トリオ 2題

昨日今日と、キャラクターの違う2つのトリオでのライブ。

昨日は新潟「器」での井上陽介トリオでのライブ。井上陽介と小山太郎は車で、私は新幹線で新潟へと向かう。相当の寒さを覚悟して出かけたが、予想外に暖かい。

器はシックな店内のコーヒー店。今回で5,6回目の出演だったかな?今年は2回目の出演になる。リハーサルに入る時、調律師の方が、変わったインシュレーターを試してみるかと言う。ピアノに関する事なら貪欲に知りたい衝動に駆られるのだ。当然のことながら試すことに。見た目は鉄製のオブジェといった感じ。円形の下板に「人」という字が乗ってるみたいだ。床に振動をうまく伝えるんだろうなと思っていると、なんとピアノをほんのわずか中に浮かせている!床に吸収される振動を極力無くして、空気振動に変えることによってクリアでダイレクトな音を弾き手に提供するのだ。うまく言葉で伝えられないが、チューニングピンの向こうから、こちらにやって来る音が、鍵盤蓋や鍵盤の間さらには鍵盤の下部からも音が歩み寄ってくる感じとでも言えばいいかな?!ちなみに製品名は「Stimmfuture」(株式会社常磐)という。興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか?

久しぶりの陽介トリオ、出だしからすっ飛ばす!「My Foolish Hart」では笑ってしまうくらいの超絶カデンツアを弾きちぎる陽介。どないなってんの??!小山太郎も安定したテクニックで完璧に楽器をコントロールし大きな波を作る。新潟はお客さんはお行儀が良い印象があったが、今回は大騒ぎの盛り上がりとなる。

打ち上げには美味しい日本酒とマスター手打ちの「蕎麦」や、佐渡のブリ刺しなどで大満足でした!


今日は場所を「御茶ノ水NARU」に移し、ドラムを本田珠也に迎えての私のスペシャルトリオセッション。ベースは陽介。

昨日は陽介リーダー、今日は私がリーダー。さあ好きにやらせてもらうぞ!(笑)本田珠也とはあまり一緒に演奏する機会はなかったが大好きなドラマーだ。初顔合わせのトリオながら、打ち合わせもほとんどせずにフリーに演奏は進んでいく。二人とも大人だ。好き勝手に曲を進めていく私を許し、尚且つ協調性と独立性を前面に押し出して(当たり前のことだが結構難しいことだ)素晴らしくスリリングで楽しい演奏となった。。。。。。と思う!

昨日と今日で、まさしく陽と陰の世界だったかな。陽介の音楽は、以前にも書いたことがあるとは思うが、極めて明るく躍動的。私は「暗い」というのとは少しニュアンスが違うがどちらかというと内面に向かうタイプだと自己分析している。

本田珠也は本当にシビレるドラマーだ!爆発力は相当なものがあるが、それ以上に繊細でデリケートに音楽を作る。

とにかく、とても有意義な二日間でした。

投稿者 石井彰 : 02:46 | ライブ | コメント (8) | トラックバック (0)

北浪良佳コンサート in 神戸

今日は強行軍!!朝から神戸往復日帰り演奏だ!9時の新幹線で新神戸へと向かう。あいにくの雨模様でかなり寒い。

我が母校、大阪音大の後輩にあたるヴォーカリスト「北浪良佳」のコンサートが兵庫県立美術館で行われた。彼女は「神戸ヴォーカルクイーン」にも輝いたことがある前途有望なミュージシャンです。
そして今回は「はなだ賞受賞記念コンサート」ということで(どんな賞なのかはよく知らないが。。。)日曜日のミュージアムホールは250人以上の超満員のお客さんで賑わう。彼女の人気のほどが伺える。

ここのホールは珍しいことに残響がほとんど無いに等しいくらいの、アコースティック音楽にはかなり過酷な音響。しかし、PAエンジニアのおかげで、なんとかアコースティック感を保った音作りに成功してホッとして本番を迎える。ピアノも素晴らしい調子のハンブルグスタインウエイのD型だ。

前半はヴォーカル+馬場孝喜(Gt)時安吉宏(B)竹田達彦(Drs)という関西の素晴らしいミュージシャンによるステージ。ジャズの枠に捕われない自由なアプローチで素晴らしいまとまりを聞かせる。

彼女が「お色直し」で下がっている間、私が加わりカルテットの演奏を一曲。初めての顔合わせにしてはとてもうまくいき、楽しかった!みんなクオリティが高い!!

