日野皓正クインテット東北ツアー!!


25日から始まった東北ツアーも半分を過ぎ。。。。残すところ3公演となりました。初日の函館が遠い昔のような。もう半月経った訳です。

バンドはただがむしゃらに演奏する時期を過ぎ、第2第3ステージへと。色々と上手くいかない事もありますが、それをすっと乗り越えて次のステージへ進んでいけるのが凄いところ!

北海道から来た者にとって、東北はこんなに暑かったのか!?というほどの強い陽射しの盛岡でした。昼間の散歩は北山社寺群を目指して始まる。報恩寺、鬼の手形の神社、桜山神社などを。とにかく報恩寺は素晴らしいお堂だった。本尊盧舎那仏を中心に華厳経を模した華厳殿となっている。一種の立体曼陀羅だ。お釈迦様の十大弟子、十六羅漢が須弥壇に、お堂の周りには表情豊かな五百羅漢!圧巻でした!!
ご住職も気さくな方でお話をしてくれたり、写真も自由にどうぞと言ってくださったりと、とても良い空気のお寺。また是非訪れたいものだ。
街もとても良い空気感!これがみちのくののんびり感なのかも。
前日も訪れた「すぺいん倶楽部」は満員のお客様で息苦しい程の熱気。マスター西部さんのテナーサックスの飛び入りもあり、東北ツアー良いスタートを切りました!

翌26日は北上し、青森県は八戸へ。夏の南郷ジャズで訪れる馴染みのある街だ。今回は「ハッチ」という多目的ホールのようなスペース。なんとピアノはベヒシュタイン!深く味のある渋い音色は大好きだ。素晴らしいコンディションでした。
ライブには八戸在住のデビッド.マシューズ(p)さんも飛び入りし、またもや盛り上がった一夜になりました。
ライブ終了後は、この地に来ると皆で訪れることが多い屋台で青森の美味に舌鼓を打ちました。

翌朝は少し冷え込んだ青森八戸。朝市の食堂での朝食から今日は始まる。とても新鮮で濃厚な海の幸を頂きチャージ完了。
秋田「Cat Walk」はここ数年毎年出演している。熱いお客様の声援が嬉しい! この日は、1stステージの終わりに日野さんの策略をメンバー全員が察知出来ずに一喝されるという出来事が。2ndは持ち直し、マスターはじめとするトランペット衆3人が飛び入り。結果盛り上がったライブとなりました。

一関への移動オフ日をはさんで、29日は「ベイシー」。知る人ぞ知るオーディオの聖地。JBLのスピーカーから流れるアナログレコードの圧倒的なジャズの音圧、臨場感にはノックアウトされっぱなしだ。
今日のライブは亡くなった名プロデューサー伊藤八十八さんに捧げてのものだった。往年の日野さんの数々のアルバムはもちろん、寺久保エレナに惚れ込みプロデュースし続けたのも伊藤さんだった。今日のライブはきっと伊藤さんに届いているだろう。いや、ベイシーのどこかでニコニコして聴いていたのだろう。

今日は一関から仙台へ移動し、オフ。ゆっくり洗濯している間に散歩。伊達政宗廟のある瑞鳳寺まで。緑が美しい!!
仙台と言えば牛タン!近藤商店という隠れ家的ダイニングバーの絶品牛タンを頂いた後は、ライブハウス「KABO」へ。演奏していたピアノトリオに日野さん、寺久保エレナ、私が飛び入り。お邪魔しました!!

明日もオフ。ゆっくりしてラスト3日間への充電だ。

さてまた大量の写真があります。こちらからどうぞご覧ください!!

スライドショーはこちらです。

投稿者 石井彰 : 02:12 | ライブ | コメント (1) | -

北海道終了です!


北海道の後半は21日朝から網走第一中学校でのミニコンサート。心からコンサートを楽しんでいる生徒たちに乗せられて朝からヒートアップ!学生さんのクラリネット、ピアノ、パーカッションが大挙飛び入りし、とても素晴らしい思い出になるコンサートでした!
夜はライブハウス『ちぱしり』でのライブ。中学校のパーカッションの子達が三人聴きに来てくれて、また飛び入ってくれてまたまた盛り上がってしまいました。決して物怖じしない素直な子供の感性に胸を打たれっぱなしの一日でした。

翌日22日、網走から旭川までの長い道のりでした。大雪山あたりにはまだ雪が大分残る。層雲峡で一休みして風景を楽しんだりと北海道はやはりのんびり急がない旅が似合う。
旭川『A.Evans』は何度も来ているライブハウス。ママさんのアリョーナさんがアルトサックスを吹く。今回も2曲飛び入りしてくれて熱いブロウを聴かせてくれたのでした。

