Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog 月夜の旅
金澤英明(b)、石井彰(p)、石若駿(ds)による新CD「月夜の旅」が遂に完成!!発売は4月7日「Studio TLive Records」からですが、先行ライブ会場販売ということで、18日、松本のライブ会場で発売開始です!
今月のライブ会場でも販売ありますので、是非お聴き下さいませ。
3月22日(月) 三軒茶屋「オブサンズ」
23日(火) 調布「さくらんぼ」
29日(月) 浜松「ハーミットドルフィン」
30日(火) 名古屋「Lovery」
31日(水) 土岐「Bird & Diz」
アンサンブル金沢との共演を終え、日野さんと私とマネージャー田渕氏はレンタカーで信州は松本へ。左手に日本海沿岸を右手に立山連峰を見ながら新潟県まで北上、山脈を迂回して南下して長野へというルート。
素晴らしい会場の「松本市民芸術ホール」。デザインも音響も素晴らしい。ここでトリオにゲスト日野皓正というスペシャルカルテットでのコンサート。まずは、トリオで2曲演奏の後、日野さん登場。
日野さんの「Jon-Gyon」(本当はハングル表記)からスタート。深く静かに空間的な日野さんのプレイに我々もお客さんも早くも引きずり込まれる。。。
駿作の「The Boomers」、「Summer Time」、「Don’t Stop The Carnibal」と、非常に自由度の高い演奏であっという間に終わる。アンコールは「It’s There」だ。我々も演奏に満足だったし、CDサイン会でのお客さんの反応も良いものでした。
翌日はトリオだけのライブ。長野までの移動は近いので、松本探索に余念がない3人。
旧制高等学校跡の校舎、城下町の風情を残したままの蔵を使用した建築物など、レトロな雰囲気に満ち溢れ、ほっとするひと時を楽しみました。
長野市といえば、長野オリンピックの開会式の日のイベントで演奏に来たことがあったなあという記憶があるくらいで、ほとんど演奏に来たことは無いと思う。かなりな大都会です。
「Groovy」は正統派ジャズ喫茶という感じでマスターも気さくな方で、とても良いスペースだ。ピアノもヤマハG2にもかかわらず、しっかりと鳴るし、音も通って行くのがわかる。
満員のお客さんの前で、スタンダードも交え2時間の演奏。たいそう盛り上がり、CDの売れ行きも!!幸先の良いCD発売記念ライブとなりました。
今回のCDのジャケット写真には朝日新聞のカメラマン大野氏の写真(月に向かうかのような飛行機)が使用され、私が参加したピアノトリオのアルバムには(自分のトリオも含め)自分の姿は使用されない、というジンクスもしっかり守られたのであった(笑)!!
特筆すべきは、録音の良さ!エンジニアの青野光政氏のこだわりのマイク使用、渾身のミックス、マスタリング作業により、ステレオ版、モノラル版と両方録ってあるのです。今回はステレオ版ですが、モノラル録音のバージョンが1曲、完全に1本のマイクで録音されたものが1曲入っています。モノラル版も発売予定という、なんとレアな企画でしょう!?
どうぞお聴きください!!
「月夜の旅」、なんてロマンチックでセンチメンタルな名前でしょう。
金澤さんらしいですね、男は皆、ロマンチストです。
月夜の空に音もなくふんわりと飛ぶ(あるわけないけど…)飛行機から、月に照らされた下界を眺める幻想に浸りながら、或いはアフリカの空を飛ぶサン・テグジュぺリに思い馳せつつ、聴きたいと思います。
弘前にも、レコ発ライブ、お願いします。
金澤さんによろしく、待ってますよ、って。
投稿者 saorin : 2010年3月21日 15:38
saorinさま、ありがとうございます。ロマンティックトリオとでも名づけようかなあ?(笑)弘前は5月に行く予定ですよ!!
投稿者 石井彰 : 2010年3月22日 15:06