そして後半はヴォーカルとピアノのデュオによる、我々の敬愛する「武満徹」作品集。武満さんの書く歌曲は他のシリアスな響きの作品群とは完全に違った世界だ。難解さは微塵も無く、優しいメロディはその素晴らしい日本語の歌詞と共に深く心に染み渡る。。。「雪」「さようなら」など本当に素晴らしい曲だ。
デュオで5曲の後、全員による演奏を3曲。一番好きな「Unseen Child」で締めくくり。そしてアンコール。なんとノンストップで2時間以上の長丁場だったが、あっという間に過ぎ去った時間は濃密だった。我々もお客さんも、きっと満足したに違いない。なにより良佳さんの素晴らしい歌声が全てを包み込んだ素晴らしいコンサートでした!

終演後、三宮の焼き肉屋での打ち上げ。珍しい「ハツ刺し」などをいただいて談笑するのもつかの間、最終新幹線で神戸を後にしたのでした。

疲れた〜!!

写真は打ち上げにてメンバーと。他にも画像アップ!!

投稿者 石井彰 : 03:10 | ライブ | コメント (2) | トラックバック (0)

吹田〜茨木

吹田、茨木はそんなに馴染みがない場所だが今日は一日をこの地域で過ごすことになった。

吹田にある「うたまくら」というピアノ工房。以前から気になっていた場所だった。というのも、ここにもなにやら良さげなベヒシュタインがあるのをチェックしていたからだ。なかなか時間が取れず行く機会がなかったのだが、今回は昼の時間がかなり余裕があるので行ってみることに。前の日に調べると、なんと、丁度今日、楽器レクチャーコンサートがあることを知り申し込んだのだ。

朝10時コンサート開始。私にしてみれば激早な時間設定だが、がんばって早起きして吹田に向かう。会場はこじんまりとしたマンションの一室の工房兼ショールームといった感じ。古楽器とアップライトが5台、非常にシンプルだ。

時間になり本日に演奏とお話担当の社長さんである、「歌枕直美さん」と楽器の解説を担当する調律師の「荒木欣一氏」登場。古今の楽器を使用したミニコンサートでした。特に印象に残ったのはき「クラビコード」の非常にデリケートで繊細な響きでした。かのバッハなどは自宅でこういう楽器を使って作曲したり練習してたんだろうなあと思いを馳せる。。。。

コンサート後半はマンションの隣室にある「うたまくら茶論」に場所を移してお茶とケーキをいただきながら、ベヒシュタインの音色を聴くことに。ベヒシュタイン パリッサンダー 1889年製ということ。パリッサンダーというのはローズウッドのことだそうだ。自分のベヒシュタインより15年も古い。

今回の参加者の半数…といっても4人だが、ベヒシュタイン所有者!!いかにマニアックな楽器でマニアックなピアノサロンなことか!!ベヒシュタインは国内では珍しい(と言ってもめったにお目にかかれないといいた程ではないが)ので、自分の楽器と他の楽器を比べたいのだ。そして自分の楽器が素晴らしい物、あるいはハズレな楽器だと認識して一喜一憂するのだ。
はっきり言って「お.た.く」
自分が選んだ楽器はどの程度のモノなのか気にはなる。自分が気に入って買ったとはいえ、他にもっともっと素晴らしい楽器があれば悔しいだろう。

さてここのベヒシュタインは?!

素晴らしい楽器でした!!つい先日、楽器が出来て以来、初の修理を行ったとのこと。なんと117年ぶりに修理されたのだ。それだけ昔の楽器は職人の魂が入っていて生き続けている証拠だ。
で、私が落ち込んだかと言うと…そんなことはありませんでした。解ったのは、当たり前の事だが、楽器にはそれぞれ個性があるということだ。現代のピアノにはメーカーそれぞれの特色はあるにせよ、個々の違いはほとんど無いというのが私の感想だ。うたまくらさんのベヒも家のベヒも違うが、それぞれ素晴らしい。こういうピアノが存在するのを知って幸せな気持ちになりました!

