12月を振り返って。


とうとう2015年も幕を閉じようとしています。皆様いかがお過ごしですか?どんな一年間でしたでしょう?

楽しい事、悲しい事、辛い事。いろいろあった年でした。12月もツアーこそなかったものの、ほぼ毎日のライブ、レッスンの日々。束の間の休みの日には大好きな写真撮影。今年新たに始めた事はモノクロフィルムの自家現像。暗室でのプリントまで始めてしまいました!!これは非常に楽しい!!この作品もいつか発表できる日が来るかなあ。。。

12月5日は東向島の「プチローズ」で古野光昭(b)trio 竹村一晢(ds)とのライブ。初顔合わせ、そしてドラムセットが無く急遽近所の方からお借りしたのでリハもできなかったにも関わらずず、とてもクリエイティブなセッションになった。
夕方浅草を少し歩いてみた。デジカメ、ライカ、ローライコードの3本持ち。

12月6日快晴の日曜日、千葉県茂原のゴルフ場での日野皓正クインテットwith渡辺裕之(ds)チャリティーライブへ。もうかれこれ15年程この時期に行ってるんだろう。アクアラインに入る直前の浮島辺りの工場地のシルエットが妙に芸術的に見える。

12月8日横浜白楽の「Blusette」で加納奈実(as)とのデュオ。非常に柔軟で美しい音楽性の持ち主。とても楽しいデュオでした。白楽は古い商店街があり、写欲も湧く。

12月9日は今年最後のトリオライブ@SOMETIME。杉本智和(b)江藤良人(ds)と共に、新旧のオリジナルをたくさん演った。来年もカルテットと共に、さらに新しい事に挑戦したい。

12月11日は「TUC」にて初顔合わせトリオ。トリオと言えどもアルトサックス纐纈歩美、テナーサックスにレイモンド・マクモーリン、そしてピアノ。 ソロと3つの組み合わせのデュオ、そしてトリオと楽しい一日でした!!

12月14日は今年4回目となる長崎へ。『出島テラス』の店長であり、長年の友人である松尾格氏を偲ぶ会に出席し、金澤英明(b)と共に演奏を捧げて来ました。集まった大勢の人々の表情から、彼がどれだけ皆に愛されていたのかがうかがい知れた。闘病中も少なくとも我々の前では弱音らしきことは聞かなかった。最後まで頑張った松尾さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

松尾さんのお母様はお元気で、最後に我々と素敵な唄を披露してくださいました。松尾さんもきっと会場で聴いて喜んでいたでしょう。

翌日帰京して六本木の「IZUMI」に初出演。久しぶりに大隈寿男(ds)さんと演奏。感慨深い二日間でした。

12月16日、恵比寿にある新しいライブハウス『act square』で、日野皓正 CHRISTMAS LIVEと題して、上田正樹(vo)さんをゲストに迎えてのスペシャルショー。ファンキーナイト!!!! 上田さん、カッコよすぎ!!

12月19日、『KAMOME』での初めてのソロでした。クリスマスも近く、人出も多い関内の街。KAMOMEのある通りは空気が変わって静けさを取り戻す。落ち着いてじっくりとモノローグの時間。来年も各地の環境が良い場所でソロをやりたいです。

12月23日、寒い雨の一日。やっと冬の実感が湧く空気感。
お昼は相模湖のホールで、生音録音愛好の方々に招待され、ソロピアノの録音。皆さんそれぞれご自慢のマイクや録音機材で2ステージを収録。アナログのオープンリールを使う方もいらっしゃる!どんな音で録れたのか聴いてみたいな〜。
夜はそのまま中央線で西荻へ。小山彰太(ds)市野元彦(gt)津上研太(as)吉野弘志(b)という強者バンド『幽玄郷』。彰太さんが札幌に行かれたことであまり集まる機会がなくなってしまったが、このように年に1、2度の再会を楽しみにしていたバンド。非常に楽しい再演でした!

12月25日クリスマスは金沢の日航ホテルで日野皓正クインテットのディナーショー。昨年に引き続きの出演。長年続いた六本木「STB139」でのクリスマスショーが無くなって寂しかったが、金沢のクリスマスも良いもんです!

