大切なご報告。


2019年の最初のブログがこのような内容になってしまうのが心苦しいのですが、応援くださる皆様にご報告せねばなりません。

私は、『球脊髄性筋萎縮症』という難病を患っています。病気が発覚したのは3年前、血液検査で数値があり得ない高値を示し、大学病院での精密検査により診断されました。この病気は体の筋肉が徐々に動かなくなってしまうという聞くと恐ろしい感じがしますが、この病気が直接の原因となって死ぬ事はありません。誤嚥の可能性が高まり、その為、誤嚥性肺炎を引き起こす事が多いらしいのですが、昨年より誤嚥を防ぐ為の薬が認可され投与しています。病気自体の治療法が現代の医学では無いので、上手く病気に付き合って行くしか手立てがありません。

私の場合、手の震えや指を動かす筋肉の衰えを感じたのですが、それはピアノ奏法や表現方法でカバーできると思い、隠して3年活動してまいりましたが、その心配より、この病気の特徴「四肢近位筋優位の筋力低下および筋萎縮」〜つまり腕や脚の付け根の方から筋肉の劣化が始まる〜この症状の方が、昨年後半より顕著に自覚する様になりました。

それに加え、様々な体調不良が重なり、生活形態、生活リズムを考え直さねばいけない時期に来たと自覚しております。

横綱千代の富士の言葉では無いですが、『体力の限界』〜活動を大幅に縮小せざるを得ない状況になりました。

2月19日に日野皓正さんに事情を話し、バンドを辞めさせて頂く事となりました。1998年の春に加入して以来、20年間お世話になった日野さんのバンドを辞める事は苦渋の選択でしたが、まだまだある自分の将来の生活を考えての決断を致しました。

20年と一言で言うと簡単ですが、自分の人生に於いて、この20年間は50年にも匹敵する意味のある経験だったと思っています。音楽に向き合う厳しさ、人の気持ちを慮り、人を尊重し、自分の意見をはっきり意思表示するという人間にとって大切な事を、これほど強く教え続けてくれたのは日野皓正この人をおいて他にはいません。楽しい事、辛かった事、いろんな想い出がありすぎて整理がつきませんが、日野さんには感謝の気持ちだけでいっぱいです。


今年2019年は元号も新たになる変わり目の年でもあります。自分も新しい人生をスタートさせる年にしたいと思っています。

今後の活動は、自分の体調管理を優先させ、流動的になるとは思いますが、自分のバンドでありますトリオ〜杉本智和(b)江藤良人(ds)、Chamber Music Trio〜須川崇志(vc)杉本智和(b)、親友盟友であります金澤英明(b)石若駿(ds)とのBoysの活動をメインにして行きたいと思っております。

『何かを失う事は、何かを得る事』。この言葉の様に前を向いて行きてゆきますので、どうぞ変わらぬ応援を宜しくお願い致します。

p.s.すでに告知せれています「日野皓正クインテット」の演奏予定のある主催者様、関係各位には大変ご迷惑をおかけする事をお詫び致します。そしてRUN株式会社の田渕等さん、本当にお世話になりました。そしてご迷惑お掛けしますが今後もよろしくお願いします。

投稿者 石井彰 : 17:33 | その他 | コメント (8) | -
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