』〜LANDSCAPE発売記念ライブ〜

   山田良夫(b)

   石井彰(p)

   芳垣安洋(ds)

料金:¥4,000(税込・1drink付き)

お問合せ お申し込み:a.fenice141@gmail.com



このお二人とアルバムを制作できたことはとても感慨深いものがあります。
まだ20代の血気盛んな頃、大阪で切磋琢磨し合った先輩方。
山田良夫さんは、ラテンベーシストに深くのめり込み、キューバやスペインで活躍された経験もあり、今は体調のこともあってライブ活動は抑えめに、鍼灸師のお仕事もされています。昔から”ECM”サウンドが好きなこともあり、気の合う仲間でした。

芳垣安洋さんは、ジャズにとどまらず、ラテン、ポップス、フリーミュージックにも精通され、大阪時代から独自の路線を爆進するリーダーでありました。
近年、またご一緒するようになり、ダブルバイオリンのバンド「12本の弦と5人の男」、そしてピアノトリオ「Tales of Another」をご一緒するようになり、継続中であります。

この11月15日のライブには、ヴォーカルの原れいこさんも参加するかもしれません。
そして、年内には12月に大阪「TEN-ON」で、もう1本ライブがあります。

12月18日(木) 19:00 start

会場:TEN-ON
   https://ten-on.music.coocan.jp/https://ten-on.music.coocan.jp/

大阪市旭区高殿7-15-5

出演:『Silent Color』〜LANDSCAPE発売記念ライブ〜

   山田良夫(b)

   石井彰(p)

   芳垣安洋(ds)

料金:ご予約¥3,500 当日¥4,000
お問合せ:06-4254-0172
     rxu00261@nifty.com

最近は。

今月に入ってから、少しスケジュールのタイトさに追われる事なく、一日をゆったり過ごし、体調を整えつつ数少ないライブに一つ一つじっくり取り組むことができるようになってきました。
寒さも本格的になってきましたから更に自愛して行かねばです。今月は持病の難病SBMAの検診、脳もみの身体メンテナンスをしっかりやろう!!

ついこの前、古くからの友人のサックス奏者 多田 誠司さんのライブを聴きに行ってきました。本八幡Cool Jojoでの小林洋子さん(p)率いるTEAM TUCKSというバンド。
メンバーは小林洋子(p)多田誠司(as,fl)加藤真一(b)吉岡大輔(ds)。小林さんの壮大なるオリジナル曲を演奏するバンド。

多田誠司さんは、下咽頭癌のステージ4であることを公表し、11月いっぱいで演奏活動に一区切り付け、来月は手術に臨み、まずは治療に専念されるとのこと。化学療法で癌を抑え、演奏活動を続けるという選択肢もある中、手術による根治を目指し、声とサックスの演奏を断腸の思いで諦めることを選んだ。もう一度彼のサックスの演奏を生で聞かねばと思いライブに足を運んだ。

思えば彼とは40年近く前からの付き合いではなかろうか。
多田さんが地元高松でサックス奏者を目指し、会社勤めを辞め、1988年上京してプロを目指します!という壮行ライブに参加したのだった。僕はその頃大阪で活動していたので大阪から参加した。その時が初共演だ。
その後、程なくして自分も上京してまた会うことになる。

そして、1999年、日野皓正バンドに参加されたことで、また濃い10年間を共に送ることになった。また「the MOST」というバンドにも参加し、色々と付き合いの深い人。

日野皓正バンドでカンボジアに行った時のショット。

2007年「the MOST」

日野皓正クインテット。和丸(ds)が加入したての頃。2008年頃。

一番直近で演奏したのはこの時かな。2023年富山にて。



この歳になってくると、どこかしら身体に不調が出てくるのは当たり前か。人間だもの。生きている証拠。避けられないこと。今度はそういう自分とどう向き合って生きていくかが大切なこと。
多田さんは生きて演奏以外の事をして生きてゆく事を選んだ。心から応援していと思います。彼はポジティブでエネルギッシュだ。必ずや病気を克服し、新しい生き方でまた人生を突き進むに違いない。
11月6日の彼の演奏は、その強い決意を聞いたのだった。

十一月。冬来たりなば。

今年もあと残すところ2ヶ月になりました。毎年毎年思いますが、時の過ぎゆくのは早い。永遠に続いている時の中で、今ここを生きている実感。
生かされているありがたさよ!

