2023年から2024年へ。

今年もあと12時間を切りました。このBlogも更新がまばらになっておりますが、読んで下さり
有り難うございました。Facebookの投稿がメインになっておりますが、この私的Blogは更に踏み込んだ内容になっていく傾向がございますので、たまに覗いてみて下さいね。

振り返ればこの一年、波瀾万丈のスタートでした。正式には何の発表もしませんし、ありませんでしたが、突然のYoutube『譚歌チャンネル』及び『譚歌Duo』の活動停止、『Boys』とそれにまつわる活動の停止。
ここまで書けば(これを読んで下さる皆さんはとっくにお気付きでしょう)何があったのかは容易に想像出来ることと思います。詳しい経緯は胸にしまっておきますが、Basistの金澤英明氏との信頼関係が切れました。長年に渡り築き上げた関係でしたが、案外脆いものだった。。。。
今年の1月2月は大変苦しみました。ストレスで体調も崩れました。徐々に夏頃からは邪念やストレスから解放されて行きました。いま現在は何の蟠りもなくこの話題に触れられるようになりました。

結果、音楽的環境はスッキリとまとめ上げられ、自分の体調に合わないスケジューリングが改善され、やるべき事、これからの人生目指すべき事の焦点がクッキリと見えてきたのです。

この一年での大変革は偶然の事とは思えないのです。今年還暦を迎えました。持病であります「球脊髄性筋萎縮症」の病状はゆっくりではありますが、進行して脚への影響はかなりのものがあります。
この病のため、激しい演奏、以前は大丈夫だった連日の演奏は身体へのダメージが大きくなりました。
天からの啓示でかなり荒い変革ではありましたが、この状態になったのだと思っています。
まずは身体が基本。いうこと聞かなくなってきた身体を酷使して音楽家寿命を縮める訳にはいかない。
あと20年はあるであろう人生の事を考えれば演奏のペースダウンは必須だったのです。

『Quadrangle』 石井智大(vn,vc)水谷浩章(b)池長一美(ds)
『Tales of Another』 瀬尾高志(b)芳垣安洋(ds)
『12本の弦と5人の男』 定村史朗(vn)石井智大(vn,vc)瀬尾高志(b)芳垣安洋(ds)
『石井家』 石井智大(vn,vc)石井彰(p)
『Three Wisdoms』 小林真由子(箏)定村史朗(vn)
『Chamber Music Trio』 須川崇志(vc)杉本智和(b) (現在活動休止中)

『ECHO』 吉田美奈子(vo)安田芙充央(p)
『柊』 吉田美奈子(vo)森俊之(key)石井智大(vn,vc)吉野弘志(b)
『DUET』 吉田美奈子(vo)石井彰(p)

焦点が定まって来たとはいえ、これだけのユニットを牽引したり、参加させて頂いたりしていてビックリ笑!!

『Quadrangle』 は来年レコーディングを計画しています。純粋に自分のリーダーユニットは現在これに重きを置いていますので、勝負に出ようと思っています。しっかりとした物を作り世界にアピールできるよう頑張りたい!!これがまず第一の来年の目標です。

そして吉田美奈子さん。自分が若かった頃ジャズにのめり込む前によく聴いていたカリスマシンガーとここまで近しい関係が築けるとは予想だにしなかった事。
熊本震災チャリティーのレコーディングでアレンジを提供した時から今日に至るまでの関係性は瞬く間に夢が現実となった。美奈子さんの深く慈愛に満ちた音楽の世界は、正に僕が理想とする音楽の在り方に他ならない。今ではジャズ、ポップスに関係なく真の音楽を心から演奏するなくてはならない存在。

僕は今、とても幸せなのだなあと実感しています。自分が心から尊敬できるこんな素晴らしいミュージシャンと音楽できるなんて!!!!!


そして今年出来ればいいなと思っていることはソロコンサート。一人で無になってピアノに向かう時間。
これは最後まで大事にしたいライフワーク。

なんだ!!来年はいい事だらけではないか!! 
自分が大切にしている事だけに全力を尽くす。これが焦点。シンプルな事だ。

長々とした独り言を読んでいただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。
皆様が健康で良い年になりますように。

投稿者 石井彰 : 13:38 | ライブ | コメント (1) | -

2018謹賀新年。

皆様明けましておめでとうございます。昨年もたくさん応援を頂き本当にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いします!!

