Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog 珍しいスタインウエイ!
新橋「サムデイ」のスタインウエイ。
変わっている!!!!今日はじっくり観察してみた。現代のスタインウエイと何が違うか比較してみよう!
1.まず座って感じるのは楽器の幅が狭い。これは、あくまで感覚的なので実際に計測したわけではないが。。。
2.側板のカーブの度合いも全然違う。
3.ペダルも小せえ〜!かわいい〜!!型番書いてなく分からないが、現代のD型だ。つまりフルコン。
にもかかわらず、2本ペダル。ソステヌートが無い時期の物と推察される。
4.構造的なものに移って。まず、総アグラフ!!!スタインウエイの特許はカポダストロバーだろっ!?こんな時期もあったの!?おまけに最高音部のデュープレックススケール(アリコート)の部分が異様に長い。
5.現代のピアノは交差弦(低音弦場所と中高音の弦が斜めに交差して張ってある)だが、低音弦がわずかに右に傾いて張ってあるだけ。中高音弦はなんと、鍵盤に対して垂直に張られている。しかも、チューニングピン群が妙に曲線を描いている。今も横一列ではないはずだが、極端だ。
ざっと見ただけで、これだけ違う部分がある。現代の形になるまで150年の歴史の中で紆余曲折はあっただろうが、ここまでの違いは見たこと無い。
多分、アクション部のメカニックも違うんだと思う。ここまで現代のものと違うと弾きにくいのも当たり前か!(マスターごめんなさい!)しかし、現代のピアノに慣れている我々にとって違和感があるのは事実。これを歴史的に意味のある楽器として価値を認めるか?その方向性もあろう。
しかし、多分このピアノができたころは、ジャズも生まれてなかったろうなあ。増してや、現代のような大音量の音楽に即した楽器ではないのは明白。
かなり、現実的に辛い面もあるのは事実。しかし、私自信も100年前のベヒシュタインを所有することもあり、古めかしい音やアンティークな物に興味はある。
珍しい楽器を弾ける場所としてノスタルジックな時代に思いを馳せながら弾くことにしようと思った。
注.この日記はサムデイのピアノを中傷するためのものでは決してありません。ピアノよいう楽器に関心を持つ者として冷静に観察したものです。時代考察を通じて楽器の歴史を重んじ尊重していきたい、そういう気持ちで書きました。
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サムデイ、一度だけお邪魔したことがありますが、まさか、ピアノが珍しいものだとは思いもせず、ちゃんとピアノも見てなくて、今へぇ〜と思って眺めていました。
ハープシコードとクラヴィコードの違いも今日ちょっと聞きかじりで、あ〜ちゃんと図書館ででも調べたい・・・と思ってたところでした。温かくなってきてるし、自転車ででも図書館へそのうち行こうと思います。
ピアニストの方は、楽器を持ち歩かない分、色々な場所で色々なピアノに出会うんだなぁ、と、石井くんの文章を見ていつも思います〜。
投稿者 さえ : 2007年3月12日 22:35
さえさん、ありがとうございます。音を出す道具としてのピアノに対する興味は尽きません。だんだん違う方向に飛び火しているようですよ!(笑)
投稿者 石井彰 : 2007年3月17日 03:21