Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog 2007年11月
ウイーンの老舗ピアノメーカー「ベーゼンドルファー」が、なんとヤマハに完全買収されたらしい。
これを聞いて思ったのは、この、ヨーロッパの伝統ある歴史的なピアノの音を壊さないで大切にして欲しいということだけだ。
年間の生産台数が300台ほどに留めて手作業による緻密なピアノ造りを守り続けているメーカーだけに、日本の大量生産を誇る工業製品としてのピアノと同じにしないで欲しいな!
ウイーンの工場と従業員はそのまま存続らしいし、品質は保たれる。。。。。だろうが。世界的財産を守るためにヤマハが投資したという美しい話になればいいと思うのだが。
逆にヤマハがベーゼンのノウハウを学んで品質向上の為に勉強してくれれば、それはそれで意味のあることだと思います。
どちらにせよ、ベーゼンドルファーとヤマハに意味のある未来があって欲しいと願わずにはいられません。
早くも厳しい冬を感じさせる米原、そして晩秋の...というには暖かい奈良の三日間、日本では温暖な気候の静岡の一日。日野バンドの今年最後のツアーは幕を閉じました。
ここ半年あまりの日野バンドのサウンドの変化はお聞きのとうり。既成のコード進行やテンポ、フォームに全くとらわれずに、自由に曲を即興的に紡ぎ上げていく方法論。
何をしてもいいんだよ〜という制限の無さは、音楽の全てはその人の内面にかかわっているんだよ〜という厳しさを表す言葉と表裏一体。
そういったことを考えながら(日野バンドに関わらず)今まで音楽を表現してきたつもりだった が。。。。。。。。まだまだ浅はかだったことを痛切に感じさせられた5日間だった。
キメを合わせることや、タイトなリズムを出すとか、ハーモニーを合わせるとかいった事とは対極にある方法論。個々が意味のあることを主張しあいながら反発しあう様で、違う次元の線が距離を持って有機的に絡み合う。。。。。。。うーーん、難しく言うとこんなところだが、要するに誰もが妥協なしに意見をぶつけ合う音楽、いや、人間関係のあり方そのものと言っていいくらいの赤裸々な舞台と言ったらいいのか。
自分の主張の弱さには、ほとほとあきれ返る。無意識に人との調和を求めてしまうのだ。まあ、そういう性分なのだろう。ある意味しょうがない。天秤座だ!!(笑)自ら進んで対決や意見をゴリ押しすることは好まない。とはいえ、頑固ではあるが。
日野皓正という人は、僕とは性格的に正反対の人。だから憧れをもっているし、尊敬している。がしかし、そういう人に初めて人間的に、そういった概念を捨て去って対峙せねばならぬ時がやってきた。今までそういったつもりだったが、「つもり」に過ぎなかった。
日野バンドに合う自分ではなく、裸の「石井彰」をぶつけられるか?!
プーさんが病に倒れて、偶然やってきた日野さんとのデュオと和丸を入れてのトリオでの演奏の機会。
この歳になって恥ずかしいが、ここまで音楽を表現することの怖さや深さを感じて臨んだライブはなかったかもしれない。オーバーだが、これまでの音楽人生を賭けて臨んだ。
あっ、これはと思った瞬間が何度かあった。相手を尊重しつつも音楽的に「裏切っていく」感覚。これが今まで僕の中に無かった。今までそうやっているつもりでも、どこかに調和を求めながら音を出していたかもしれない。そういうやり方が悪いとは思わない。しかし、今日は新しいステージにチャレンジするのだ。それをやらねば次のステップになっていかない。
できたかどうかは解らないが、やった。日野さんもその変化を少しは認めてくれたようだ。しかし、それは日野さんの為にやったのではない。自分の為だ。
米原の伊吹山の麓でのコンサート、生駒の小学校の吹奏楽のバンドの出す音の素晴らしさ、生駒の素晴らしいホールでのコンサート、とても心に残りました。がしかし、静岡の「青嶋ホール」のオーナー夫妻、主催者の井上様ご夫妻の暖かいお人柄、素晴らしいホールの響き、スタインウエイBの気品ある響き、そして打ち上げでお世話になった、画家の方のお宅のアットホームな暖かさは自分の中で一生忘れることのできない貴重な一日となりました。(少しオーバーかな?)