今月後半のライブの情報を少し詳しくご紹介したいと思っております。

11月21日(金) 新宿「Pit Inn」
Produced by 日野皓正 2Days『寂光』
day2 石井彰(p) 金澤英明(b) Duo
http://pit-inn.com/artist_live_info/251121hino/

“本人不在であるが、ピットインがこの2日間を日野に委ねてくれた。
day1は、近年の日野の活動でプライオリティーの高い「トランペット四重奏」。各世代を代表し、日野が信頼し親交の深いラッパ吹きが集結。また日野皓正クインテットのピアニスト高橋佑成がサポートとして参加。
day2は、長年、日野と活動をともにしてきた金澤英明と石井彰のDUO。日野をはじめ多くの人が熱望していたDUOがピットインに帰って来る。”

実はこの2days日野皓正さんが出演予定でありました。21日は、日野皓正(tp)石井彰(p) Duoの予定でしたが、日野さんの健康具合から年内の来日公演は全てキャンセルとなりました。とは言え、ここ最近、電話で話す限りとても元気そうないつもと変わらない力強い声でした。早い復帰を待ち望んでいます!!
この日は、ライブを日野皓正プロデュースという形でやるという方向で決定され、ソロか、DuoなりTrioなり好きなように選んで欲しいとのことでした。
私としては、そうであるならばまずは「Boys Trio」金澤英明(b)石若駿(ds)が妥当であろうとオファーしましたが、石若駿が多忙のため不参加。Duoでの出演となりました。
約3年前から金澤さんとは色々あって縁が薄くなっておりました。詳しくは書けませんが、彼が札幌に移住するタイミングも私は何もできないでおりました。
ここ数ヶ月で、なんとなく金澤さんとの新たな出会いがあるのではと直感的に感じておりましたが、それが本当なら無理に事を起こそうとせずとも何かが自然に起こる。そういう直感が当たり、このような経緯でDuoが実現します。
以前は「譚歌Duo」と名乗り、アルバムも2枚リリースしてきたわけですがが、事実上それは消滅。今回は気持ちを新たに演奏いたします。そして、これは日野皓正プロデュースであり、そこに大いなる意味を感じながらの公演になると思います。

この写真は「譚歌」レコーディングの時のショットです。二人の表情はもちろん
“演技”です。。。

11月21日はどんな音楽になるのかまだ誰にもわかりません。乞うご期待!!


11月27日(木)
倉敷「アヴェニュウ」
19:30 open 20:00 start
¥4,000 (要1ドリンクオーダー)
岡山県倉敷市本町11-30
Tel:086-424-8043
https://sound.jp/avenue/

11月28日(金)
広島「Lush Life」
19:00 open 19:30 start
ご予約¥4,000 / 当日¥4,500 (要1ドリンクオーダー)
広島市中区薬研堀10-9 薬研堀ビル2 4F
Tel: 082-241-7740
Email:lushlife_music@yahoo.co.jp
http://www.lushlife-jazz.info/

11月30日(日)
熊本玉名「玉名ビジネスホテル鈴鹿」
13:30 open 14:00 start
¥4,000 (1ドリンク付)
熊本県玉名市中1743-3
お問合せ:0968-72-3248

12月1日(月)
福岡博多「New Combo」
19:00 open 19:30 start
ご予約¥4,000 / 当日¥4,500 (要1ドリンク1フードオーダー)
福岡市中央区渡辺通5丁目1−22
Tel:092-712-7809
combo@f2.dion.ne.jp
https://newcombo.sakura.ne.jp/



追悼:Jack DeJohnette

10月26日。ジャズ界の巨星ドラマーのJack DeJohnetteが亡くなった。数日前にInstagramに元気そうに自宅でくつろぐ姿が上げられていたばかりだというのに。。
うっ血性心不全ということで突然の事だったのだろう。享年83歳。
ご冥福をお祈りします。

尊敬し、大好きなドラマーでした。Jack DeJohnette氏のフリークで演奏しているものを全てチェックするというマニアではないのに。
自分が愛聴したアルバムに彼の名前がかなりの確率で入っていたというのが本当のところ。一番聴いた量が多いドラマーであったことは確実だ。だからJack DeJohnetteのドラミング、音楽を構築していく様が自分の中でスタンダード化されているのだなあと
改めて実感しているのだ。

彼が参加しているアルバムは膨大すぎるし共演者も多岐に渡りすぎて全貌は掴めずにいる。ここに完全ではないがディスコグラフィーがあるので、記録の為に載せておきたい。

https://www.discogs.com/ja/artist/238626-Jack-DeJohnette?srsltid=AfmBOorQQpqrt40SYbo-gphhLBT34C_fO8NZ9ArYGoVb5VFha6ZzAl3Q



