Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog 2007年7月
朝早めに起き、ゲレンデ(冬には!)を散歩してみる。最後の緩斜面だし楽勝と思って登り始めると、これがきつい!!!シルバーと呼ばれるメインの練習斜面まで行ってみようと思っていたが挫折。冬のリフトのありがたみがわかった。夏の岩原高原も素敵だ。散歩後のカキ氷の美味しかったこと!!
昼過ぎに苗場に出発。フジロックフェスティバルに出演だ。なんでジャズバンドがロックフェスに!?
まあいい、歴史と由緒あるフェスティバルらしい。(無知ですいません)
いやはや、想像を絶する規模。。。。。。。。何万人集まっているんだろう?大小10以上のステージ、出演バンドも200を越すらしい!!ロックを知らないもんだからこのありがたみは分からないが、ロックファンにはたまらないバンドラインナップなんだろうなあ。。
日野バンドが出演するのは控え室のプリンスホテルからバスで10分ほどかかるオレンジコートという所だった。
17:30、ステージ開始。このところの音楽の方向性を変えるわけではない。ロックフェスの開場に妖しく激しいフリーサウンドが流れていく。ところが。。。。隣のステージからの音がまる聞こえ状態。我々の音楽は空間を利用し、サウンドを緻密に組み上げていくので、ふとした間があると「チャララー♪」という明るい音楽が流れてくる。これには正直参った。コンセントレーションに苦労させられたステージとなりました。隣のステージにもこちらの音が聞こえてたのかなあ?
まあしかし、オールスタンディングでステージに詰め寄りながら声援を送ってくれる聴衆には感謝です。貴重な体験となりました!
今日の模様はWOWWOWで放送されるみたいですよ〜!!
日野バンドはその後、三原リージョンプラザ、仁摩サンドミュージアムを経て、7月20日に境港入り。やはり天気は悪い。天候不良のため、ステージのサウンドチェックリハーサルは中止。フライドプライド達と夕食をし、雨が上がったホテル前で花火大会!!
翌日はなんとか天気は持ち直し、暑い「妖怪ジャズフェスティバル」のステージが繰り広げられた。ウンサン、フライドプライド、寺井尚子バンドのノリノリのステージに挟まれて、日野バンドの妖しいサウンドがこだましていく。。。。。正に妖怪(笑)!!これにて「三根じいツアー」は一件落着。三根さんお疲れ様でした!
翌日、朝7時の第一便で米子を後にし、羽田から世田谷パブリックシアターに直行。「ドリームジャズバンド」の本番を迎えた。しばらくぶりに顔を合わせたメンバー達。気のせいか逞しく引き締まっている。うーん、やってくれるかも!
前座の講師演奏が終わり、そしてMCでもさんざん「石井先生が切れて。。。。。。!」と言われた「OBバンド」の演奏。有志の集まりだが、その意思統一の無さにハッパをかけていたのだ。彼らはかなりディスカッションを重ね、工夫を凝らしたのだろう。素晴らしい演奏をした。心の底から音楽を楽しんでいるように見えて嬉しかった。。。。。。
そして、いよいよドリバン登場!!彼らは精一杯素晴らしいステージを繰り広げたのであった。日野さんにアドリブをふられても果敢に挑戦していく様は微笑ましくジーンときた。
終演後は終了式と打ち上げの懇親会。お互いの健闘を称え合った。
しかし、疲れました。。。。。。。。。。。。。。
23日は日野バンドの単独公演。このホールのスタインウエイB型は素晴らしい調子だ。俳優の内藤剛志さんも飛び入りでトランペットを吹き盛り上がりました。
13日から10日間続いたツアーは無事終了〜!!
そして、本日26日は午前中に軽井沢入りし、「大賀ホール」で日野バンド with TOKUのコンサート。ほんとに素晴らしいホールだ。響きはいいし、例のミケランジェリの置き土産のスタインウエイは極上。TOKUのホールの響きを最大に利用したボーカルも特筆ものだった。
夕方の終演後、岩原へ。毎年スキー&ジャズでお世話になる岩原ピットインに宿泊だ。明日の「フジロックフェスティバル」に備えてだ。
夏のスキー場は景色が全く違って面白い。こんな所の道があったんだあ!自動販売機が高い所にありすぎて買えん!!と、驚きの連続。明日朝は散歩してみようっと。
写真は花火中のSHIHO!
7月13日、台風に向かって下関へ出発。三根じいツアーに台風は付き物だ!2年前の隠岐島からの決死の漁船クルージングが今でも鮮明に思い出される。。。
幸いにも台風直撃は免れた。しかし、晴れ間を見ることはほとんどないツアーの幕開けとなりました。
下関「Billy」、上下町「上下画廊」、勝山「辻本店西蔵」を終えて広島は三原でオフの今日です。
バンドは益々フリー度を高め、異次元の世界に突入していく!!こんなにやり甲斐のあるツアーは初めてかも。日野さんの懐の深さにはいつも毎回感嘆させられずにはいられない。驚異的パワーだ!!
