関西の春

月曜日、大阪に到着するや否や、またもや福島で大きな地震があったことを知り、また大変な事だとショックを受ける。もはやこれは、余震なのか。心配の種は尽きる事がありません。どうか、全て良い方向に事が運んでくれるのを祈るしかありません。避難生活を余儀なくされている多くの方々、原発事故現場の最前線で命を顧みずに作業して下さっている人達。国の威信を賭けて、彼らに早急に平穏が訪れる努力をしなければならないでしょう。日本国民として。


月曜日は梅田「ロイヤルホース」で、Scene of Jazz のトリオ。オーソドックスなスタイルによるリラックスした演奏を聴いて頂きました。演奏中は忘れるほど没頭するのだが、地震の事を聞いたショックは大きい。

翌日、火曜日は久しぶりの神戸「クレオール」での安カ川君とのデュオ。ここのピアノと空間の響きは最高!!安カ川君のアコースティックで深く力強いベースとの対話を自由に、静かに楽しみました。

水曜日は我が母校「大阪音楽大学」ジャズ科の今年度初授業。ピアノ、ベース、ドラムスのリズムセクションのアンサンブルを教えている。どこの大学も多かれ少なかれ学生数の減少が問題だ。今年もピアノの新入生が一人。。。かろうじてトリオが揃うことになった。セッション的に参加して来る、積極的な学生、卒業生、学外のミュージシャン入り乱れてのセッションとなる。いい滑り出しだ!熱心な若者達に明るい未来を!!ぶつかって来る者に全力で応えたい。

木曜日は、これまた久しぶりの新大阪「WAZZ」で、大阪在住のベーシスト荒玉哲郎とのデュオ。彼との出会いは、かれこれ24、5年前に遡る。最も演奏する機会が多く、大好きなベーシストだった。私が上京してから約20年。本当に久しぶりのデュオでの演奏は懐かしく楽しかった!!もうお互いに良い歳の中年だ(笑)また大人の会話を楽しみたい。

木曜日の昼には、「造幣局の通り抜け」という大阪の桜の名所を訪れてみた。ここは「そめいよしの」ではなく、いろいろな種類の桜が今が満開。しばしの平和を感じたのでした。東北の方々も来年は美しい桜が落ち着いて見れるようになって欲しいな〜と、祈らずにはいられませんでした。桜には美しさと悲しさが同居していますね。。。

投稿者 石井彰 : 01:39 | ライブ

葡萄の房のような。

投稿者 石井彰 : 2011年4月16日 01:42

クローズアップ!

投稿者 石井彰 : 2011年4月16日 01:45

散って行く花びらも美しい。

投稿者 石井彰 : 2011年4月16日 01:55

コメント

素敵な写真ですね。
桜は一輪では桜ではない。
ということばがありますが、まさにその通り、という感じを受けました。

毎年咲き、数えきれないくらい見てきた桜ですが、思い出に残った桜は? と問われると不思議とそれは叶わなかった恋の相手と連れ立ったものだったり、二度と会えないひとと見たものだったり。
いずれにせよ、人生でその数が限られてしまう気がします。

石井さんの今年の桜が、思い出に残る桜でありますよう。

投稿者 M : 2011年4月16日 23:11

ほんとうに美しいです。

花いっぱいでたわわな桜。
ピンクのグラデーションが可憐です。
散り際の潔さも見事ですよね。

写真のスライドショーを、
石井さんのピアノをバックにみたいと思いました。
美しさと哀しさがあふれるような気がします。
今はより。。。

投稿者 Mitsuyo : 2011年4月18日 16:39

Mさま、Mitsuyoさま、ありがとうございました!誰の心の中にも想い出の(宝物の)桜がありますね。だいぶ昔に見た、澄んだ月夜に幻想的に浮かび上がる夜桜を見て、何かに取り憑かれたような気がしたことがありました。桜の魂というか。。。。いろんな顔を持っていますね。

投稿者 石井彰 : 2011年4月19日 00:44

ご無沙汰しております。

最近、知り合った若手のピアニストさんのプロフィールで「石井彰氏に師事」というのを見かけることが、結構あります。
時の流れを感じます。
私自身は、なかなか身につかずでボチボチです(笑)

投稿者 さえ : 2011年5月1日 18:10

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