今年は2月初旬に、Chmaber Music Trioの新譜『Silencio』がリリース予定です。制作作業が急ピッチで行われております。自分自身の撮影による写真のブックレットが入ります。音源はただ今アメリカのエンジニアがマスタリングをしており、高品質な仕上がりが期待されております。漆黒の浪漫〜感じて頂けたら幸いです。

1月31日の柏「Nardis」のライブに間に合うかが微妙なのですが。。。。2月に釧路と帯広でリリースライブです。

2月2日
釧路『ふくしま医院コンサートホール〜Urari』

2月3日
帯広『ジョイ.イングリッシュ.アカデミー』
お問い合わせ 0155-33-0198
Chamber Music Trio
『Silencio』リリース記念ライブ
石井彰(p)須川崇志(vc)杉本智和(b)


そして東京では2ヶ所での予定です。

2月11日
虎の門『B-tech Japan 』
Chamber Music Trio
『Silencio』リリース記念サロンコンサート
石井彰(p)須川崇志(vc)杉本智和(b)
16:00 start (予定)
※詳細は改めてお知らせ致します。

2月12日
小平『Fu-an』
Chamber Music Trio
『Silencio』リリース記念ライブ
石井彰(p)須川崇志(vc)杉本智和(b)
042-344-9606


今年は、この新しいトリオと以前からの杉本智和(b)江藤良人(ds)の二本立てで活動して行きたいと思っております。2つのバンドでOnly Oneの音楽を奏でられるよう頑張ります!!


年末にBoys 金澤英明(b)石井彰(p)石若駿(ds)でのレコーディングをしました。とうとう10周年です!
このトリオは実質的に金澤英明がリーダーですが、全員が同等の立場で丁々発止のインタープレイを行い、どの様な展開になるか予想がつかない。しかしそこに強い信頼関係ができているので何の心配も要らないという状況になってきています。
レコーディングでは殆どが新曲、新しいオリジナルも3曲、意欲的なアルバムです。ライブとは違った面が強調されており、良い意味で裏切られる内容なのではと思っています。こちらは3月にリリースの予定です。

そして、不動のメンバーで突き進む日野皓正Quintet。加藤一平(gt)石井彰(p,key)杉本智和(b)石若駿(ds)から成る圧倒的なサウンド、今年がどの様に発展して行くか楽しみ!!こちらも春にレコーディングの予定です。

この3つのバンドを軸に今年も邁進して行く所存でございます。どうぞよろしくお願い致します!


今年初の「日々の記録」アップします。どうぞご覧下さい。

スライドショーはこちらです!!

投稿者 石井彰 : 18:23 | ライブ | コメント (2) | -

Solo Concert@Suntory Hall Blue Rose


日本のクラシック音楽の最高峰のホール、サントリーホール。5年くらい前にガラコンサートで日野皓正カルテットで大ホール出演もした事もあったが、小ホールでのソロはもちろん初めて。

大ホールでコンチェルトでガンガン弾かれているピアノらしく、反応が素晴らしく、音色コントロールも抜群に効く。響もすーっと空間に吸い込まれて伸びて行く。最高じゃあああ!!!ってな感じで存分に弾いて参りました。

このところ、思っているいかに脱力し、間を大切にし、いろんな意味で無駄を排除したい〜という気持ちで、臨んだコンサートでした。それを実行して行くのに最高のシチュエーション。さすが日本一のホールでした。

これまで13回に及ぶコンサートを企画主催していただいてきました平嶋様、お手伝いいただいたスタッフの皆様、そして寒い中お運び頂きましたお客様に感謝し、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

昨夜のセットリスト、思い出せる限りで書いておきます。間違えがあるかも。。。
1st
Ellen David
I Hear Rhapsody
Boulogne
Autumn Nocturne
The Christmas Song
Intermission Music
2nd
Silence
Blue Moon
Sing Me Softly of The Bluse
Late Lament
Sometime in The Snow
Autumn Leaves

Silencio

投稿者 石井彰 : 14:26 | ライブ | コメント (3) | -

From New York

9月3日(土)中野『Sweet Rain』にて、日米混合のライブです!!

真壁えみ(三線、vo)Thomas Morgan(b)石井彰(p)
田中徳崇(ds)

N.Y.で活躍する、真壁えみとThomas Morgan。えみさんは、日本語を大切にしたオリジナルを中心に三味線を弾き語る。曲調は最先端のジャズ調あり、バラードあり。本当に不思議な世界を持つアーティストです。Thomasは、Paul Motian(ds)、菊池雅章(p)、日野皓正(tp)らに見出され最もクリエイティブな若手ベーシストだ。

音楽的にも正に日米混合といった不思議サウンドを是非とも体験にいらしてください!!

