弥生。


久しぶりにこうしてブログを書こうと思うのも、体と心の冬眠から目覚めつつあるのかなと思うこの頃です。
身体の問題としても、寒さが堪えるのは年々自覚が強くなります。それに加え、年末から2月頭にかけて懸案事項があったため、2月半ばからは少々体調崩してしまいました。

それからも復調出来つつあるのは、春が近づいた事もですが、心身のバランスを取り戻せたからなのかも知れません。心と身体は繋がっており、双方に影響し合うのを身をもって痛感した1月2月でした。

とは言え、これからの人生にとって大切な事の始まりもありました!!
敬愛する作曲家でありピアニストの安田芙充央さんとの2台ピアノによるプロジェクト『凛-RIN-』は、昨年の春からじっくりリハーサルとレコーディング、ミックスを重ね、今年1月25日にプルクワレーベルよりリリースされ、27日のお披露目ライブと共に高い評価を頂きました。

安田さんの作品集である『凛-RIN-』。作品をこよなく愛し聴き続けていたのですが、実際に安田さんとのデュオを経験すると、彼の偉大さや深さ、音楽に対する厳しさを痛感して、自分の未熟さ、小ささを正に突き付けられた様でした。安田芙充央さんはこんな自分をピアノデュオの相手に選んで下さった誇りも折れそうになりましたが、自分は自分にしか出来ない音楽があるはずだと良いwww開き直りで広大な安田ミュージックに飛び込んだのでした。ここが終点ではなく出発点なのだと!!

そしてこの出発点がさらに先へと続いて行くのを示唆する様に、新しいプロジェクトも決まったのです。
ヴォーカリストの吉田美奈子さんとの音楽活動はここ数年でかなり深まったと感じています。今年は大きなバンドである『柊』森俊之(key)石井智大(st)吉野弘志(b)との5人編成ユニット、そして美奈子さんと僕のデュオが中心となる予定でしたが、ここになんと安田芙充央さんとのピアノデュオで吉田美奈子さんと音楽を作って行こうという前代未聞のプロジェクトが誕生しました!!ユニット名も『ECHO』と決まり、5月のBilborad Live YOKOHAMAを皮切りに3つのライブが決定しています。まだリハーサルも始まっていない未知のバンドですが、まさに未知の音が作り出せるのではないかと野望に燃えている3人です。



自分自身の音楽を表現して行くユニットも、『Chamber Music Trio』須川崇志(vc)杉本智和(b)、『Quadrangle』石井智大(vn)水谷浩章(b)池長一美(ds)が二本柱として確固たるものになってきたのも超嬉しい事。オリジナル曲が文字通り「育って行く」のを実感できるのです。これはなかなか感じる事のなかった感覚です。この二つのユニットは本当に楽しく、こういった仲間がいることが幸せでなりません。

準レギュラーバンドとも言える、『12本の弦と5人の男』定村史朗(vn)石井智大(vn)瀬尾高志(b)芳垣安洋(ds)。こちらも僕が音頭を取って始めましたが、もはや誰がリーダーでもない有機体です。ここから『Tales of Another』瀬尾高志(b)芳垣安洋(ds)石井彰(p)というスピンオフ的トリオができたのも昨年の収穫の一つです。

そしてこちらも息の長いユニットになって参りました『Three Wisdoms』小林真由子(箏)定村史朗(vn)。みんなオリジナルをこのバンドの為に作ろうよ!と提案してきたのが実を結びつつあります。この唯一無二の摩訶不思議な編成のユニット、まさに無国籍な音楽を是非聞いて頂きたいものです。


徒然なるままに書き連ねてきましたが、近況報告と決意表明でした。
体調の方はあまり良くなってきてるとは言えず、無理をすると数日間身体が言うこと聞かなくなってしまうのは、病気が進行しているのだなと痛感しています。。。。こういうことに陥らない為にもライブの頻度を大幅に下げて参りますが、まだまだ元気に頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。

投稿者 石井彰 : 20:39 | その他

新生『柊』。吉田美奈子(vo)森俊之(key)石井智大(st)吉野弘志(b)

投稿者 石井彰 : 2023年3月1日 20:41

1月27日。渋谷「公園通りクラシックス」にて『凛』リリースライブ。安田芙充央さんと