コンサート情報。


この度の新型コロナウイルス蔓延の予防措置として、下記のコンサートは中止になりました。楽しみにしていたのですが、仕方無いと思います。

木根尚登×佐藤竹善 My Favorite Songs
with Boys 金澤英明(b)石井彰(p)石若駿(ds)

2月28日 相模大野『相模女子大グリーンホール』
3月1日   千葉『千葉県文化会館』
3月12日 松戸『森のホール21』


twitterでは、「長期的延期の方向で進めております」とあります。気長にお待ち頂けたらと思います。

民音のHP情報です。

一般的に広くコンサートやイベント中止の様相です。これ以上に僕の関係するイベントが中止にもなり得ると思います。政府はこの事に関して自己責任でという立場を変えません。中止せよと言えば政府に保証責任が生じるからでしょう。民音は何件の中止になるのか。。。それぞれのイベンターへのダメージはどれほどになるのか。イベンターは保険に入っています。災害などで中止に追い込まれた場合に保証されるのです。しかし、今回の事態は保証されないのです。

これで潰れてしまうイベンターもあるかもしれません。民音さんのような大きな母体なら大丈夫なのかなあとも思います。

我々ジャズミュージシャンにとって、こういうコンサートのキャンセルは大打撃です。痛いっす(笑)

政府は今回のイベント中止という一面だけでなく、立ち直れないほどの打撃を受ける各方面に対し、何かしらの救済の手を差し伸べるという「先手先手」を打ってくれないものか。
コロナ対策に153億円という桁外れに低い予算しか出さない政府が、そんな気の利いたことをしてくれるはずがありません。

例えば、コンサートをキャンセルされたお客さんは払い戻しを受ける権利があります。この権利を放棄するという選択はないでしょうか。確かにみんな痛いし、残念です。なけなしのお金を使って楽しみにされていた人もいるでしょう。僕は思うんですけど、コンサートを企画する側が倒れてしまっては、これから良いコンサートが聞けなくなるかもしれないという事が現実に起こるかもしれません。杞憂であることを祈りますが。。。。

一面的な事しか考えていないとお叱りを受けるかもしれませんが、本気で思っている事です。アホな政府のノロマな愚策に付き合っていたら共倒れになるかもしれません。皆さん、色々知恵を絞り合いませんか?

投稿者 石井彰 : 13:59 | ライブ | コメント (3) | -

ツアー終了!!

1月8日から23日間の超ロングツアー!! 毎朝必ず金澤英明と顔を合わせ車に乗り込み、youtubeを聴いたり、国会中継を聴いたり、落語を聞いたり。そしてお腹が空いてくると食事する所を探し、腹ごしらえして次の目的地へ向かう。そして演奏し眠りにつく。。。ロードムービーのような男二人旅。気ままで良いもんだ。
音楽も、『譚歌』をリリースしたものの、この中から演奏曲目を決めるわけでなく、気ままに思いつくままに。
この1日の2時間のステージに全てを集中させるが為に他の時間をゆるーく過ごすのだ。緩急ってやつですな。

初日はまず静岡県袋井市の「マムゼル」から。落ち着いた内装の素敵なお店だ。手始めな感じを通り越し、すでにやる気満々の演奏。このペースで最後まで持つのか!?

そして二日目は遠州灘を眺めつつ、岡崎市へ。住宅街にふっと現れるお寿司屋さん「結」。入り口から入ると目の前にピアノが現れる。ピアノも「marchen」というみた事ないメーカー。カワイ系らしい。

この日は岡崎の素敵なヴォーカリスト今岡友美さんとのライブ。この人の魅力、何なんだろう、どこまでも自由だし、何物にも縛られていない自由さだ。そしてステージから愛を振り撒くというより、一人一人の手元にさりげなく丁寧に届けてくれるというかなあ。。。。上手く言えないけどそんな感じの魅力だ。

そして、ここ結の大将の握ってくださる寿司の美味さ、寿司だけじゃ無く料理、食べ物が大好きで大好きで仕方ないんだなあという気持ちがビンビンに伝わってくる方だった。

三日目は京都へ移動。友人の権代さんとプチ京都見物。嵐山の天龍寺〜清滝〜広沢池へ。そして翌日は権代さん宅でのプライベートライブ。彼のスタジオにはピアノだけでなく、ハモンドオルガン 、エレクトーンなど沢山の鍵盤楽器の宝庫! 実は僕は子供の頃からヤマハエレクトーン教室育ちなので、久しぶりにここにあるヴィンテージエレクトーンEX-42という楽器を弾くという課題が課せられていたのだ。昔弾いていた曲を弾いたがそりゃあ大変でした。けど自分の原点に帰った気がして楽しかったのも事実(^_−)−☆

五日目は大阪南港から北九州へ向かいます。去年もやったフェリー移動ってやつですな。夕方出港、翌朝5時半に門司港着。そして真っ暗な中を福岡空港近くの温泉へ。そこで一風呂浴びて仮眠zzz

この移動日から体内時間と体調が狂い、しばらく体調不良の日が続いたが、なんとか持ち直す。

ツアー中盤九州編初日(六日目)は博多の名店「New Combo 」。今日は地元のドラマー原田迅明さんをゲストに迎えてのトリオ。ほとんどリハも無しでこちらのレパートリーばかりにも関わらず流石のプレイ!