コンサート後は調律師の荒木さんとかなりまたマニアックな会話に花を咲かせ、昼食までごちそうになり、満足しておいとまさせていただきました。

そして夜は、茨木にある「アルニコ」での、たなかりか(vo)とのライブ。今回で3回目だ。とてもファンキーなマスター夫妻がやっている居心地の非常に良い空間だ。いつも熱心なお客さんで満員だ。ヴォーカルとのデュオは自由で心も安らぐし楽しい。歌伴なんか…と思っていたころもあったが歌も楽器も一緒だ。いいものはいい。それに元来、私は歌好きなのだ。

いつもよく来てくれる私の愛弟子の奥村美里さんも飛び入りしてくれて演奏は大いに盛り上がったのだった。

ここでの楽しみはステージの前後にもある。今日はリハーサル中にママさんの宮下明子さんと連弾でセッションしてしまった。彼女はエレクトーンの先生なんだそうだ。知らなかった!!なかんかの腕前でしたよ!今度12月にはアルニコでライブもあるそうです!

ステージ後はお約束の宴会!前回約束していただいた「ほんまモンのカンパチ鍋」を自家製ポン酢でいただく。身がしまってて美味しい〜(笑)!

お客さんでいらしてた方に、本職はお医者さんでロボットの研究もなさっている方がいらして、奥様が露天商(本人談)だという。酔っ払ってて、なんだかよく把握できなかったが、物凄い事をしてる方なんだとHPを拝見して解りました。その露天で売っていて人気商品と言われる「宙に浮かぶ不思議なボールペン」なるものをいただきました。ありがとうございました!(写真参照)

酒を飲みながらマスター夫妻と結構マジな話をしたりして時間を忘れてしまう…アルニコとはそういう素敵なBarです。是非一度足を運んでみてはいかがでしょう?

投稿者 石井彰 : 03:24 | ライブ | コメント (3) | トラックバック (0)

久し振りの休日。

今日は久し振りのオフ。お昼に大坂昌彦と共に名古屋駅に向かう。多田誠司は金沢へ、上村信は東京へと皆ばらばらだ。大坂くんは兵庫県西脇市に行くらしい。名古屋駅で彼と別れ、食べそびれた「ひつまぶし」を無理やり食べて新幹線ホームへ上がると、見慣れた姿が…。井上陽介と小山太郎だ!彼らも名古屋でライブだったらしい。世の中狭いなあ〜!!

大阪に着いたものの、このまま実家に帰ってだらだらするのも時間がもったいない!ということで、コンサートか映画に以降!と思い立つ。丁度良いコンサートがなかったので映画にする。映画館で映画鑑賞なんて何年ぶりだろう?

そしてクリントイーストウッド監督の「父親たちの星条旗」を見ることに。

太平洋戦争末期の硫黄島での攻防戦を日米両側からそれぞれ描く2連作のアメリカ側版だ。硫黄島戦のことはほとんど知らなかったが、これほどひどく無意味な戦いとは知らなかった。もっとも戦争自体、無意味で空しい物だが…。ひょんな事から「硫黄島の英雄」と祭り上げられた3人の帰還兵の心の葛藤を通して戦争の空しさ、人間の愚かさを描いたなかなか見ごたえのある映画でした。12月に封切られる日本側版も是非見てみたいと思う。

もし見た方いらしたら感想書き込んでくださいね〜!!

投稿者 石井彰 : 00:05 | その他 | コメント (6) | トラックバック (0)

浜松〜名古屋〜大阪

久し振りにthe MOSTでのライブが東海地方2Days行われた。

17日
今日は浜松YAMAHA本社でのコンサート。ヤマハからの下請け(部品の製造)に携わる方々を対象にしたコンサートが本社ホール内で定期的に行われているとのこと。ほとんどがクラシックだが、記録写真にはチックコリアの姿も見える。

ここには、私が尊敬するクラシックピアノのロシアの大ピアニスト「スビャトスラフ.リヒテル」も訪れたことがあるはずだ。リヒテルは晩年ヤマハのピアノを愛したとも言われる一方、ピアニストはピアノを選んではいけないという発言もしている。しかし、やはり誰にでも好みはあるもので、彼はスタインウエイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン、ペトロフ、そしてヤマハを愛奏した。この中にヤマハの名前が出ることは驚異的なことだ。世界に何百とあるピアノメーカーの5本の指に入るのだ。確かにヤマハピアノのアベレージが高いのは事実。かの、グレン.グールドも最晩年にはヤマハを愛用していたほどだ。私も素晴らしいヤマハをたくさん弾いたが、最近のヤマハには少々疑問を感じるのも事実.…。そのヤマハピアノが製造されるところをこの目で確かめたいという希望もあり、喜び勇んで浜松入りしたが。。。。。。。。。