ジャズに出会って深くのめり込む過程で早くJack DeJohnetteに出会った。
一番最初はBill Evansのアルバム『At The Montreux Jazz Festival』を聴いた時だろう。最初はその凄さは未熟な私には理解できず、単にBill Evansを聴き漁っていた中の1枚に過ぎなかったと思う。

Bill Evans~Eddie Gomez~Jack DeJohnetteという奇跡の面子は数ヶ月しかなくとても貴重だし音楽的に突出していたと気付くのに時間がかかった。

1983年。私が19歳の頃、「Live Under The Sky」というとてつもなく大きなジャズフェスティバルが日本であった。大阪公演はたしかフェスティバルホールで行われた。
Sonny Rollins Special QuartetのメンバーはPat Metheny(gt)
Alphonso Johnson(b)Jack DeJohnette(ds)という今見てもびっくりするようなメンバーだった。そこで繰り広げられたパワフルで華やかなドラミングにドキドキした。凄いバンドだった!!

程なくして運命的なアルバムと出会うことになる。
Keith Jarrett 『Standards vol.1』そしてvol.2そしてもう一つ『Changes』だ。同じ日に3枚ものアルバムを録音し、時間差でリリースされノックアウトされ続けた。
Keith Jarrett~Gary Peacock~Jack DeJohnetteの3人がマジックかの様に紡ぎ出す音楽は新たな目標、憧れの音楽家としての在り方となった。


そして1985年に待望の初来日公演。大阪厚生年金大ホールで生のStandars Trioの演奏に触れたのだった。細かいところまでは覚えていないが、”唖然と”見守るしかできなかった。楽しむというより崇高なものに出会し、平伏すしかなかったというのが正直な感想。
この初来日の東京公演の映像がVideo Artsからリリースされ、自分にとってのバイブルとなったのだ。


こうしてトリオとして3人のミラクルな対話、極めて冒険的かつ繊細な音楽を作るのに必要なことを全てここから学んだと言っても過言ではない。とても個人的な事だが、それくらい今現在でもそう思っている。
このKeith Jarrett Trioの来日公演は、1985年か2013年まで計11回あり、数えてみたところ21回コンサートに行っていた。
Jack Dejohnetteの演奏に生で触れたのはこれが大部分を占める。

そして最も印象に残ってる出来事は、1991年か1992年頃、私が大阪から上京したばかりの頃、原宿に「Keystone Corner」というジャズクラブがあり、Jack DeJohnette Special Editionの公演があり、最終日の2ndステージに行った時のこと。
運良く、ステージの右寄りにドラムセットがあり、最前列のドラムセットの真ん前に座ることが出来た。
Special Editionといえば1980年頃から活動していた彼のリーダーバンドだ。
初期メンバーは、David Murray(ts)Arthur Blythe(as)Peter Warren(b)。オリジナルは革新的でフリーなサウンドだ。Jack DeJohnetteの思い描く音楽が全て詰まっていると言っても過言ではない。
原宿「Keystone Corner」に出演したのは、「Earthwalk」というアルバムがリリーされての来日だったので、Greg Osby(as)Gary Thomas(ts,fl)Michael Cain(p)
Lonnie Plaxico(b)という若手中心のメンバーだった。

ある意味キャッチーで明るくパワフルな音楽だ。喜びが体全体から発せられ「Great Bnad!!」と何度も雄叫びを上げながら全開でドラムを叩きまくる。その左手を見ると
手のひらを負傷してしまったのか、血で真っ赤に染まっている。スティックまでが真っ赤に。その熱演ぶりをこの距離で見ることが出来たのは宝物のような経験だった。
その時の心に残った事は、ここまでパワー全開で叩いても他の楽器の音が全てクリアに聞こえて来ることだった。バスドラムの真ん前にいてもだ。音が綺麗なのだ。

Jack DeJohnetteの真髄はここなのだ。野生の荒々しさ、激しいパワー、インテリジェンス溢れる繊細さ、全てが混在し、全てが飛び抜けているレベル。
そして、自らがピアニストでもあるということ。音楽全体を俯瞰してコントールしながらも聴き手を惹きつけるオーラを放ち続ける。
そして疾走感。どこまでもエレガントである。美しい世界。

様々な参加作品を聴いた。最初に書いたように、印象に残る大好きなアルバムの数々のJack DeJohnette率は5割以上だろう。
・Charles Lloyd「Forest Flower」「Dream Weaver」
・Miles Davis「Bitches Brew」「Live Evil」
・Ornette Coleman「Song X」
・Pat Metheny「80/81」
・Kenny Wheeler「Gnu High」
・Miroslav Vitouš「Infinite Search」
・Lyle Mays「Fictionary 」
・Eliane Elias「Eliane Elias Plays Jobim」
・Gary Peacock「Tales of Another」
etc.