『Sweet Rain』
中野区中野5-46-5 岡田ビルB1
TEL  03-6454-0817
19:00 start m.c.\3,000

投稿者 石井彰 : 16:41 | ライブ | コメント (1) | -

青の記憶、刻の記録

さて6月に入りました。梅雨入りも間近でしょう。暑さと湿気で鬱陶しい季節になりますが、涼しさを感じる音楽をたくさんお届けしたいと思っています。

今月のオススメのライブをご紹介します。

6月12日(金)

石井彰(p) 類家心平(tp) Duo 『青の記憶、刻の記録』


ジャズが本来、DNAとして持つブルース。我々日本人にはそのDNAがないのであろうか。否、ジャズを愛し演奏する者の中に確実に存在するのである。
しかし、日本人には日本人にしか持ち得ない”間” ”侘び寂び” などがあり、この感覚に誇りを持ち、我々にしかありえないジャズを演奏したい。
これが我々のジャズ、即興演奏に対するスタンス。いつも新しい驚き、癒し、昂まり、色気を与えられる音を出して行きたいと思っている。


大塚『音楽堂 ano ano』  東京都豊島区南大塚1-49-2 ハイデルムンド1F

開場19:30 開演20:00   ¥3000
予約・問合せ 03−3941−7205(名久井/ナクイ)


類家心平(tp)とのデュオは、3月の「Pit Inn」でのライブ音源がハイレゾ雑誌『Net Audio vol.18』に収録されダウンロードできるようになっています。そちらもお楽しみいただけたらと思います。

投稿者 石井彰 : 12:18 | ライブ | コメント (2) | -

カンボジアツアー

14年ぶりのカンボジアプノンペンの街。車とトゥクトゥクとバイクで通りが溢れ、熱い空気と湿気が肌にまとわりつく。凄いパワーを感じます。

Lotus Associationの計らいにより実現した14年ぶりの日野バンドコンサートは東北へのチャリティコンサート。本当に久しぶりのプノンペンの街は比べ物にならないはどの発展を遂げていました。

5日早朝に成田を発ち、ホーチミンシティー経由でプノンペンへ。気温35度。乾期真っ只中。空港から市街地までの車中からの眺めは物凄い勢いで発展しているパワーのカオス。

その日は主催者の木村様の経営する日本食レストラン『おりがみレストラン』での食事会と夜の少しの散歩で終わり。時差も2時間なのでボケることもない。

二日目は午後にリハーサルがあった以外はオフ。カンボジアは午前中から30度を超える。朝の散歩は『ロシアンマーケット』。狭い路地を迷路のように吸い込まれてゆく。衣料品、生鮮食料品、銀製品、仏像彫刻、なんでも手に入りそうだ。
リハーサル後はまた散歩。夜は日本大使館に夕食会に招待されていたので、それまでの時間を惜しむかのようにまだ見ぬエリアに足を踏み入れてゆく。
大使館での歓迎レセプションはカンボジア国王殿下の弟さんも出席。なんとご自身のバンドも持ってらっしゃるそうで!そのメンバーの方々、スポンサーの方々、スタッフの方々と、日本食のバイキングを頂きました。その後また夜の街を撮影に。。。

三日目は本番日。しかし夕方なので、朝食後また散歩。あてもなく歩くとやはり寺に出会う。仏教国だからあたりまえか!オレンジの法衣を纏ったモンクもたくさん歩いているし。当然のことながら日本の仏像とはお顔つき、お召し物も微妙に違い、面白い。何故か寺院内にがらんとしたミュージックホールがあり、カンボジア音楽を聴くことができました!

コンサート会場は立派なホテルのボールルーム。素晴らしいお客様、カンボジア王室の方々、日本大使とそうそうたる聴衆を前に行われました。カンボジアの『プノンペン』という曲や、日本の『川の流れのように』は人々に心から歓迎されたようです。現地スタッフの皆さんありがとうございました!
会場では14年前の訪問の際に会った日本語学校の子供達と再会、立派な青年になった姿を見て嬉しくなりました!カンボジアは東北の震災の復興への支援もたくさんしてくださっているので、そのお礼の気持ちも込めて演奏しました。このコンサートも東北へのチャリティーです。4年前の震災からまだ立ち直れず問題山積みの状態ですが、我々ミュージシャンも微力ながら支援し続けたいと思います。

充実した4日間でした。人々から発せられる強力なパワー、優しさ、マイペースさなどが渾然とある。それを肌で少しでも感じられてよかった。我々も音楽を通じて感謝の気持ちを伝えられたと思います。もっともっとカンボジアと日本の交流を深めて行きたいですね。ありがとう、カンボジアの人達!

今回は写真が多数の為、外部に写真集をアップしています。下記からジャンプしますので、どうぞご覧になり、カンボジアの熱い空気を少しでも感じていただけたらと思います。ダウンロードも自由ですよ!


