Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog 2007年6月
比較的ヴァラエティに富んだ週だった。
「上町63」では井上陽介との先輩後輩デュオ。23年前(!)に一緒に研鑽した曲をやったりして楽しんだ。
「バー.アルニコ」では北浪良佳(vo)とのデュオ。これも先輩後輩か!レコーディング後、初めてのライブだったかな?アットホームな雰囲気は最高でした。
「NARU」では、これまた後輩の鈴木ひさつぐ(ts)のカルテット。奇しくもバックのトリオは俵山昌之と江藤良人!!石井彰トリオのメンバーを従える形となったが、鈴木君はしっかりとリーダーシップを発揮。我々も負けじとフロントを盛り立てる。なかなか刺激的なライブだった。鈴木くんの作曲能力も高いレベルにあることも目の当たりにしました!
昨日の日曜は「録音会」。いつもの相模湖交流センターからさらに奥地の「藤野芸術の家」が今回の会場。今日は新しい試みで2台のピアノによる「ソロ」!!1台はダンパーを上げっぱなしにしておき、弾くピアノとの弦の共鳴のみの響きをプラスするという、いわば「天然リバーブ」を作り出すという試み。
メインはスタインウエイD、サブはヤマハS6。さて結果は。。。。?弾いている側はほとんどその効果は体験できなかった。音を切った際にわずかに確認可能。これは距離のせいもあるかも。繊細なマイクロフォンとミックスする分量に気をつけて録るという、かなりマニアックな試みだった。
一つ失敗したのは、サブを使ったものと全く使用しないものを両方録音して聞き比べしなければ、明確な違いは聞き取れなかったということ。それと、メインのピアノの調律と整備がいまひとつでスタインウエイの良さが半減してしまっていたことだ。このことを踏まえて、もう一度トライしてみたいなあ。。。しかしながら直後に行われた視聴会ではメンバーの皆さんのそれぞれ個性的で素晴らしい音に酔いしれました。やはりアナログテープは魅力的でした。
ロケーションは素晴らしく、自然に囲まれた施設には陶芸の工房があったりしてゆっくり訪れたい。生憎の雨で楽しみにしていた写真も思うように撮れなっかたのが残念でした。
お疲れ様でしたああああああ〜!!!!!と、声を大にして、多田誠司、上村信、大坂昌彦そして私に言いたいっ!!!!!これほどまでに過酷な9日間は初めて。けど楽しかったけど!
バンドの自由さは日を追うごとに増し、新しいアイディアが毎日のように出てくる。有意義なツアーでした。
京都「RAG」は正に、「re:mark」が誕生した地でもある。なんせ「ラグマニアレーベル」だからな。実は京都という土地は関西でも特殊な領域で、在阪時代もそれほど、それほど京都にしょっちゅう行ってた記憶は無い。「RAG」とは、その昔、現在よりかなり北の北山という地にあった時からの付き合いだから、もう20年近くになるのか。。。。
心配もなんのその、たくさんのお客さんは楽しんで帰っていっていただけたと思います。
打ち上げ後、運動不足の我々は何を思ったか、真夜中の散歩に出かける。夕方にもぶらぶら写真を撮りに散歩したのだが。。。。。。写真という趣味は良い!!散歩、すなわち運動をするようになるのだ。これまでは、ホテルにチェックイン後は開演まで部屋でゆっくり休もうとか考えるのだが、見知らぬ土地をむやみに歩きたくなるのだ。
先斗町〜祇園〜知恩院〜三条大橋と真夜中路地裏探検隊と化したのであった。うーーーん、楽しい!
翌日はツアー最終地、名古屋「スターアイズ」。入梅で久しぶりの雨だ。にもかかわらず、街中を散歩してしまう。
もちろん、ラストステージを最高のテンションで終えることができて満足に燃え尽きました!!!!!
各地にいらしていただいた皆様、本当にありがとうございました!
次回のthe MOSTのライブは
7月12日 六本木「STB139」 でございます!!このライブがオフィシャルのCD発売記念ライブとなりますので、皆様是非是非お友達、お知り合いお誘いあわせの上お越しくださいますようお願い申し上げます!!
ツアーが終わり、ホッとするのもつかの間、翌日は名古屋を早々に発ち、乃木坂のソニースタジオへ。北浪良佳(vo)のCDの最終作業「マスタリング」のためだ。これは、ミックスまで済んだ音を最終的にCDへのフォーマットに変換し、全体的な音のニュアンスの調整をする。ここでも全体の印象を大きく左右してしまう大変重要な作業だ。曲順、曲間の細かい秒数、音の最後のチェックをし、音に関する全ての作業は終わった。長かった〜〜!!!プロデューサーは大変です。内容はかなりの力作になったと思います。聞きやすく、かつ飽きさせず。なかなかの大作ですので、皆さんこちらもお楽しみに!!