そして忘れちゃいけない、日野皓正さんとのコラボ。
「Transfusion」というアルバムで、Roland Hanna(p)Ron Catter(b)Jack DeJohnette(ds)という唯一無二のメンバーをチョイスした日野さんの采配。
この時、Roland HannaさんとJack DeJohnetteさんは初共演だったらしい。
いたく感激し、日野さんに感謝していたらしい。
このバンドで渋谷のオーチャードホールでライブレコーディングが行われ、
「D-N-A Live in Tokyo」として発表されたが、もちろんコンサートに足を運んだ。
カルテットの演奏はもちろんだが、突発的に起こった日野さんとJackのデュオでの「Up Jumped Spring」の凄まじいインタープレイは記憶に新しい。

とりとめも無くJack DeJohnetteさんへの想いを書いてきたが、いまだに彼のマジカルなプレイとして印象に残っているのが。。。
・Keith Jarrett Standards vol.1「All The Things You Are」
・同じくvol.2における「If I Should Loose You」
でのプレイ。


この2曲でのスイング感、スピード感は数値的な速度は超越した域に達していて、時空を超えたプレイだと思う。All The Things You Areは何度もライブで再現されたが、このスピード感がないのだ。私なりの見解として、Keith Jarrettの1983年当時はオリジナルでフリーな展開の演奏や、ソロでのインプロヴィゼーションを行っていた時期で、突如としてジャズスタンダードばかりを演奏するという企画にジャズ界が驚いたのだ。Keithがジャズの原点回帰!?スタンダードを!?という期待以上のものが現れてきたのだ。Keithのプレイは自由そのものでビバップのイディオム、すなわちジャズ語とは何か違う独自の語り口、歌をスタンダードのフォーム上で行うという風に捉えられる。4ビートに乗せてスイングするというのとは違う次元での演奏だ。3人の新鮮なる対話が影響して、またとない特別なグルーヴ感が出たのだろう。このStandards Trioは結局35年間にも及ぶ活動を行ったのだが、やはり
マンネリ感が出てきたのは否めない。そして、私が言うのは僭越過ぎるにも程があるのだが、KeithはJazz pianistになってきてとても高度なJazz Trioになったのだと思っている。時が経てば変化があるのは世の常であり、Standards Trioも例外では無かった。いや、初期が特別過ぎたのだ。
この2曲の特別すぎる3人の一体感、スピード感はいまだに謎であるし、ドキドキする。

そして、
Keith Jarrett「Standards Live」における「Too Young To Go Steady」という曲だ。これは以前にJazzTokyoというサイトで書いたことなのだが、引用したいと思う。

“キースはバラードのつもりで弾き始めるが、ジャックは最初からスティックでシンバルを鐘の音のように叩く。いつの間にやら喜びのダンスの Groove に、そしてレゲエのフィルから4拍目にクラッシュシンバルのアクセント多用で狂乱のフェスティバルにごく自然に移行して行く。そのままドラムソロになるも、太鼓の祭の儀式は続く。ブリッジからキース、ゲイリーがその流れの中で合流するが、9分10秒辺りでジャックがふと手網を緩めると祭から我に返る三人。そして、最後の8小節のメロディーでこれまでの出来事をしみじみと振り返るバラードになり、安らぎのエンディングを迎えた。これが僕が好きなStandards Trioの演奏の中で1、2を争う。”

このちょっとマニアックな聴き方だが、ミュージシャンとして聴いた場合のこのJack DeJphnetteのプレイは尋常ではない。Keith Jarrett本人も”持っていかれちゃったなあ”と喜んでいたに違いないと確信している。本当に素敵な演奏だ。

このように、Jack DeJonetteのプレイを愛するミュージシャンが沢山いた。だから
こんなにもリスナーとしては彼のプレイを聴き、素晴らしい世界に誘われたのだなあ。

今、もうJack DeJohnetteさんの演奏が聴けなくなって寂しく、悲しいが、少なくとも私は彼のドラミング、世界観から大きな大きな物を頂いたと思っている。
どうもありがとうございました。そしてどうぞ安らかに。