下関では美味しい鯨をいただいたり、海上自衛隊の物凄い船が入港するところを見たり。上下町の歴史の重みのある町並みを歩いたり、恒例の極上焼肉に舌鼓を打ったり。勝山では美味しい「御前酒」をいただいたり、もやがかかる山道を歩いたり。
写真は例の海上自衛隊の船。でけええええええ!!!
いろいろオフステージも楽しんでいます。今回も天気が悪いので思うように写真が撮れないのが残念ですが。。。。。。
The TRIOLOGUE の第二日目は場所を舞浜は巨大ネズミやアヒル、木の人形や綺麗なお姫様がうじゃうじゃいるかの有名なテーマパークの隣に位置するショッピングモール イクスピアリの中にあるジャズクラブ「Club IKSPIARI」で行われた。
この地は人はそれはもう、うじゃうじゃいるのだがジャズを聴く人たちの割合は1lにも満たないであろう....(苦笑)
このような首都圏の離島のような所へ、こんなにもジャズを聴きに来て下さる人がいたことに感謝したいと思います。どうもありがとうございました!!!
ライブの内容は前日とそんなに変わらず、2曲入れ替えただけだったが、またまた新鮮に演奏することができました。恐るべし井上陽介&大坂昌彦!!
この店はとても雰囲気もいいし。。。。。なんかもったいない気がする。TDL帰りの人が是非立ち寄りたくなるような宣伝すればいいのになあ。
告知!!!!明日7月12日 六本木STB139に於きまして the MOSTのライブがあります!!
これまた素敵な店内、美味しい料理とお酒、そして熱い演奏を聴いて鬱陶しい梅雨空を吹き飛ばしましょう!是非皆様お誘いあわせの上いらしてくださいね。
大阪は心斎橋。御堂筋と三津寺筋のちょうど角のビルに「RAG TIME」はあった。
”あった”というのは、初めてそこへ行ったから。昔は帝塚山というおしゃれなエリアにあった素敵なジャズクラブだが、新店舗ができたのだ。この界隈も大阪ミナミでは屈指の最先端のエリアだ。ビルの4階の店内から見える夜の御堂筋なんて最高じゃあないですか!
今日7月8日は8歳の天才ドラマー鬼束大我くんと、20数年来からお世話になっている関西ジャズ界の重鎮ベーシスト西山満さんとのトリオだ。本当はスティールパンの世界的名手オテロ.モリノーさんが入る予定だったのだが、急病の為来日できなくなり、トリオだけの演奏となった。
大我は小学校3年生というのにジャズのフィーリングが備わっていて、しかも成熟した大人を感じさせるプレイをする。勿論、子供らしいはつらつとしたプレイなのだが、ジャズの歴史を本能的に察知しているかのようだ。見た目と出てくる音のギャップが微笑ましい(笑)
西山さんは僕が大学のころからお世話になった大先輩。昔から関西ジャズ界の発展の為に演奏はもとより、いろんな海外のプレイヤーを招聘してきた。そういう彼がコーディネイトしてきたコンサートの手伝いもよくさせてもらって、ゲイリー.ピーコック、レジー.ワークマン、レイ.ブラウンなどといった神様みたいな人たちと身近にいることができて、それはそれは貴重な体験をさせていただいた。とりわけ、ゲイリー.ピーコックと西山さんと僕でお茶を飲みながら大変為になる話しを聞かせてもらったという一件は、あり得ない体験だった。いまでも「あえて自分から危険な荒海に飛び込みなさい!」(音楽をやる上でリスクを避けるのは止めなさい)という一言が今でも座右の銘となっている。
大我8歳、西山さん74歳、私43歳。まさに3世代トリオ!!!こんなのは初めてだ。
西山さんの奏でるブルージーかつソウルフルでヘビーなベースの音は息子、孫をぐいぐい引っ張っていく蒸気機関車のようだ。
途中で地元の素晴らしい若手も飛び入りし、刺激的で楽しい一日でした。
7日のマーク.テイラー(ds)とのセッションもこれまた楽しかった!彼の素晴らしさはスインギーなドラミング以上に彼のリーダーとしてのあり方にあった。ドラマーがリーダーにも関わらず自分のソロは最小限にとどめ、バンドのサウンドをコントロールする役目に徹する姿のどこにもエゴイズムのかけらもない。それが全てではないだろうが、そういう素晴らしいバランス感覚を持った人だということだ。
本日9日の「楽屋」でのトリオローグのライブはとても刺激的な演奏となった。ありきたりのスタンダードナンバーを中心に演奏したが、井上陽介、大坂昌彦そして私の3人が触発し合い、これまでにないような展開を見せたことは新鮮だった!