今日は立川「ジェシージェームス」で、池長一美(ds)井上陽介(b)の懐かしのトリオで、まったりとピアノトリオを楽しむことができました。とても自分自身が癒されましたよ。
翌日はまたまた大移動。。。。出雲〜下関へ。とんだ回り道じゃああ。下関「ビリー」はもう今年3回目の出演!たくさんのお客さんの前で気持ちよく演奏できました。TOKUの素晴らしさは日を追うごとに増してゆく。楽しいコラボレーションでした!
翌日、下関〜高松の車移動。。。。。もうかんべんして..........!途中岡山でTOKUを降ろし、瀬戸大橋へ。多田さんのテンションは最高潮に。「香川〜高松!!」と、絶叫なさる。故郷に帰ってそういう気持ちになれるのはある意味羨ましい。
高松まで延々と車を運転し続けてくれた三根さんには大感謝だ。三根さん、お疲れ様、ありがとう!!!
「スピークロー」は素敵なカフェだ。多田さんのご両親や昔の知り合いであろう人の山。。。。。多田さんも感無量だったに違いない!勿論、演奏は最高潮に!
翌日は、やっとオフ。しかし朝から予定が。香川と言えば〜そう、白川ピアノ!!!そして、うどん!!
両方堪能して参りました。今回は大根おろしぶっかけまくりと、たらいうどんをハシゴ。大根が一本そのまま出てきた日にゃあ、あーた、たまげまっせ!!
大好きな「白川ピアノ」。今回も素敵なピアノに出会いました。。。。1891年製ベーゼンドルファー。
ボロボロの状態で入荷したらしいが、その時代の良いニュアンスを残しつつリニューアルされている、白川さんの腕前には舌を巻く!今はもう無い、「ウインナーアクション」。ハンマーには皮が張られていて不思議な音がする。まさにタイムスリップ。。。しゃかりきに弾く必要はまったく無し。ただ素朴に指を落とせば森の奥に連れて行ってもらえる。そんな感じの素敵なピアノでした。幸せ!!!
後ろ髪を引かれつつ、今度は神戸へ。そうだ、今日はオフじゃなかった!!「クレオール」でソロやんか!今回のthe MOSTは言わば、「力と技プラス色気」。今日は「静と妖」でいきたいなと思い。
神戸ではとんでもない再会が待ち受けていた。音大時代にピアノのレッスンを受けていた清水淳彦先生がふらっと来られたのだ。嬉しさと緊張。私にはクラシックに対するコンプレックスがある。正規のピアノレッスンをこれまでほとんど受けていないからだ。ほとんど自己流〜ジャズも。
在学中のレッスンでは、ちゃんと弾けもしないくせに、ドビュッシーだラベルだと勝手にレッスンにろくに練習もせずに持っていった。。。。愚かだった。
在学中はジャズにしか目が行かなかった。卒業して落ちついて音楽を見ることができるようになって、改めてクラシックの素晴らしさに気づいて、今は聞くことと、自己練習には少しは励んでいる。実は、サウンド面ではクラシック。。。。近代現代の音楽からインスピレーションをもらうことのほうが多いのだ。
恩師がいらしてるからといって、特別なことは何一つできない。いつもの自分を素直に表現するだけだ。嬉しいことに先生から身に余るお言葉を頂き、なんとも幸せな日になりました!
今日は地元大阪「ミスターケリーズ」でまた新鮮にthe MOSTに戻り、気持ち良い一日でした。
写真は瀬戸大橋を渡る我ら。
the MOST の久々の第4作目「Re:Mark」が6/6に発売になりました!!!!
それを記念したツアーが同日より開始。博多を皮切りに8ヶ所名古屋まで。
初日は博多の老舗「ニューコンボ」。大好きなお店だ。マスターの有田さんの暖かいお人柄、スタッフも皆気持ちよい。
しかし、このバンド。。。。。久しぶりに演奏すると、その楽曲の難しさにいつも手こずる!ある意味、新鮮にできるのかも。
初日から早くもアレンジのマイナーチェンジありで、さらにややこしく????