23日、北海道最終日は砂川へ。その昔は炭鉱で栄えていたらしいが、現在は駅前も寂しいが、どこかあっけらかんとした佇まいの街。とても気が休まる。リハーサルも直ぐに終わり、お決まりのBoys散策隊はうろうろとほっつき歩く。
会場は駅に直結したホール。とても良い響きで気持ちが良い!北海道ラストだからなのか、皆弾ける弾ける!!札幌在住のタップダンサー吉田つぶらさんが飛び入り。日野さんとのタップデュオも。日野さんが転倒のアクシデントもあったが大事に至らず元気に北海道8箇所無事終了しました。

こういった爽やかな季節の中での北海道ツアー、最高の旅となりました。音楽はもちろん、たくさんの温かい人たちとの出会い、交流は何事にも替え難い経験。おまけに食べ物は美味しいし、大自然の素晴らしさ、空気の美味しさ。また来年あるといいなあ。。。

今日は北海道を離れ本州へ。日野さんエレナ組は飛行機、Boys組は電車。何故ならベースが飛行機に乗らないから!!トリオは運命共同体ということで。。。
札幌を午前中に出発。苫小牧まで南下。そして海岸線をひた走る。登別、室蘭、伊達、洞爺、長万部、八雲、森、大沼を通り、函館に着いたのが14時。乗り換え時間がかなりあったので、一旦外に出て朝市の食堂で海鮮丼を!
そして生まれて初めての青函トンネルを通り、青森。新青森から新幹線に乗り換え、盛岡に着いたのは20時前。。。10時間移動だ。
しかし、その疲れを吹き飛ばしてくれたのは、やはり羊ちゃん!美味しいジンギスカンを食した後、明日の会場「すぺいん倶楽部」に押しかけ、1ステージ演奏!!日野バンドの元気さ恐るべし!!

明日から東北ツアー開始です!

写真多数アップしています。こちらからどうぞ!

スライドショーはこちらからどうぞ!



投稿者 石井彰 : 03:07 | ライブ | コメント (17) | -

日野皓正(tp)クインテット北海道ツアー!!


14日から北海道に来ております。昨年に引き続き、日野皓正(tp)スペシャルクインテット〜寺久保エレナ(as)石井彰(p)金澤英明(b)石若駿(ds)の面々による、約3週間のツアー。

札幌でのリハーサルを終え、初日は函館「金森ホール」。あいにくの雨で寒い日だったが、演奏は次々と化学反応が起こり、とても良い滑り出しとなりました!
ホールは港近くの赤煉瓦倉庫街を改装しているオシャレなエリア。ホールの響きも素晴らしかった。

二日目は洞爺湖近くの壮瞥町。昨日と打って変わって快晴の北海道!昼食もテラスで十分な暖かさが戻った。洞爺湖の向こうに見える羊蹄山、見事でした。そして近くには対照的な昭和新山。麦畑がみるみる盛り上がって出来た岩山。それを見た人はさぞビックリしたろうなあ。。。
コンサート会場もとても良い雰囲気の小ホール。もちろん演奏も盛り上がりました!

三日目は昨年の冬に来た新冠。一面雪景色だったので、どんな町なのかわからなかったが、海ぞいの緑が綺麗な町。サラブレッドの名馬の産地として有名だそうだ。あちこちに牧場がある。
レ・コード館はアナログレコード盤の膨大なコレクションがある。ここのホールでのコンサート 今日はピアノはベーゼンドルファー。とても良く響くホールで気持ち良く演奏できました!

四日目は幕別へ。海沿いを浦河あたりまで走り、日高山脈越え(たぶん)して十勝の幕別へ。とにかく牧場が多く、可愛い馬には本当に癒されっぱなし!
冬の十勝は、このところ毎年のように訪れているので雪景色のイメージが強すぎる。こんなに緑と土の色が濃いとは!!しかし広大としか言いようがないなあ。。。。 
幕別百年記念ホール講堂でのコンサート、今日もまた新たな展開があり、日野さんの新曲も初お目見えしたりと、大変盛り上がりました!

五日目は十勝から釧路へ。雨のせいもあるが、川、沼、海と水分が多くなる雰囲気は悪くない。
昨年はBROSSという素敵なライブバーが会場だったが、残念ながら閉店。今回は釧路芸術館という、これまた素敵な会場。響きもピアノも最高!そしてお客さんのノリも最高潮に!ノンストップで5日間駆け抜けたクインテット。毎日化学反応が起こり続ける!!!

六日目は天気も回復し、清々しいオフ日になりました。釧路から一気に北上。湿原地帯を通り、弟子屈町でランチの後は摩周湖へ。綺麗に見渡せる幸運に恵まれる!そしてオホーツク海まで抜け、涛沸湖のほとりで原生花園の風景を楽しむ。片やオホーツク海から知床連山を臨み、片や静かな涛沸湖のキラキラ光る湖面を眺めていると、現実感を失ってゆく。。。。

明日は網走「ちぱしり」でのライブです。中盤も頑張ります!!

