Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog お知らせ。
また寒くなったり、地震が多かったり、正に天変地異。皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、お知らせです。今月発売されました雑誌『Jazz Japan』に私の書いた、Keith Jarrettについての文が掲載されています。これは、新作『Somewhere』についてと来月のトリオ最後の来日公演と言われている事について、同じピアニストからの目線で語って欲しいと依頼が来てのお仕事でした。
私のジャズ人生、約30年間はKeith Jarrettのトリオが結成されてからの30年間に正にリンクしており、今回の来日公演も感慨深いものがあります。
なかなか面白い観点から書いてみましたので、興味のある方は是非読んでみて下さい。また賛成意見、反対意見などありましたらコメントいただけたら嬉しく思います。
なかなか書慣れないもので、情熱と30年間の想いが迸り、文字数を3倍にオーバーしてしまい、大幅に内容を削減、圧縮したもので少々残念ですが。。。。良い記念になりました。
閑話休題。
先週日曜日は、日野皓正カルテットで大阪の帝塚山の素敵なレストランでのプライベートライブを終え、翌月曜日は天気も回復し、暖かくなりました。オフでしたので、奈良を回って来ました。
お目当ては興福寺の『南円堂北円堂同時公開』。素早く立てた計画は、京都から大和西大寺に出てレンタルサイクルで西大寺〜秋篠寺〜海龍王寺〜興福寺というコース。限られた時間でどれだけ回れるのか!?
南円堂の康慶(運慶の父)作の不空羂索観音菩薩座像と、周りを守る四天王の素晴らしさは想像以上!鎌倉時代屈指の名作に息を飲み、圧倒されました。北円堂の運慶作、弥勒如来と無著,世親菩薩立像の円熟の極み、渋さの極致、これは南円堂と対極。文句無しの興福寺です。ただ苦言を言うと拝観料が高い。興福寺をゆっくり全御堂を回って国宝館も見てお土産でも買おうもんなら、一体いくらかかってしまうんだろう。。。?余計な心配ですが(笑)
個人的に今日の一番の収穫は「海龍王寺」の十一面観音!!お厨子の中に頭頂部を少し隠し、ひっそり佇むお姿にやられてしまいました。