こりゃまた明日の「Club IKSPIARI」が楽しみじゃわい!!!ふふふふ。。。。。。。
最後になりましたが、岩手の吉田 瑞彦様という方から一関ベイシーでの日野クインテットライブについてのかなり面白いレポートをいただきましたのでリンクさせていただきます。ありがとうございました。
http://jomon.com/~ijc/index.htm
日野皓正クインテットツアー東北編は無事終了致しました!!たくさんのお客様に聴きにきていただきありがとうございました。大変に実りの多いツアーだったと思います。
仙台「せんだいメディアテーク」、会津若松「末廣嘉永蔵」と残りの2日間、燃え尽きました。
天候、体調共に恵まれず、街の散策や美味しいものに舌鼓を打ったり〜という事には全く無縁なツアー終盤でした。しかし、元気だったとしてもそんな余裕はなかったかも。。。。
しかし、仙台では名物の「牛タン定食」をお昼に食べたり、末廣酒造さんの社長さん所有のお宝クラシックカメラの数々を見せていただいたりと、和む事も多々ありました(笑)
体調は。。。。。結局、今現在も良くなく、帰って病院に行ったところ「気管支炎」でした。もうほとんど熱はないのですが咳と倦怠感と胸の苦しさが残っていますがもう大丈夫な感じです。
このツアーで得たものは非常に大きいものがありました。自分の限界(と思っていた)よりも、さらに深く自己を探って行くとでも言えばいいかな?今までしゃべったことも無いような言葉をしゃべるというか。。。とにかく、新しいコミュニケーション方法を模索し続けた9日間でした!
写真は「末廣嘉永蔵」でのステージ。
7月に入り、ツアー一行は5箇所目の岩手県一関市の老舗「ベイシー」へ。
詳しくは分からないが、オーディオマニアにとっては聖地のような所。物凄いJBLのスピーカーが置いてある。JBLの現社長がわざわざ聴きに来るらしい。。。。。。オーディオにはもちろん、プレーヤー、アンプ、ケーブルなどいろいろな重要なパーツがあるわけだからそれぞれに凄いものが使用されているんだろうが、さっぱりわからない!しかし、確かに言えることは、正に暖かい生音をリアルすぎるくらいリアルに再現しているということだろう。終演後2階の控え室にいると、下でまた演奏が始まったのかな?(しかもカウントベイシー楽団)と思うほど!!
店のあちらこちらにマスターの菅原さんのこだわりがある。写真も凄い!どうやらライカとコンタックスを使用しているらしい。なんせ、ピアノの蓋を開けるとKAWAIの代わりにZEISSって書いてあるんだから!(笑)
風邪もまだ本調子ではなく、微熱が続く。演奏が始まるとそんなことは忘れてしまうほど集中しているのだが、終わると口もきけなくなるほど消耗している。
日野バンドのサウンドは益々ディープさを増してきている!
今日は仙台へ移動して、オフだ。雨が降り続けて肌寒い。よく休養しよう。
今月26日から出発して、メンバーとマネージャー総勢6人の一行は全行程を車一台で、新潟「ジョイアミーア」、秋田「ドリームワールド」、弘前「たけや」、青森「青森県立美術館」と、4箇所五日目が終了しました。
毎年夏恒例の、人呼んで「サバイバルツアー」!!!!!今年はメンバーが一新してからの初めての大きなツアーだ。毎年しゃにむに音楽に取り組み、気力と知力を振り絞り、汗と涙を垂れ流し。そうして新しい物にチャレンジしていく。そしてそこで得る物は大きく、人間が何倍も逞しくなってゆく。
そういうツアーだ。さて今年はいかに?
相当きつい。。。。。。。!!
日野さんは今回、音楽の表現の方向を変えるようにチャレンジしている。一言ではなかなか言い表せないが、「既成のコード進行、テンポやリズムから離れた究極のフリーミュージック」。
今月、日野さんは単身NYに渡りレコーディングを行った。プーさんことピアノの菊地雅章さん、ドラムのポール.モチアンら錚々たるメンバーで2枚録ったらしい。(1枚はプーさんとデュオ)
何を隠そう、僕はフリーなアプローチが大好きだし、自分のトリオではチャレンジし続けている。しかし、ステージのほぼ全般をフリーで通すのは初めてだし、メンバーだって初めてだ。
テーマはきっかけに過ぎず、そこから各々が自分のストーリーを5人で会話をするかのように自分の言葉でしゃべりだす。書くと簡単だがとても精神力のいる作業だ。人数が増えるほど緻密な会話は難しい。
へたすると、どの曲も同じ!なんてことになりかねない。
しかし、非常にチャレンジしがいのある事は事実だ。
今回、その上、風邪をひいてしまった。。。。初日エアコンをつけっ放しにして寝て喉をやられた。翌日の秋田への移動も約7時間。車のクーラーで完全にやられた。秋田でのライブの日の夜中には声がかすれ始め、翌日は声が出なくなってしまった。そして今日は声は少し回復したが咳と鼻と微熱で。。。本格的になってしまった。今も結構しんどいが、今日は打ち上げも無く、ホテルの部屋でゆっくり風呂に入り夕食を食べたのでいくぶんリラックスしている。
ツアーでは写真も撮りまくるぞと意気込んでたが、ほとんど暇が無い。本音は、それどころではないのだ。休養と精神統一。これで明日からも新しくチャレンジあるのみ!!!
写真は新潟から秋田へ向かう車中より日本海に沈む夕日。
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