残念ながら、工場はもう終わった後で見学はできませんでした。うーん…。是非いつか来たいなあ。

今日は実はドラムは江藤良人で厳密にはthe MOSTではなく多田誠司カルテットだ。ピアノはCFV.とても状態は良い。ただ、ジャズの場合は「鳴り」がもう少し弾き手側に直接響くとやり易いのだが。

演奏は300人ものお客さんにも大そう受けて気持ち良く浜松を後にした。そのまま名古屋に移動して早々に休むことにする。チョッと風邪ぎみだから、うがいをしてビタミンをとって思いっきり寝よう!


18日
昼過ぎまでぐっすり寝て気分は良い!おそい昼食を大好きな「角丸うどん」の味噌煮込みうどんに決めて散歩がてら出かけて大満足。その後、ホテル近くのヤマハの楽器店でピアノをレンタルししばらく練習する。そして夕方「Star ★Eyes」入り。久し振りのザモス、やはり曲を忘れている!思い出して慣れるまで時間がかかる。しかしそんなことも言ってられない!えーい、いったれ!の精神で突撃〜!!満員のお客さんと共に今日も大合唱の新生the MOSTは盛り上がりまくったのでした。

写真は20日のロイヤルホースにて行われた多田誠司カルテット(私、荒玉哲郎、佐藤英宜)のライブ後のスナップ。超変則ツアーは終わりました。

投稿者 石井彰 : 02:19 | ライブ | コメント (0) | トラックバック (0)

ピアノ復活!!

自宅のピアノ「Bechstein 7」が約一ヶ月ぶりに戻ってきた!!

朝9時から、業者の方によるピアノ入れ替え作業。代わりのピアノが入っていたので、まずそれを搬出後、ベヒを運び込むのだ。まず、防音室のドアをはずす作業から入る。グランドピアノは足をはずしてしまえば厚みだけなのでそれほど手間はかからないのだが、アップライトの場合、鍵盤部の幅がかなりあるのでぎりぎりで微妙なのだ。実際、ベヒは幅が大きすぎて鍵盤部は取り外して搬出したのだった。ピアノ運送のプロは本当に手際がよくて頼りになります。ピアノの事と家の壁などを考慮に入れて素早くピアノを運び出す。

久しぶりに帰ってきたベヒシュタインはさすがに貫禄がある。しばらく小さいサイズがあって慣れてしまったので、改めてその大きさに圧倒される。現代のピアノは高くて130cmぐらいなので140cmのピアノは巨大な壁のようだ。

寒い外を運ばれて温度の高い部屋に入ったので、たちまち結露がピアノを襲う!急いで組み立てて、環境に慣らすために、除湿機全開でクーラーを21℃に保ち、1時間そっとしておきましょうということになった。結露をそのままにしておくとあっという間に弦が錆びてしまうからだ。

1時間後「ユーロピアノ」の技術者の加藤正人氏と女性アシスタント技術者の村野さんが作業を開始する。加藤さんはドイツのピアノマイスターの資格を取得されており、以前ユーロピアノにおけるセミナーに参加した際にお話されていて、その後個人的に自分の楽器についての悩みを相談したところ、我が家にピアノを診断に来てくださったのだった。そのセミナーの時から、その静かな口調の裏のピアノに対する深い愛情を感じていた私は、この人に任そうと思ったのだった。楽器を入手した流通ピアノさんには悪いが、これは仕方がない。加藤さんも診断の際に「物もいいと思うし、修理も丁寧。だが、弦の取替えが中途半端なのと整調整音がいまひとつ。」と思っていたことをズバリと言ってくださったので、とてもすっきりしてお願いすることにしたのだった。