ピアノのプーさんは今週、肺の手術を受けることになったようで。一日も早い回復を!!!
北浪良佳CD「Little Girl Blue」発売記念ライブツアーも本日無事終了いたしました。「銀座山野楽器」「ブルースアレイ」「モーションブルー横浜」と、たくさんのご来場ありがとうございました!!プロデューサーとして責任重大でしたが、なんとか無事終えることができて肩の荷を降ろしています。まだまだ私のプロデュース能力としての物足りなさや反省点は多々ありますが、北浪さんの大きな出発点となったであろうことは確かだと思います。
これからの彼女の活躍を期待したいと思います!6日間よくがんばったと思います。CDデビューおめでとう!!
後半はドラムが大坂昌彦に替わり、サウンドもまたがらっと変わりました。うーーん、ドラムはコンダクターという意味がここまで如実にわかるのを目の当たりにするのも珍しい体験でした。もちろん、大坂氏、外山氏それぞれの持ち味で素晴らしかったです。
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皆様ご存知かもしれませんが、ピアニストのプーさんこと、菊地雅章さんが、病気のためNYで入院されました。今月末から予定されていた日野さんとの「カウンターカレントツアー」は全公演キャンセルになってしまいました。私は11/26の静岡での日野〜菊地デュオの代役としてドラムの和丸とともに急遽出演することになりました。よって、予定されていた「上町63」の出演に誠に遺憾ながら代役を立てさせていただくことになりました。誠に申し訳ありません!!
とても代役はつとまりませんが、自分なりに取り組みたいと思います。プーさんの一日も早い回復を祈っています。
神戸「Just In Time」、名古屋「Blue Note」と無事終えて帰宅。前半は無事、各会場超満員御礼申し上げます!!
神戸では、NHKと会場を行ったり来たりと大変でしたが、良佳さんの地元とあって、異様な盛り上がりを見せた一日でした。バンドもだんだんこなれて来て、かなり自由なアプローチになってきてとても楽しかったです。
名古屋Blue Noteは初出演とあって、まだ未開拓の地、「名古屋」では知名度が低く、厳しいんではないかということで1ショウのみ。ところが蓋を開けてみれば超満員!!普通に2ステージやって、泊まって手羽先やひつまぶし、味噌カツ、味噌煮込みうどん、モンゴル料理食べたかったな!
今回、プロデューサーとして、「抑制された美」を表現したかったが、どうだったかな?ちょっとマニアックだったかもしれないが、なかなか珍しい感じのステージになったと思う。
来週からの後半戦もお楽しみに!!!
北浪良佳デビューアルバム「Little Girl Blue」発売記念ライブツアー初日終了しました。
大阪「ミスターケリーズ」は満員御礼札止め!!関西での北浪人気のほどが伺える。今日のメンバーは、井上陽介(b)天野清継(g)外山明(ds)。このバンドでのライブ自体初めてだ。どんなことになるやら。。。。。
やはりこの人、外山明!!なんとも不思議なパルスを叩き出す。宇宙遊泳のようだ。この人一人で、なんとも未体験ゾーンに踏み込む。あまりに不思議だ。井上陽介も天野清継さんも素晴らしい大人なサポートを繰り広げ、北浪を強くプッシュ。北浪も我々に応えて、それ以上に自由に歌う。
ライブはお祭りのように盛り上がるとは正反対にじわっと盛り上がる。しっとり妖しく不思議に。
とても刺激的な一日でした。明日からも楽しみです!!
告知です。
明日、というか今日11月16日、NHK総合TVの18時からのニュースの中のコーナー「Cafe トアステーション」に北浪良佳とデュオで生出演です!!!神戸局のみのオンエアらしく、地域が限られるらしいですが、兵庫県の方はチェックしてみてくださいね。出演後すぐに「Just in Time」にかけつけます!
土日と山形は米沢へ。
伝国の杜という素晴らしいホールでの日野クインテットコンサート。ライブハウスが続いたので久しぶりのホール公演、とても新鮮に演奏できました。響きもいいしスタインウエイの調子は上々。
過酷なツアーから帰って、しばらく、僕は(皆そうだろうけど)いろいろ考えた。一生懸命になりすぎて全体像を見失っていないか。。。。。?ひとりよがりになっていないだろうか?
