譚歌の夢

『譚歌チャンネルの夢が叶った日』

9月7日、あいにくの雨天となった杉並公会堂。ここの小ホールにて「譚歌チャンネルコンサート」が行われ、素晴らしいゲストの皆さん、スタッフ、沢山のお客様のおかげで無事に終えることが出来ました。チーム譚歌チャンネルの金澤英明、石井智大、石井彰より厚く御礼申し上げます。

当日のプログラムをご紹介しましょう。
「Goin' Home」ドボルザークがチェコを離れ中近東旅行から家路に着くかのような壮大で世の全ての平安を祈るような世界観を表現してくださった太田恵資さんと八木のぶおさん。

「アヴェ・マリア」コントラバス の可能性の地平線を永遠の先に見据えているかのような吉田秀さん。


「Little Aby」菊地雅章さんの名曲をジャズメンの生き様の美しさ、尊さまでの極限アートに昇華した峰厚介さん、秋山一将さん、津上研太さん(本名チャールズ・ケンタ・ツガミ)。

「Song of Nenna」このシンプルで愛らしい曲をどう表現していくのか。Nennaの可憐さ、優しさ、気まぐれさ、妖艶さ、強さ、狂気を怒涛の表現してくださった安田芙充央さん。

「On The Sunnyside of The Street」僕自身も毎日楽しみに見ていたNHKの朝ドラ「カムカムエブリバディ」。「るい」から「ひなた」への歴史の根源となったこの曲を、正に明るい日の当たる散歩道を闊歩するように会場全体を飲み込んだMITCHさん。

「空が映えた 2022年11月18日水曜日」未来の日付でツイートされた、窓辺から空を眺めている様子。そんな切なくも美しいエピソードから生まれたオリジナル曲を独自すぎる表現で、世界を構築しては破壊する美しさの極地を聴かせた大友良英さん。そしてこの曲と前の曲の2曲でドラムスを叩いてくれた石若駿さん。彼は言わずと知れた今最も引く手数多であり音楽界を牽引する存在、そして金澤石井とは15年に渡りBoysで活動してきた盟友。

「RIVER〜Over The Rainbow」トリを飾ってくださったのはもちろんこの方、吉田美奈子さん。昨年から今年も沢山ユニットとして活動できる喜び。その歌声は全ての人の魂に強く優しく訴えかけ、人の深層心理までも呼び起こし、えも言えぬ感動をもたらしてくれる。

今この様に書いていると生々しく全てを思い出します。隅から隅まで愛おしく一期一会の尊い時間でした。
2年半前、何もかも無くなった音楽界で何が出来るのだろうと思案し半ば苦し紛れで出した案を一緒に具体化して行った金澤英明と石井智大。ど素人が企画進行から番組収録の為の音響、カメラ、照明、編集作業までを手探りで積み上げてきました。ゲストにお呼びする方々もボランティアで参加下さり、収録会場もご好意で提供してくださる。ボランティアでお手伝い頂いた人も何人もいらっしゃる。言うなれば「わがままにわがままを重ねた」2年半の歴史です。回を重ねるごとに欲やアイディアも次から次へ。「譚歌さんぽ」も、ほとんどセルフ無茶振りの様な。壮大な趣味の世界。

一昨日のコンサートも、このわがままの集大成でした。そして夢でした。それが叶いました。ありがとうございました。こんな陳腐な言葉でしか表現できない感謝の気持ち。。。でもこれしか言えないのです。

今一度ゲストの皆さん、MCの玉置玲奈さん、謎の覆面レスラーとしてカメラマンとして八面六臂で活躍して下さった大野明さん、吉田美奈子さんのアテンドにいらして僕にも気を遣って頂いた清島さん、舞台監督の宇佐美さん、音響の近藤さんチーム、照明の岩本さんチーム、調律の大橋さん、その他手伝って下さった皆さん、そして企画運営して下さったラルゴ音楽企画の多田鏡子さん、本当に本当にありがとうございました。そして金澤さん、智大、本当にお疲れ様でした。

ここまで出来たのは『譚歌チャンネル』を愛して下さり応援頂いた譚歌ファンの皆さんのお陰です。ありがとうございました‼️遠くて行けない、予定が合わないと沢山の声を頂きました。このコンサートの模様は全てとはいきませんが何らかの形で「譚歌チャンネル本編」にて公開出来たらと思っております。気長に待っていて下さいね。そして写真を撮る事をほぼ忘れてました。会場から撮って下さったのは大野明さん。

まずは100回目を目指して新たなる気持ちで頑張ります!!!!

投稿者 石井彰 : 16:28 | ライブ

バイオリン太田恵資。ハーモニカ八木のぶお。

投稿者 石井彰 : 2022年9月10日 16:29