ラテンテイスト一杯の「ロホ イ ネグロ」での大合唱もあり、かなりな盛り上がりを見せました。打ち上げには「モツ鍋」!!!!なぜかお口直しにスイカが合うとは初めて知りました。(写真参照)
翌日、9時ホテル出発。博多駅から新下関駅へこだま号で。そこから3日間のロードマネージャーの「みねじい」こと、三根さんのお迎えにより車でまず岡山へ。そこで今日からゲスト参加のTOKUをピックアップし、北上して島根の松江へ。なんと到着は夕方5時!疲れましたわ!すぐにセッティングとリハーサルをし、なんとか開演に。会場は新しいライブハウス「ユーラス」。完全なロック小屋でピアノもアップライト、低音はバンバン響くステージでとまどったが慣れればなんてことはない。いつもと同じように演奏に集中。TOKUもMOSTに初参加とは思えない溶け込んだ演奏を繰り広げました。
今日は松江から出雲への移動だったのでかなり楽。今日の会場は出雲大社近くの「神光寺」の本堂で。以前2回ほど日野さんのバンドで来たことがある。とても心が和む場所だ。ここら辺の空気はなにかやはり違う。出雲大社はその古代に造られた当時には(詳しくはこちら)100m近い高さにあったというのだから驚く。国中の神様が集まるところだ。
そういった中でのライブ、厳かに有り難く盛り上がりました。本堂から見えた庭の篝火が印象的でした。
5月の30日は地元相模大野の「ラシエット」で井上陽介、大坂昌彦からなるトリオでのライブ。プロデューサーM氏の提案により「ど、スタンダード」をやることに。知ってるんだけどあまりやらないよね〜的な曲を事前にピックアップし、リハもほとんどせずハプニングを期待しつつ。ミスティーに枯葉にサテンドールに。。。。。。逆に新鮮でした。また次回は7月に都内近郊で2箇所のライブ予定しています。
31日は下町は向島、「プチローズ」での古野光昭カルテット。大坂昌彦、秋山卓(AS)というメンツ。アルバム「iSE」のレコーディングメンバーが久しぶりに揃った。大坂氏とは6日連続で一緒で珍しい!!
ここは小さいながらも、とてもチャーミングなママさんが一生懸命やっている、とても良いお店だ。しょっちゅう来るわけではないが毎回大盛り上がりで気持ちよく演奏できるのだ。久しぶりに秋山君と演奏して彼の奥深い音楽に感銘を受けた。
もう6月だ。1日は北海道は洞爺湖へ。「ウインザーホテル洞爺湖」という素晴らしいホテルの5周年記念のスペシャルゲストとして日野皓正クインテットで出演するためだ。僕を除く全員は前日入りしているので一人旅だ。千歳まで飛んで特急とバスで約6時間の行程!疲れた!着くや否や、リハまでのわずかな時間をホテルの周りを撮影散歩。山の上から見下ろす洞爺湖や羊蹄山の壮大さよ!雲までも下にあるのだ。フィルムはまだ現像していないが、デジカメでもかなり良い写真が撮れたと自己満足(笑)。
カクテルショー形式だったが、じっくりと演奏できる雰囲気でなかなか充実したライブだはなかったか。久しぶりの日野さんの「Over The Rainbow」にも感銘を受けた。やはりかっこよすぎるわ!
札幌の15歳のドラマー石若駿くんも遊びに来ていてほんの少しだが飛び入りして、和丸と駿、火花を散らし合う!と言うのは冗談。双方共それぞれの持ち味が浮かび上がり、十代ドラマーのレベルの高さを目の当たりにした。ほんとに頼もしい二人でした!
2日は北海道から戻ったその足で金澤氏と共に浅草へ。ヴォーカリスト後藤ふく恵さんの経営するお店「Dining Bar SHIZUKA U」に出演。少々早く着いたので浅草見物をしタイムスリップ!!大衆演劇や競馬の場外馬券や立飲み屋、ストリップ、洋品店やお寺や遊園地がごたごたに詰め込まれた異空間。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。しかも、北海道から戻ったばかりというのに「腹がへったからジンギスカン食おう!!」と金澤氏。食った。めちゃ美味かった!
ライブもしっかり2ステージやり、ツアーと演奏の疲れと浅草の空気にやられてふらふらになりながら帰途に着いた。
今日は朝から世田谷ドリバンの指導に。なんと本番までにあと4回しか練習が無い!!!らしい!諸君、がんばってくれたまえよ!今期のメンバーはわりとおとなしめでが、本番にはまた炸裂するようなパワーを出してくれると信じて止まない。
夕方には、渋谷のデパートで開催されている「中古カメラ市」を、ちらっと覗きに行く。ライカやハッセル、ローライといった名機の数々。。。。。レンズも多数。。。。ヤバイ!!!!買いそうになるので早々に立ち去る。
吉祥寺「サムタイム」は安カ川大樹、本田珠也による初顔合わせのトリオ。うーん、これがかなり良かった!!超硬派な感じだったかな。ほとんど曲名も告げず弾き始めると、はっとする所で両氏は反応してくる。テンポで演奏する感じではなく大きなパルスで演奏できたと思った。スタンダードをほとんど演奏。刺激的かつ疲れた一日でした。
稚拙ですが、北海道写真お楽しみくださいね!
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