精神的なことによることも多いだろうが、かなり自分を追い詰めすぎて苦しかったのは事実。少し力を抜いて焦らず音楽の全体をよく見てやろうとしたのが、なんとなくよかった気がする。
今日は同じホールでアマチュアを対象としたクリニック。約20名の参加者のうちジャズに慣れている人はわずかだったが、初心者のアドリブ体験講座のような感じで楽しく行われた。下は小学4年生(ピアノ)の女の子(トランペットの男の子はもっと下だったかな)上は地元で活躍されているミュージシャンまで。アドリブ初体験の彼らがひたむきに音と戯れていく姿に感動を覚えました。
天気が悪く、散歩写真もままならないので残念でしたが、とても楽しい二日間でした。米沢牛を食べれなかったのは不覚!!(笑)
今週は自分のトリオ、ソロ、プロデュースしたバンドなど目白押し!!
本日12日は「新宿Pit Inn」で、私のレギュラートリオにサックスの竹内直氏を迎えカルテットでのライブ。実は2度目なんですけどね。直さんの熱くセクシーに迸るテナーと我々トリオのコラボレーションを是非聴きにいらしてくださいね!
13日は神戸の「世良美術館」でソロコンサート。閑静な住宅街にある素晴らしい美術館でのソロ。場所からもインスパイアされそうでとても楽しみにしています。時間が18時開演と少々早いのですが、お茶付きで3000円とリーズナブル!久しぶりに完全即興もやりたい気分です。
15日からは、歌姫北浪良佳の「Little Girl Blue」の発売記念ツアー。大阪、神戸、名古屋、銀座、目黒、横浜、全6箇所です。残念ながらリシャール.ガリアーノさんと小沼ようすけ君は参加できませんが、CD参加メンバーによるライブです。4月のレコーディング以来の顔合わせでハプニング続出か!?16日の夕方には北浪良佳とデュオでNHKの神戸局で生出演があるみたいです。詳細は後日。(関西のみ)
18日には恒例の相模湖での録音会もありますよ〜!!今回は多田誠司、上村信とのトリオ。モストマイナス1か!?
もう暦の上では「冬」になってしまいましたね。まだまだ晩秋という感じもないのに。。。。。温暖化を感じるこのごろです。
今週は神戸から帰り、
新橋「someday」→かなりきつかったスタインウエイもかなり調子が改善されており、古野光昭カルテットの演奏は楽しかったです。恒例の「愛のデュオ」も完全クラシックスタイルで!(笑)
「STB139」での吉田次郎セッションはNYバリバリのリズムセクションには圧倒されっぱなし!!
ベースのカール.カーターさんはもう何度か共演していて、素晴らしいグルーブ感とテクニックと人懐っこい性格で、いつも楽しい。ドラムのライオネル.コーデューさんは初めてだが、マイク.スターン(g)やカサンドラ.ウイルソン(vo)らと共演している人で、これまた強力!!この二人のつむぎ出すグルーブと言ったら!!!もちろん親分の次郎さんのエンターテイメント溢れるステージングは素晴らしかったです。ロックバリバリかと思えば、なんとも切なくほろりとくるバラードなどなど。。。。楽しく有意義なセッションでした。
「NARU」での鈴木ひさつぐセッション。いつもながら素晴らしいプレイを聞かせる鈴木君。緻密にエモーショナルなプレイはもはや、独自の世界を築きつつある。私はと言えば。。。。超難しい曲に撃沈。してやられました!(恥)次回はやったるでええ!!!(笑)
初出演の「マイルスカフェ」。the MOSTで。噂のライブハウス!マスターのマイルス.デイビスフリークぶりは半端じゃないらしい!残念ながら、マスターの「マイルスぶり」にはお目にかかれなかったが、池袋でこういったアマチュアを大切にされている方針は素晴らしいと思いました。いろいろなタイプのジャムセッションが行われているようなので、興味がある方は参加されてみてはいかがでしょう。もちろんライブは盛り上がりましたよ!
今日は大阪日帰りで、「シニアジャズバンド」の指導に。発足2週目にしてかなりの成果をあげている。シニア世代ならではの熱い想いが音に表れる。来年2月のコンサートはかなり期待できそうだ!
個性溢れる(こてこてな笑)メンバー達とも徐々に深く関わって行きたいと思います。
写真はSTB139の楽屋にて。次郎さんとライオネルさん。
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