Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog 2008年11月
帰国致しました。パリがあまりに寒かったので、暖かく感じます!
とにかく、この一週間、良い人々、素晴らしいパリの街並み、芸術、食べ物に出会え、フランス流の合理的かつ、独創的な考え方に触れることができて幸せでした。
ライブが終わってからは、ドラマーのクロードさんと会って、録音を聴いたり食事をしたり、街をきままに散歩したりと残りの時間を過ごしました。
日曜日には教会に無料コンサート。ブラームスのヴァイオリンコンチェルトとシンフォニーNo.4を無料で?と半信半疑だったが本当。満員のお客さんも熱心に聴いている。休憩時間にはオケのメンバーが普通に客席に来てお客さんと普通におしゃべりしたり。いいなあ。。。。。こういうのって。芸術が生活に浸透している。当たり前の光景って感じで。
オランジェリー美術館ではモネの睡蓮を目の当たりに。2つの楕円形の部屋に8枚の絵。池の真ん中に佇み、光を浴びているような錯覚に陥る。神々しいまでに!
エッフェル塔にも登り、おのぼりさん気分を満喫!!
食べ物で気に入ったのはやはり、牡蠣。山のように出てくる牡蠣と黒パンをほおばりながら、辛口の白ワイン!!ワイン党ではない私でも、この組み合わせにはちょと言葉が出なかった。。。。。。
しかし、本当に散歩するだけで満足してしまう。街中が全て芸術の様だからか?異国への憧れ?
日本の細やかな神経や控えめな(悪く言えば引っ込み思案)気質も独特なものと思って誇っていいのでは?もっと日本人としてのアイデンティティーを持っていこう!などと思いを巡らせながら時間はあっという間に過ぎ去ってしまった。
次回またいつフランスへ行けるかな?
写真はエッフェル塔からの眺め。セーヌ川が見えます。
ひょんな事から実現したパリライブ。今年2月に日仏芸術文化協会で行ったコンサートの際湧き出た話だったが、こんなに早く実現するとは!?
フランスのドラマーのクロード.サルミエリさんとコーディネーターの方のご尽力により、初めてにしては出演するのに大変な「ル.ベザ.サレ」という25年の歴史を持つクラブに出演出来た事は幸運と言わざるを得ない。
いろいろ紆余曲折があったが、なんとか無事終わり、フランスの方々にメッセージが伝わったようで、とても感慨深いです。
ライブはクロードさんのドラム、フィフィさんのベース、イヴォンさんのトランペットによるトリオとカルテット。僕の曲とクロードさんの曲を中心にプログラムされました。
今回の短いパリでの生活ですが、日本とフランスの考え方や価値観の違いを痛いほど認識しました。
以前サッカーの日本代表の監督になったトルシエさんの言葉「日本人のジェントルマンなサッカーをサムライサッカーに変える」というのが解ったような気がしました。うわべの上手さや当たり障り無く物事や人間関係をうまくやるというより、ある種わがままとも言える自己主張がないとやっていけない。
とても良い経験になりました。残りの日々をたっぷりパリ満喫したいと思います。
18日 朝からドラマーのClaude Salmieriさんの自宅へ向かい、曲などの打ち合わせ。閑静な街のアパートの一階がリビング、そして地下にスタジオが。。。。羨ましい!!
お昼になり、ベーシストのPhilippe Chayebさんが到着。まずはランチ。近くのレストランで、まあ、二人とも食うわ食うわ飲むわ飲むわ。ワインは普通、その後コニャック飲みながらステーキガツガツいってます。フランスの方、ワイルドです!まあ二人とも一般的にイメージするフランス人と違い、「濃い〜」のだ。
しかし、リハーサルはきっちりほぼ4時間休み無く続いた。なかなか達者な方々だ。クロードさんの曲は少々コンテンポラリー系で難しい。ドラマーでありキーボードも弾くからサウンドも多彩に広がる。
本番が楽しみになって来ました!
夕食はサンジェルマン.デ.プレという所にある「ル.プロコープ」というパリ最古のレストランで会食。フランスの日本人会の会長さんも紹介され、緊張も高まる。が、生牡蠣が異常に美味しく、ワインも進み最高の夕食となりました。
19日 オフなので、一人きままに散歩。まずはシテ島のノートルダム大聖堂へ。14世紀に完成したこの大聖堂はゴシック様式の建築、彫刻、ステンドグラスなど美術史上重要な位置を占めている。入り口の門にほどこされた聖母マリアとキリストの彫刻は圧巻。
中へ入るとまさにタイムトリップ。中世の空気がそのまま残っているようだ。静寂と濃密さが同居する。高い天井を見上げると天に吸い込まれるかのようだ。
シテ島からヨーロッパ写真美術館へ。Sabine Weissという写真家の作品群に非常に感銘を受けた。
お次はルーブル。中へ入ると2,3日出て来れそうにないので建物だけ見学。うーん巨大だ。。。
そして、オペラ大通りを行き、オペラガルニエに到着。オペラ座の怪人の物語を生んだ場所だ。1875年に完成し、貴族の社交場として栄えたが、オペラバスティーユが出来てからはバレエを中心に上演している。これまた荘重な建築物である。
夕食を軽くステーキで済ませ(笑)、もい一度ノートルダムへ。出口付近に張ってあった小さなポスターを見逃さなかった。「本日オルガンのリサイタル有り」
こんな機会はめったにあるもんじゃない。しかも「Hommage A Olibvier Messiaen」とある。メシアンのあの素晴らしい響きをノートルダムの大オルガンで聴けるのだ!!「Les Corps glorieux(栄光に輝く体)」
演奏は若手オルガニストのYoann Tardivel Erchoff。大聖堂の隅まで響き渡るオルガンの音色は時に儚く、時に吼える。時を忘れて聞き入った。鳥肌が立ちっぱなしだった。寒さのせいもあっただろうが。。。。夢のような経験ができる。これがパリなのか。
夢から覚めやらぬ間に、凱旋門からイルミネーションが輝くシャンゼリゼ通りを歩いて今日は終わり。長い散歩だった〜!
明日からのライブへのイマジネーションも湧いてきました!頑張ります!
写真はノートルダム大聖堂の入り口の門です。
日野クインテットの秋のツアーも関西2Days、芦屋「レフトアローン」京都「RAG」を持って無事終了しました。各自の自立がかなり強くなってきた感がある。実りあるツアーだったと思います。
11月5日には、ニューアルバム「寂光」も発売になりました!
今月は、自己のバンドやプロジェクトにがっぷり取り組みます!!!!!
4日には横浜「ドルフィー」にて、我がカルテットのライブ。久しぶりの演奏で楽しみにしていたが、これまでの中でも一際、霊感を感じることになったライブになったと思います。バンドのパワーやインスピレーションが増幅され始めている。
ここで告知。
来年1月31日にトリオとカルテットによるホールコンサートを開催します!
場所は永福町にある、「ソノリウム」という100名ほどのクラシック専用ホールです。とても響きが良く、スタインウエイD型の艶やかな音がホールの隅々まで響き渡ります。
詳しい事が決定し次第、正式な告知させていただきますので、お楽しみに!!
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再来週17日より、単身パリに行って参ります。フランス人ドラマーとベーシストによるトリオでライブレコーディングを決行!!
現地からのレポートや写真のアップもがんばりたいと思います。
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