七日目は博多「GATE's 7」にて山口葵さん(vo)の新しいCD「Recollectionー回想ー」発売記念コンサートでした。超満員のお客様を前に堂々のステージ。素敵なコンサートでした.

八日目は僕だけ大阪へ。大阪音大の今年度最終授業があり、毎年行っているレコーディング実習。みんな個性を大切にする事を学び、将来有望!!そのうち一緒のステージに立つこともあるかな?とにかく楽しみな生徒たちです!!

九日目、熊本に飛行機で戻り、オフ。かなり体調もキツイがオフを多めに取ってもらってるので体調を戻す為、大人しめのオフだ(笑)

十日目、昼間に少し散歩。熊本城の復旧がかなり進んでいた!石垣をちゃんと元通りの位置に戻すスゴ技(*'▽'*)
この日1月17日は阪神・淡路大震災から25年。熊本地震から今年で4年。東日本大地震から今年で9年。これからも南海トラフ地震などの可能性も高まる今日、いつ起こるかわからない自然災害にいつも危機感を持ち耐震性を全ての場所で強化して欲しいなと思う。そんな中、伊方原発3号機の運転差し止めのニュースは当然のことと思います。

夜は熊本といえばここ。名店「おくら」。壁から天井から調度品までジャズが染み付いていて音を出せば共鳴し始める♫二日間のブランクが良い意味で新鮮に感じる。ええ感じや!!
トランペットの齋田和孝さんが飛び入り。日野さんの名曲「Alone,Alone and Alone」を。久しぶりに弾いたな。

11日目は移動日。熊本を出発し、下道をのんびりと霧島へ向かう。いやあ長閑だ!!
途中、吉都線の「えびの駅」に出くわす。大正元年開業当時から現存する木造駅舎として国の登録有形文化財に指定されている、それはそれは歴史を感じる駅舎でした。ここから出征した兵隊さんもいたであろう。
その後、新燃岳近くの新湯温泉に入ってから霧島入りと、何とも理想的な一日。

12日目は姶良市『ウエルビークラブ』。毎回霧島でお世話になる今村真由美さん、永井明さん。永井さんが作るバクーンプロダクツの音響システムを使い、真由美さんが歌う。この素晴らしいお二人のおかげで素晴らしいコンサートでした。フィットネスクラブのロビーで行われるコンサートは、外からの陽の光も気持ち良くお客様も非常にリラックスして聴いているのがわかる。
真由美さんは年明け早々両足を骨折するというアクシデントも乗り越え素敵な歌声で会場を魅了したのでした。この日は夕食を自炊するという暴挙に(笑)霧島の真由美さん宅は主人が留守なので、男5人で自炊。金澤さんはカレーを、僕はゴーヤチャンプルを。なかなかのものでした(*'▽'*)

13日目鹿児島市内へ。リモネアホールは吉田透さんの会社の会議室をオーディオリスニングルームにした趣味のお部屋。ライブもガンガンやっている。始まる前にエバンスの「Portrait in Jazz」のアナログテープを聴かせて頂き、改めて途方もないレベルのクリエイティビティ、生々しい音に打ちのめされてからのライブ♪(´ε` )今日も妙に没頭した譚歌デュオでした♫
たまたま鹿児島に来ていた安カ川大樹も遊びに来てくれて嬉しかった‼️打ち上げは鹿児島の黒豚といえばここ「とんちん館」🐷やっぱ最高〜😋

14日目。ポカポカ陽気の鹿児島😃少し散歩。無邪気のシロクマが工事中で食べられなかった。。。😢天文館はのんびり歩くのに最高‼️せかせかしてる人なんかいない。
この日初めて知覧の特攻平和会館に行った。こんなにも沢山の若者達がこの知覧から特攻に出発し、尊い命を国の為に捧げた事実を目の当たりにし、何ともやるせない気持ちで一杯になった。。。特攻に限らず戦争がいかに無残で非人間的行為なのか。改めて思いが深まった‼️こういう事実から目を背けず反戦の気持ちを強く持たねば。

夜は天文館にある「吉次郎」。もちろんマスターが吉次郎さんだ。店に入った瞬間に好きな場所だと感じる。金澤さんが「石井を一度ここに連れてきたかった!」と言ってくれた意味がすぐさまわかる。金澤さん、ありがとう‼️とにかく良い音楽と美味い酒が(飲まないけど)ある。そんなシンプルさの中で音楽を貪った夜。鹿児島最後の夜に相応しい1日でした😃また是非ここに来たいな〜吉次郎さん、ありがとうございました。

15日目、佐賀へ移動。雨が降っていたこともあり、ほとんど部屋でじっと休む。おかげで翌日は体調も少し回復、晴れたので少し散歩も。佐賀の街並みには沢山の恵比寿さんの石像が見られる🙏88ヵ所だそうで、個性溢れる9つの恵比寿さんに出会えました。

16日目九州最終日。佐賀の音天国「シネマテーク」‼️スタインウェイの調子も抜群♫アナログレコードの音も凄まじい。

この日は佐賀ではいつもご一緒する須古大寛(as)さん、杉谷信政(ds)さんをゲストに迎えてのライブ。杉谷さんは金澤さん曰く、「僕をジャズの道に引きずり込んだ張本人」。須古さんはお寺のご住職。それは素晴らしいご両人でした。終わってからのモツ鍋も美味かった〜😋最高の九州最後の夜でした!!