スライドショー
一枚ずつファイル表示

オススメの鑑賞の仕方。

1。お気に入りの音楽を部屋で流しましょう。ちなみに私の場合は『Caetano/Caetano Veloso』で気分は最高潮に!
2。スライドショーを開始。速度は『遅く』を選択。
3。かなり時間かかりますが、ミニカンボジアツアーが楽しめるはずです!

さらに時間がある方は、全ての写真をダウンロードして、パソコンのスライドショー機能を使ってパソコンの画面一杯の大きさで再生してみてください。さらに臨場感が増し、緻密に街の様子がわかります。

あとはファイル別表示でお気に入りをじっくりどうぞ!!

投稿者 石井彰 : 11:52 | ライブ | コメント (4) | -

2015年!!!


もう1月も半分過ぎてしまいましたが。。。

皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします!!この一年、健康に気をつけて休みをとりつつ、良いペースでがんばろう!!

と、思ったんです。正月3日から酷い風邪をひいてしまいました。喉の激痛、発熱から始まり、長引く咳。。。今日の時点でもまだ咳が抜けません。咳に良いと言われる「パイナップルジュース」をたくさん飲んでいます。

年初の大仕事、8日のMotion Blueでの書家、白石雪妃さんと私のカルテットのコラボも無事に終わりました。これはまた写真が手に入ったら別にレポートしようと思っております。たくさんのお越し、ありがとうございました。

この日もかなり体調が悪いまま迎えてしまい、自己管理の甘さが反省点です。そして翌日から金澤英明&石井彰の新春デュオツアーin九州も始まりました。


体調良くならないまま9日から九州を南は鹿児島から徐々に北上しております。咳は止まらないものの少し元気が出てきたので、久しぶりのブログ更新です。

初日は鹿児島。初富士ならぬ初桜島も綺麗に見えます!!昨年に引き続きツアー初日は鹿児島『明日の地図』。初日から地元ミュージシャン初め、たくさんのお客様がいらしてくださり、我々も好調なツアーの滑り出し。この日は鹿児島に泊まらず、演奏後、都城のドラマー松元彰一郎氏が迎えに来てくれて都城入り。美味しい「もつ鍋」「黒豚しゃぶしゃぶ」をいただき、栄養を存分に補給!

翌日は演奏後また移動なのでホテルを午前中に出て、都城観光。初めての経験だ。

お寺と自衛隊の中の資料館、そして都城島津邸を見物。「西の寺」「東の寺」は京都の西本願寺と東本願寺のような関係だと言う。松元氏の菩提寺だそうで、ご案内頂いた。そして、ふと気になって寄って頂いた、天長寺。そこには非常に変わったご本尊『四臂不動明王』!!お不動さんは普通に手が二本だが二本余計についてい
る。剣と羂索の他に何を持ってるのかは秘仏の為、確認はできず。。。
明治の廃仏棄釈を免れた石仏群が裏手の墓地にひっそりとおられた。室町期の優しいお顔の阿弥陀様、そしてお地蔵さん、不動明王。ご住職の色んなお話も聞けて寺巡り好きな私と金澤英明は満足満足。

その後、陸上自衛隊の資料館を見学させてもらったり、陸軍墓地をお参りに行ったり。。。。島津邸が残されているので見学に行ったりと、非常に渋いこのデュオのオフの時間の過ごし方は今年も変わりそうにない。。。。

都城『MU-ZA』ではゲストが盛りだくさん。昨年に引き続きドラムは松ちゃんこと松元彰一郎さん。マスターの黒木勇一郎さんのヴォーカル、そしてデュオユニットの『Yoshino&Masae』のお二人。大変バラエティーに富んだ楽しいステージとなりました。

この日も演奏後、永井さんという音響機器の開発販売をされている方に乗せていただき、霧島の別荘地へ。真夜中に到着し、風景は見えなかったが、星が綺麗だったこと!強烈な硫黄の匂いがする温泉最高でした!

翌日のコンサートは、この別荘の主のヴォーカリスト今村真由美さんとのトリオ演奏でした。永井氏が音響を務め、ご自慢のアンプが出す音はナチュラルで素晴らしい今村さんの歌声を更に引き立たせる臨場感溢れる素晴らしいものでした。そして演奏後、熊本入り。熊本に5泊していたので、本来もっと歩き回って写真を撮りたかったのでが、この頃が一番具合が悪く。。。熊本『おくら』ではじっくりとデュオを楽しみました。いつもながら歴史を感じさせる落ちつく店内、物静かだが熱いものを内に秘めている優しいマスター。大好きなお店!!

この後のレポートはまた後日です。

投稿者 石井彰 : 11:49 | ライブ | コメント (3) | -
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