Jazzピアニスト石井彰(Akira Ishii)の気まぐれな日記Blog 4年ぶりの再会!!
僕が大尊敬するブラジルのシンガーソングライター、「Ivan Lins」のライブを聴きに東京ブルーノートに出かけた。
もうかれこれ20年近く聞き続けている最も憧れているシンガーそしてコンポーザーだ。彼の書く曲にはマジックがあるのだ。
思い起こせば、NYで9.11のテロが起こる直前、「That Early September」のレコーディングを控えて曲作りや練習に励んだマンハッタンでの日々。NYのブルーノートにイバンさんが出演しているのを知っていた僕は、まだ完成していなかった「Voices in The Night」の見本盤というよりはCDRをカラーコピーで作ったジャケットに入れ、演奏後に彼に面会を申し込んだのだった。快く楽屋に迎え入れてくれた彼は
「Setenbro」が演奏されているCDを見て「ありがとう。聞いてみるよ!」と受け取ってくれたのだ。
普通、どこの馬の骨とも解らない日本人の自費製作まがいのCDRなんか聞いてくれるはずもない。。。。。まあ直接本人に渡せたから満足して帰って、翌日からのスティーブ.スワロウさんとのレコーディングも無事終えて。帰国した翌日。。。9.11だったのだ。忘れられない夏だった。
それから月日は経ち、2003年にイバンさんは東京にやって来た。もちろん二日続けてブルーノートに足をはこんだ。
面会を申し込んでステージに感動したことを伝え、新録音の「Synchronicity」のCDを手渡した。じっとジャケットを見つめた彼は、「Akira.....Akira.....?Akira Ishii....?前にチープな感じのCDくれたか?」「はい、NYで見本のCDをお渡ししました。」「あーーーーーっつ!覚えてるぞ!Setembroを弾いてくれてたな!あれは良かったぞ!カミサンも気に入っているよ。」「ほんとですか!?感激です!!」と、こんな会話を交わし、また明日聞きにくると告げて別れた。
翌日、また楽屋を訪れた僕を見つけるや否や、イバンさんに「Akira!!」といきなり抱きしめられたのだった!「CD聞いたぞ!Saind de Mimをあんなに素晴らしく弾いてくれてありがとう!!」幸せの極地だった。長いことラブコールを送り続けた甲斐があった。
「僕の夢は、あなたと共演することです。」「もちろん!いつかやろう!!」
この約束は未だ果たせずにはいるが。
今日、4年ぶりにイバンさんのライブに行って、相変わらずの愛溢れる歌声に酔いしれた。大好きな
「Bilhete」も初めて生で聞けて、「Ai Ai Ai Ai」で盛り上がり、最高のステージだった。
終演後、今回は面会は店のスタッフに断られ(怒)仕方なくサイン会の列に並ぶ。
やっと番が回ってきた。勿論顔は覚えていまい。「Akiraと書いて下さい。」と買ったCDを差し出すと、「ん?Akira?。。。。。。。ピアニスト?」「そうです!!!」「おーーーーーーーっ!ありがとう!!!」「また会えて嬉しいです。あなたの歌と曲を愛しています。」「ほんとうにいつか、一緒にやろうな!メアド書いておくから、メールくれよ。」
まだ渡してなかった「Embrace」と「Seane of Jazz〜Summer」と名刺を渡して別れた。表参道の風が気持ち良かったです!!!
何か事が運びそうな予感。
>何か事が運びそうな予感。
きゃーーーー!ですね。
おふたりのファンとしても とてもうれしいです。
ぜひとも実現されますようにお祈りいたしております!
>イバンさんにいきなり抱きしめられたのだった!
かなりかなーり、うらやましいです!
(ミーハーですみません。)
なんだかここ何年かのイヴァン・リンスのライブのなかで、今回がいちばんはじけていらしたような気がします。テオ・リマのドラムやベースのひともとても気持ちよかったですね。
投稿者 中島 : 2007年10月11日 03:24
朝から涙が出てきました! いい話をありがとうございます。
投稿者 浦島 : 2007年10月11日 06:51
石井さんのいつもの人柄の良さがきっとイヴァンさんに伝わったのだと思います。石井さんが私たちにライブの時快くいつもお話ししてくれたり声を掛けてくれることも私たちにとってとても夢のようなシアワセな時間です!音楽を通してみんながシアワセになるって素敵ですね。
投稿者 sora : 2007年10月11日 10:13
よかったですね〜♪♪
いいお話、ありがとうございます。
こういうエピソードを伺うと、人の心を信じられる気がします。。。音楽ってほんとうに素敵。
Ivanさんとのライブやレコーディングが実現しますように!
投稿者 Yoshiko : 2007年10月13日 01:40
中島さん、ありがとうございます。そうですね、前回はジョアンボスコと対ばんだったし、じっくりと聞けて満足でしたね。バンドに入れてって感じでした!
浦島さま、ありがとうございました。僕も思い起こせば未だに鳥肌ものなんですよ!イバンさんは本当に誠実かつ、エネルギッシュかつ、深く暖かい人なんです。
soraさま、ありがとうございます。そうなんですね!?私たちもそういった事で皆さんに喜んでいただける事も喜びです。イバンさんの懐の深さをお手本にがんばりますね!
Yoshikoさま、ありがとうございます。この数回会っただけでここまでのフレンドシップが保てるということは、音楽の力に他なりません。音楽は正直ですからね!共演はぜひとも実現させたいです。
投稿者 石井彰 : 2007年10月14日 00:27
よかったですね〜Part2♪♪
一段と大きく書かれた文字に石井さんの感動が伝わります。
サインの列に並ばれたお姿、想像にあまりますが、私達がいただいている感動わかっていただけましたね?
きっと、夢は実現すると思います。
その場に参加できること、夢になりました。
投稿者 Mitsuyo : 2007年10月14日 00:38
石井さんHAPPYな話をありがとうございます(*^_^*)
人の縁て不思議ですよね。
そして願いは叶うもの☆・・・そんな気がします。
LIVEで石井さんにお会いできる日を楽しみにしております♪
投稿者 ぼぶ : 2007年10月15日 00:08
ご無沙汰してます!
最近、字が大きくなってますね(笑)
”Ivan Lins”は、わかります〜でも、わかります〜の程度です・・・すんません。そっか・・・ゆっくりまた聴いてみます。
再度再度繰り返し会っているうちに、どんどん距離が近づいてる・・・それは、縁とかタイミングとかもありつつ、ほんとにそのうち事が運びそうですね。
音楽=人、と、いつの間にか思ってきていますが、やっぱりそんな感じですね。学生時代にはわからなかった石井くんが、だんだんわかってきた気がします。
投稿者 さえ : 2007年10月16日 23:00
mitsuyoさま、ぼぶさま、さえさま、ありがとうございます。ほんとうに今思い出しても素晴らしい出来事でしたし、現在進行形の現実!!です。強く心に想ってやっていきますね。
投稿者 石井彰 : 2007年10月26日 01:44