写真がたくさんありますので、こちらからどうぞご覧ください!!

スライドショーはこちらです。

投稿者 石井彰 : 02:46 | ライブ | コメント (2) | -

最近の。。。


最近の日課は、散歩をしながら写真を撮る事。

目の前にあるのだが気が付かない新しい発見や、知らない道を歩き写真に切り取っていくと楽しい時間と散歩の距離はあっという間に過ぎ去る。

お金もかからず健康的!(笑) 最高の趣味です!!

最近の散歩やライブの様子をこちらから見られるようにしています。どうぞお楽しみください!

https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-pvydilj7re5b3yqs6r5iz56zrq-1001&uniqid=0e1073ec-f425-4030-b6d0-f89c8512dbe8

スライドショーはこちら

https://box.yahoo.co.jp/guest/slideshow?sid=box-l-pvydilj7re5b3yqs6r5iz56zrq-1001&uniqid=0e1073ec-f425-4030-b6d0-f89c8512dbe8

ランダムですが、4月29日から5月9日までの記録です。

投稿者 石井彰 : 03:04 | その他 | コメント (2) | -

5月に。。。

もう5月に入りました!今年も4分の1過ぎたのですねえ。。。早いものです。

最近のマイブームは散歩。運動不足解消、メタボ解消、足腰の鍛錬、そして街のスナップ写真と良いことづくめ。空腹を感じるというのは気持ち良いものです。ツアーなんかに出てしまうと食事の時間だから食べる、夜中に必ずコンビニへ行き、おやつを買ってしまう。。。この繰り返しでかなりメタボ気味に!

とにかく、毎日知らない街、知らない道を歩き回ってます。


さて、今月のお勧めライブと言えば!!

5月4日の月曜日、『Tribute to Bill Evans』と銘打ったライブを行います。

BIll Evans🎶 

私がジャズピアニストになろうと決意したのは、この人のピアノを聴いたからに他ならない。漠然とジャズに憧れていた大学1年生の頃、ビッグバンドに誘われて参加した。コードは知っていたものの、テンションを含んだヴォイッシングは難しくちんぷんかんぷん。。。先輩に誘われコンボの練習も始める。まず覚えて来いと言われたのが『枯葉』と『いつか王子様が』。何かお手本をとレコード(!)を買いに行くが、お金もあまりないために2曲とも入っている盤はないものかと探すと、あるではないか!?なになに?ビルエバンス?ふむふむピアニストか。ちょうどいい!と買い求めたのが『Portrait in Jazz』。なんという偶然。。。枯葉は凄すぎて何をやっているのかさっぱり分からず。しかし、しかしそのハーモニーとリリシズムにハートを射抜かれてしまった私は、ビルエバンスのレコードを収集するためにバイトを始め、当時発売されていたアルバムは全て買い尽くしたと思う。

今ではもう聴きまくることはないが、たまに引っ張り出して聴くと、やはり『Portrait in Jazz』は大名盤だ。スコットラファロ、ポールモチアンとのコンビネーション、インタープレイは飽和状態。とにかくエバンス自身のイマジネーションが半端なく高く溢れ出している。瑞々しい躍動感に溢れた大胆なアプローチは今もって新しい感覚としか言いようがない。

自らこのようなライブは滅多に企画しないのだが、今回は吉祥寺『ストリングス』のマスターのたっての希望でこのようなスペシャルライブをすることになりました。他のピアニストならやらないでしょうが、ビルエバンスは自分の中では神様のような存在ですから。

5月4日(月)    『Tribute to Bill Evans』
                石井彰 Trio 杉本智和(b) 岡田佳大(ds)


                吉祥寺『Strings』 18:00 open 19:00 start m.c.\3,200
東京都武蔵野市吉祥寺本町 2-12-13 (TNコラムビル地階)
Tel & Fax 0422-28-5035



皆様のお越しをお待ち申し上げます!!


その他のおすすめ情報です。


9(土) 小岩 『COCHI』 Trio with 加納奈実(as)杉本智和(b) 03-3671-1288

11(月) 下北沢 『Apollo』 Trio with 津上研太(as)市野元彦(gt)

12(火) 吉祥寺『サムタイム』 石井彰Trio 川村竜(b)江藤良人(ds) 0422-21-6336

15日からは日野皓正(tp)Special Quintet tourでのロングツアー。20日間のツアー、北海道、東北に参ります。寺久保エレナ(as)石井彰(p)金澤英明(b)石若駿(ds)という昨年の5月に行ったツアーのメンバーです。

投稿者 石井彰 : 01:40 | ライブ | コメント (4) | -
<< 2015年5月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
Categories