まずは整調作業から。鍵盤の微妙な深さの調節、ハンマーの細かい部品の交換、アルコールランプを使ってのハンマーの微妙な曲がりの修正などなど。非常に繊細な作業だ!ピアノも喜んでいるようだ。なんせ製造から102年経っているのだ。人間ならとっくに死んでいる。しかし木は生きているのだ!こうやって消耗部品を交換してやってがたついた部分を丁寧に直せばまだまだ使えるのだ。というか、今のピアノには無い枯れた、というか熟成した豊潤な響きを出すのだ。人間も一緒だなあ。。。。

そして何度も調律をしながら、整音作業。ハンマーを削ったり針を刺したりして音色を整えていく。これがマジックなんだなあ。羊毛を固めたハンマーの肩の部分に針を刺すと音色を変化させていくのだ。不思議だなあ。人間も針治療をするか!?なるほど、ピアノのツボなんだとか思ったり。

こういった作業を間近に見るのはホント楽しい!ピアノに対する愛情も深まるし、しくみを知ることによって楽器を弾くときに、より親近感を覚えるに違いない。

作業は延々と6時まで続いてやっと終わる。弾いてみてビックリ!!まさに上品にクリアに生まれ変わったのだ!もちろん弾き心地もしっかりしている。まさに、このベヒシュタインが本来持っている力を十分に発揮してくれたような無駄の無い力強さが備わったのだった!

今日のこの作業をしてくださった加藤さんと村野さんに感謝いたします(写真は加藤正人氏と村野さん)m(_ _)mありがとうございました!


その後、六本木アルフィーに飛んでいく。3日間続いた「北浪良佳」とのライブ最終日なのだ。代々木NARU、GRECOと素晴らしい歌声を聞かせてくれた彼女は、今日はベースに安田幸司を入れたトリオでさらに実験的に積極的に歌う。彼女の師匠の「伊藤君子さん」も聞きにいらしていて、どれだけ彼女が期待されているのかも窺い知れるところだ。今後の活躍を大いに期待したいです!

今月26日には兵庫県立美術館において、北浪良佳のコンサートが行われます。もちろん私も共演させていただく予定です。皆様、是非聞きにいらしてくださいね!

投稿者 石井彰 : 02:30 | その他 | コメント (4) | トラックバック (0)

ヒルトップジャズフェスティバル 岡崎

岡崎市制90周年「ヒルトップジャズフェスティバル」が行われた。

2800人収容の市立体育館はジャズを演奏するには馬鹿でかい!しかし広い会場隅々まで演奏者もお客さんも楽しい空気で埋め尽くしたのでした。

まずは、「山下洋輔パンジャスイングオーケストラ」。演奏曲目はあまりにオーソドックスなスイングナンバー揃い。In The Mood,Sing Sing Sing,Rock'n Rythmなどなどのナンバーが個性の強いメンバーのより、みるみるうちに姿を変えていく様は圧巻だった。

続いて我が「日野皓正クインテット」の出番。こういう屋内のでかいステージもいいもんだ。野外だと反響して戻ってくる音が聞こえずに少々不安になることもあるが、音が跳ね返って聞こえてくる分、安心感もある。ピアノは素晴らしいYAMAHA CFV。今日もいろいろ実験的な試みもあり、70分のステージはあっという間に過ぎたのでした。

そしてフィナーレは、昨年の愛知万博の時の再演、「光ヶ丘女子高等学校」の吹奏楽部、合唱部、ダンス部とのセッションだ。今回はヘンデルのオラトリオ、「メサイヤ」から「ハレルヤ」のアレンジ。荘厳さと自由さが合わさり、なんともハッピーな演奏になりました!高校生諸君素晴らしいパフォーマンスでした!

打ち上げでは、山下さんともお話させていただいたり、ドラムの村上ポンタさんともお話させていただき有意義なひと時でした。山下さんは、僕が高校生のころ初めてジャズライブハウスに連れて行ってもらったのが山下洋輔トリオで、その演奏に非常に感銘を受けたこともあり、こうして一緒の席でお酒をいただけるのも感無量でした!

投稿者 石井彰 : 21:54 | ライブ | コメント (3) | トラックバック (0)

「パリ左岸のピアノ工房」の…。

用事があって、八王子にある「ユーロピアノ」にでかけた。自宅のベヒシュタインが修理の為、入院しているのだ。その修理状況の確認を兼ねて工房見学をさせていただいた。

修理は順調に終わり、出荷待ち状態だが、ばらばらに分解されたまま。少々かわいそうだが、工房内でも相当立派にでーんと置いてありうれしくなる。

その後、中古ピアノが展示販売されているフロアへ。

「珍しいのが入っているんですよ!」     おお〜それは楽しみ!