12月27日、新宿文化センターにて「Pit Inn 50周年記念コンサート」。一口に50年と言ってしまえば簡単だが、私が2歳の時からの歴史と同じなのだ。ここで数々の伝説が生まれ、素晴らしい演奏を聞き、自分も演奏してきたということが誇らしく思える。
二日間、延100名のミュージシャンが出演しました。他のバンドも豪華で素晴らし過ぎるラインナップ。日野皓正クインテット〜加藤一平(gt)石井彰(p)須川崇志(b)石若駿(ds)ゲスト大西順子(p)、今年も燃え尽きるまで演奏しました。ありがとうございました!

12月29日、浅草「SHIZUKA ll」にてニューヨークからの素晴らしいミュージシャンとの共演でした。眞壁えみさんは三味線を弾きながら歌う。オリジナル曲を多数書いていて、日本的でありジャズ的ではあるが独特の世界観を持ってらっしゃる。Thomas Mogan はPaul Motian(ds),菊地雅章(p)らとの共演で知られるNYで活躍中の若手ベーシスト。理知的かつエモーショナルで複雑,深淵なベースプレイは驚嘆させられる。
慣れない変拍子のオンパレードなプログラムだったが、二人の醸し出す不思議な世界に没頭して音楽を楽しんだ。

12月28、30日は「Boys」金澤英明(b)石若駿(ds)とのトリオ納め。ファンキータウン中野。『Sweet Rain』は金澤英明(b)年末大掃除。。。もとい、大仕事の五日目最終日。夕方から行きつけのホルモン焼き屋さんで慰労会!ここから「ホルモンボーイズ」という異名を取るようになった。お店は満員。ピアニストの栗林すみれさんの顔も見える。今年もここでたくさん演奏したなあ〜来年も頑張るぞと力いっぱいの演奏で幕を閉じました。来年は店内改装があるそうで!リニューアルオープンが楽しみです!
そして今年の千秋楽は江東区森下に移転した『Obsounds』で。
三軒茶屋の店舗から森下という街のオーナー菱沼氏の自宅1階に移転、新装オープンお祝いライブということで、おめでたい日となりました。しかも菱沼氏(オブサン)の退職祝いも!
エントランスからすぐにお洒落なカウンター席。ここでフレンチビストロ的に食事ができるようになるとのことです。そして奥にはゆったりとしたライブスペース。これは要チェックなお店です。
旧Obsoundsの店舗は、同じ三軒茶屋のライブハウス『Whisper』が移転し、引き継ぐことに!ちょっとややこしいですが!
Whisperオーナーの写真家内山繁さんとママさんも来られていて不思議なご縁のようでしたね。


演奏以外では、今月立て続けにカメラマンを題材にした映画を2本鑑賞した。

『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』 ブラジル出身の報道カメラマンであり環境活動家、セバスチャン・サルガド。ブラジルの金鉱、インドネシア、西パプア州の山岳地帯、北極、パプア・ニューギニア、東シベリア海の孤島、エクアドル、ペルー、ボリビア、メキシコ、イラク、エチオピア、ルワンダ、コンゴ。。。世界中の秘境や難民の惨状や内戦の悲惨さを自らの危険を顧みずに踏み込み切り取っていく様をヴィム・ヴェンダースの鋭い視線で撮影されてる。写真の素晴らしさはもとより、活動家としてのサルガドが浮き彫りになってくる。

『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』
シカゴ在住の青年がオークションで大量の古い写真のネガを手に入れた。そこには驚くべき未発表の傑作写真の数々。。。撮影者はヴィヴィアン・マイヤー。全く社会的に知られていない人物。興味を持った青年はヴィヴィアン・マイヤーなる人物を知るべく、調査を始めるが、意外な人物像が浮かび上がってくる。

両作品共に、写真好きな人、そうでない人にも楽しめるドキュメンタリー映画。とても良い映画でした!超オススメ!!

というわけで、今月を振り返ってみました。また写真が多数あります。
どうぞご覧くださいませ!!


スライドショーはこちらです!!

今年も皆様に支えられて健康に一年を駆け抜けることができました。どうもありがとうございました!!来年は1月5日に浅草「SHIZUKA ll」にてBoys 金澤英明(b)石若駿(ds)とのライブで幕開けです。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 石井彰 : 14:21 | ライブ

コメント

八面六臂の活躍
今年も鳴らして聴かせてください。

また、写真集も癒されんすね。

投稿者 terumasa.com経由 : 2016年1月4日 09:24

terumasa.com経由様、ありがとうございます。八面六臂とまでは行かずとも、三面六臂の阿修羅のごとく!と行きたいもんです。
どうぞ宜しくお願い致します!

投稿者 石井彰 : 2016年1月5日 11:19

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