17日目は移動日。山口の湯田温泉で一泊。「ポルシェ」という老舗ジャズ喫茶に訪れたり、温泉に何度も入ったり。正に気ままな珍道中やな。


もうホンマにスタートしてどれくらい経って今日が何日で何曜日なのかわからんようになってきた。。。😅そもそも分からんでも何の支障も無いという事だけは分かってきた‼️

そんな18日目は広島へ。山口から広島に向かう途中、宮島近くで牡蠣を食べ、広島はやはり牡蠣じゃけん‼️と唸り、夕方には呉の仲摩先生と八昌のお好み焼きを食べ、広島はやっぱりお好み焼きじゃけん‼️と吠える。Lush Lifeではリエさんの優しい笑顔に迎えられ、沢山のお客さんに喜んでもらえて。。。最高じゃ〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+

19日目は石井家ルーツの地、岡山県。浅口市が地元で鴨方町の平喜酒造も毎年行くし、倉敷も頻繁に行くが、なぜか岡山市内で演奏した事はほとんど無い。
「SOHO」は初出演‼️マスターの岡崎さんはドラマーでピアノも弾かれる。店内にはアコースティック楽器の他、何と2台のハモンドオルガン B-3があり、フェンダーローズもあり、何やらマニアックな香りが充満している。遠くからのお客様も沢山いらしてくれて、懐かしい顔の数々。。。ありがとうございました。
セカンドステージではマスターのドラムの飛び入りもあり、素晴らしいスイング感、見事なソロを聴かせて下さいました。打ち上げは美味しい牡蠣‼️瀬戸内海は広島だけでなく岡山の牡蠣も有名なのですぞ。
いやあしかし、こんなに素晴らしい所を知らなかったとは迂闊だった‼️また是非お邪魔させて頂きたいです(^_−)−☆

20日目、大阪へ移動しオフ。夜は西成のホルモン屋へ〜年末中野で一緒にやったMitchと。彼は音大の後輩であります。ニューオリンズの楽しい話などで盛り上がる。

21日目、今や大阪と言えば『Ten-On』‼️というくらいハマってる場所。地下鉄谷町線の関目高殿駅。。。と言ってもなかなか分かる人も少ないかな?(失礼!)僕は実家が都島だったので地元気分。
マスターの仲田哲也さんはギタリスト。数年前にパーキンソン病を発症されるもバリバリに音楽活動をなさっているど根性の人。そして奥様の奈緒子さんは音大出身の先輩。出会うべくして出会った場所なのだ。

千秋楽の22日目。名古屋LOVELYに無事辿り着き、ホッと一息。串カツラブリーで腹ごしらえし、いざ千秋楽結びの一番‼️

譚歌のステップアップした形が明確になったツアー、それは体力的に大変だったけど、実りあるツアーになりました♫この無謀とも言える計画を企んだ金澤英明さん、計画を聞いた時は「無理や〜」と思いましたが、気遣ってオフを多めに作ってくれて。僕らの演奏がない時は3日ほど自分だけ仕事入れて演奏してましたけど。。。。どんだけタフやねん!? 朝(世間的には昼)チェックアウトの直後くらいから「腹へった〜!」を連発。これにずっと付き合ってると腹の具合が悪くなるので、適当に付き合ったり付き合わなかったり。以前は昼にステーキとか平気だったのに衰えたもんやなと実感。金澤さんは音楽的にもタフだ。

そして、大酒を飲み、部屋に戻ると爆睡zzz 僕は酒はほぼ飲まない。ツアー中、ビール2杯、マッコリ一杯だけだ。そして部屋に帰っても直ぐに寝れずに映画を見るのが日課。

性格もかなり真逆。よくぞ22日間も喧嘩もせず、音楽もマンネリせずに続けられるなあと、我ながらびっくりだ。正に凸凹コンビ、それが裏二重奏改め「譚歌Duo」だ。


我々のCD『譚歌』は通信販売も受け付けております。というか、ライブ会場でのご購入以外、今のところ無い状態です。どうぞお聴きになって頂きたいです。

お申し込みは、   cdtanka2019@gmail.com    までメールを頂ければ対応させて頂きますので、
よろしくお願いします。

久しぶりに沢山の写真をアップします。どうぞご覧下さい! 

スライドショーはこちらから!!

投稿者 石井彰 : 02:13 | ライブ | コメント (2) | -
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