なんと「STINGL」(シュティングル)だ!!大好きな本「パリ左岸のピアノ工房」で、主人公が巡り会ったピアノがシュティングルだ。本で読んで一度見たみたい、弾いてみたいと思っていたのだが、まず日本には無いと思っていた。もうすでに無くなったウイーンのピアノメーカーだ。

アクションも違えばダンパー部も変わっている。音を出してみるとこれまた聞きなれない音色!ハンマーヘッドのフェルトの回りになんと「鹿革」が張られているのだ。現代のピアノとはかけ離れた音。1892年製というんだから、明治時代の楽器。こういった音色でピアノは奏でられいたのか。。。ハンマーフリューゲルとピアノの中間的なものらしい。

本の主人公もこの音色に魅せられたのかあ…。

音色を言葉であらわすのは無理だなあ。ほっとする、なんとなく懐かしい音色。興味がある方は是非見に行くことをお勧めします!

写真もいろいろアップしました。

投稿者 石井彰 : 00:51 | その他 | コメント (2) | トラックバック (0)

神戸元町ジャズピクニック

昨日から神戸入り。「Motomachi East ジャズピクニック」に参加するためだ。とは言っても主役は高校生のジャズバンドの諸君たちだ。近隣の高校4校と日野クインテットがそれぞれ共演するのだ。

昨日の公開リハーサルもとてもスムースに進み本番を迎えた。北陽高等学校、兵庫県立高砂高等学校、甲南高等学校、柳学園高等学校の皆さんと共演、皆素晴らしい音を聞かせてくてた。

一番感じた事は、皆、本当にジャズをカッコいいものと思ってロックバンドをやっているのと同じようなノリで捕らえていて心からスイングを楽しもう!!としていることだった。ブラスバンドの延長でジャズっぽいものもやってみようか、みたいなノリは全くない。アメリカの一線級の音を俺たちも出してみたい!といった連中がうじゃうじゃいるのだ、神戸には!!驚いた!!

特に驚いたのは、兵庫県立高砂高等学校のアンサンブル能力の高さ!とにかく全員が一丸となってスイングする音圧たるもの、物凄いものがあった。しかも全員女子!映画「スイングガールズ」のモデルになったバンドだ。かっこいい!
そして、甲南高等学校の個人技の巧みさ。大学のジャズ研か?というくらいオマセさんの軍団。みな大人なスイング感を知っているのだ。

将来がとても楽しみになって嬉しくなったのでした!

写真は会場の兵庫県立公館。歴史を感じさせます。

他にも写真アップしています。

投稿者 石井彰 : 23:22 | ライブ | コメント (0) | トラックバック (0)

ゴージャスなジャズフェス

今日は銀座インターナショナルジャズフェスティバルに出演した。日野皓正クインテットは久々な気がする。

文化の日の今日、秋晴れの銀座はたくさんの人々で溢れている。歩行者天国の銀座を歩くのは初めてだ!なかなかいいもんだ。こんなに朝早くに銀座にいるのも不思議な感じだ。

今日は昼夜2回公演。1回目は「シャネル」のイベントホール。こんなことでもない限り、絶対踏み入れないビルだ。ホールにはなんと、スタインウエイ150周年記念限定モデルのA型がデーンと置いてある。その上なんと、デザインはシャネルのデザイナーがデザインしたらしい。。。。。うーむ、不思議な感じ。妙に「和」テイストだ!漆塗りのような、朱色が大胆に使用されている。
音はいかに?!これは残念ながらイマイチ。というかほとんど弾かれていない感じで鳴らない。当然と言えば当然か!?普段は多分、ファッションショーなんかで使われていて、コンサートなんかほとんどないんだろーなー。

コンサートは抽選で当たった人だけが入れるプレミアムライブ。たくさんの人々が熱心に聞き入っていた。

夜は「バーバリー」に場所を移しての演奏。ピアノはヤマハC3。今日はヤマハに軍配が上がったのでありました!

投稿者 石井彰 : 23:47 | ライブ | コメント (2) | トラックバック (0)
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